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プラセンタエキス|化粧水・美容液・サプリなどの美白効果

更新日:2017.12.13
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
聖心美容クリニック東京院 院長 伊藤康平

プラセンタエキスは美白効果が期待できる成分としてよく知られ、化粧品や注射、サプリメントなどさまざまな形で用いられています。この記事ではプラセンタエキスに含まれる成分や期待できる効果についてドクター監修のもと、ご紹介します。

ヒト・動物の胎盤から抽出したプラセンタエキス

プラセンタエキスには複数のアミノ酸やビタミン、ミネラルなど私たち人間の生命を維持するのに必要な栄養素が豊富に含まれています。クリニックでは肝炎や更年期障害の治療にも使われることもある成分です。一説には紀元前から美容や医療目的で用いられていたともいわれています。

現代ではさまざまな用途があり、プラセンタの種類もクリニックで行われるプラセンタ注射に使われるヒト由来のものと、医薬品や化粧品、サプリメントに使用される豚や馬由来などがあります。

プラセンタ(サプリメント・美容液・化粧水など)の効能

プラセンタは自然治癒力を高めるとされており、具体的には

  • 血行を促進する
  • 基礎代謝を上げる
  • 自律神経のバランスを整える
  • 免疫機能を高める
  • 抗炎症作用

などの効果が期待できるとされています。

プラセンタの美肌効果

プラセンタには肌の弾力やみずみずしさを保つ働きのある「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」が多く含まれています。また、細胞の生まれ変わりを助ける成分も含まれているため、肌の新陳代謝を活発にし、美白につながるとされています。

プラセンタエキスに含まれる美白作用

プラセンタエキスは、そこに含まれる数多くの成分により多様な働きがあります。

プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことであり、そこから栄養素を抽出したのがプラセンタエキスです。その胎盤の主な機能が胎児の成長を促すことからもわかるように、代謝の促進がプラセンタエキスの大きな作用の1つです。毛細血管の血流をよくして肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進することで、メラニンを含んだ古い角質がはがれ落ちるのを促します。それにより、色素沈着してできてしまったシミやくすみなどを改善する働きがあるのです。

さらに、プラセンタエキスにはシミの発生を防ぐ効果が期待されています。メラニン色素のもととなるチロシナーゼという酵素を阻害して、メラニンの生成を抑制する働きがあります。

また抗炎症作用もあるので、ニキビや赤みなどの炎症も抑えます。

プラセンタに含まれる成長因子には上皮細胞増殖因子、線維細胞増殖因子があり、ハリや弾力に大きく影響するコラーゲンやエラスチンの生成を促す作用があります。さらに肌にうるおいを与えるアミノ酸も多く含まれているので、ふっくらとハリのある肌を目指せるでしょう。

うるおいのある整った肌は光をきちんと反射できるため、肌の色がより明るく見えるようになり、美白効果をさらにアップできるでしょう。

プラセンタサプリなどの経口摂取による効果

プラセンタには、人体を作るために必要な3大栄養素であるタンパク質・脂質・糖質をはじめ、各種ビタミンやミネラル、酵素、核酸などが存在しており、皮膚に塗るだけでなく体内に摂取しても効果が期待できます。

一般的にプラセンタ療法では注射や点滴が用いられることが多くありますが、内服薬やヒト由来のプラセンタサプリメントでも一定の効果が期待できると考えてよいでしょう。

シミやシワなどの悩みにおすすめ!

シミのもとであるメラニンの生成を抑えて新たなシミやソバカスが作られるのを防ぎ、肌の新陳代謝を高めることで美白につながります。また、肌の再生に欠かせないアミノ酸を豊富に含み、血行促進作用、抗酸化作用を持つため、シワの予防にも効果が期待できます。

ヒアルロン酸配合のプラセンタエキスは肌の水分量を保つ

肌の水分を保つコラーゲンやヒアルロン酸が含まれているだけでなく、コラーゲンの生成をサポートする働きもあるため、肌の弾力アップも期待できます。

ヒト由来のプラセンタ注射経験者は輸血できない

日本赤十字社では、過去にヒト由来のプラセンタ製剤を用いた注射を受けたことのある方からの献血を控えるよう、広報しています。

プラセンタ注射と関連したvCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病=クロイツフェルト・ヤコブ病は神経難病のひとつで、抑うつ、不安などの精神症状から始まり、進行性認知症、運動失調などを発症。発症から1年~2年で死亡するケースが多い。中でも変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は牛の海綿状脳症との関連が疑われている)の発生は報告されていませんが、いまだvCJD自体に解明されていない点が多く、現在の科学的な検査では輸血時に検査ができません。そのため、プラセンタ注射によるリスクが十分に否定できず、予防的対応がとられています。

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