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垂れた胸(バスト)を治す・戻す方法

更新日:2018.10.31
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
すなおクリニック 院長 土屋沙緒

一度垂れてしまったバストを自力で元の位置に戻すことはできませんが、エクササイズや生活習慣を見直すことにより下垂を食い止め、ハリを取り戻すことは可能です。ここではその方法について説明します。

治す

あまり聞きたくないことかもしれませんが、一度垂れてしまったバストを、自力で元に戻すのは難しいです。しかし下垂を食い止め、ハリを取り戻すにはいくつかの方法があります。ここでは、バストをケアして下垂を食い止める方法をいくつか紹介します。

バストの下垂を食い止める簡単エクササイズ

大胸筋はバストを支えている筋肉です。大胸筋を鍛えたり刺激を与えたりすることでバストの下垂を予防し、ハリをアップさせることができます。その大胸筋に働きかける簡単なエクササイズを紹介していきます

両手を胸の前で押し合わせる

このエクササイズは、手軽にできるのでオススメです。夜リラックスしながら、または仕事などの合間にもトライしてみてください。

1.背筋を伸ばした状態でひじを真横に開き、両の手のひらを身体の正面で合わせます。

2.両の手のひらを強く押し合わせ、10秒ほどその状態をキープします。これを1日10セット程度行います。

生活習慣を見直す

エクササイズも大切ですが、身体を作る日頃の生活習慣もとても大切です。 バストアップだけに限らず、女性にとって身体の冷えはあまりよくありません。全身の血行が悪いとバストの血流も悪くなり、下垂に繋がります。半身浴をする、冷たい食べ物の摂取を控えるなどして身体を温めましょう。

さらに日頃の姿勢もとても大切です。猫背はバストの下垂の原因となるので、肩と背中を丸めず顎を引き、背筋を伸ばして良い姿勢を保つようにしましょう。

また胸腺発達を司る女性ホルモンの分泌を促す食品をとることも、バストの下垂予防に効果的です。女性ホルモンによく似た作用を促す大豆食品や卵、ナッツ類なども女性ホルモン分泌促進に有効です。

下着の選び方、着け方を見直す

自分でも気付かないうちにバストサイズは変わっているものです。サイズの合わない下着を着けるとバストのサイズダウンや下垂に繋がるため、定期的にバストサイズを測り、適切なサイズの下着を身に着けるようにしましょう。

正しい下着の着け方は以下の手順で行います。

下を向いて、バストを下着のカップに収めながらホックを留める。手でワイヤーを少し浮かせて、反対の手でバストを下から引き上げるようにしながらカップに収める。この時、バストの下の丸みが下着のカーブと合うように気をつける。手を後ろに回して、背中と脇の肉もカップの中に収めましょう。

お手洗いに行った時など、1日に何度か下着にキレイにバストが収まるよう位置を修正しましょう。毎日丁寧に行っていると、下垂の進行を抑えバストサイズがアップする場合もあります。

産後のバストの下垂予防について

産前、産後はバストサイズが大きく変化します。こちらでは、産後のバストの下垂を予防するためのエクササイズやマッサージを紹介します。

(1)授乳は左右バランス良く

授乳時に母乳の出やすい方ばかりで授乳していると、母乳の出やすい方のバストがどんどん大きくなり、反対に出にくい方は小さくなっていきます。結果、授乳後のバストサイズには左右で大きな違いが出ることに。しかも大きい方はより垂れやすくなってしまいます。大きさのバランスをとるためにも、授乳は左右バランス良く行いましょう。

(2)マッサージやエクササイズは軽めに行う

授乳期間中の身体は、通常時よりも体力を消耗しやすくなっています。また授乳のために発達した胸腺は、力を入れ過ぎると傷みやすい状態となっています。エクササイズなどは無理のない範囲で行い、マッサージも軽めのタッチで胸腺を傷つけないように行いましょう。

(3)下着のサイズを改めて確認する

授乳終了後は、バストサイズに変化が起きやすい時期です。改めてバストサイズを確認し、サイズに最も合った下着を身につけることで下垂を防ぐことが出来ます。面倒でも、手持ちの下着のサイズが合っているか確認しましょう。

以上のストレッチや下着などの選び方に気を付け、垂れてしまう恐れのある産前・産後のバストをケアしていきましょう。

悩みが深い場合には手術で下垂を改善

どうしても悩みが深い場合には、バストの下垂を治療する形成外科手術が可能です。手術では劇的な効果が得られますが、一生のことですので治療期間やリスク説明などを丁寧にしてくれるクリニックを選び、納得した上で治療を受けるようにしましょう。

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