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クリニックでの女性器の黒ずみ治療

更新日:2016.12.09
公開日:2014.06.01
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

女性器の黒ずみをケアする方法を、ドクター監修の記事でお伝えします。小陰唇と大陰唇では黒ずみが起きる原因や対策も異なるので、正しい知識を身に着けておきましょう。

摩擦などの刺激によって黒ずむ女性器

顔のシミやくすみは紫外線が大きな原因の1つですが、「では、紫外線があたらない女性器がどうして黒ずんでしまうの?」と思われる方もいるかもしれません。

女性器は角質層が薄く、刺激に敏感な部分。長年の摩擦などの刺激による影響や、女性ホルモンのバランスによってメラニンの働きが活発になって黒ずみが生じる、また炎症などによるダメージが理由として挙げられます。

女性器はとても複雑な構造をしています。女性器のなかでも黒ずみが気になる“小陰唇”と“大陰唇”で分けて解説をしたいと思います。

小陰唇の黒ずみは切除も

小陰唇(しょういんしん)とは、女性器の割れ目に沿った内側にあるひだ状になっている部分。本来はピンク色をしていますが、身体の成長と共に大きくなり赤黒くなってきます。

大きさは人によって異なりますが、直立した状態で小陰唇が少しはみ出て見える程度であれば正常な大きさと言えるでしょう。目立つほどはみ出していたり、ぶらりと垂れているようであれば大きすぎると判断できます。

小陰唇は女性器や尿道を細菌などから守る働きがあり、これらを覆うようになっていますが、小陰唇が大きいと下着などに擦れて摩擦が起こり、黒ずんできます。小陰唇が黒ずんでいるとセックスの回数が多いのではないかと思われがちですが、そのようなことはありません。子供の頃は確かにピンク色をしていますが、年を重ねるごとに誰でも色素沈着により黒ずんでくるものなのです。

また小陰唇が大きくはみ出していると、スポーツをする時などに擦れて痛みを感じるといったことがあります。さらにひどくなると、歩いたり座ったりすると下着と擦れて痛みがあるなど、日常生活に影響がでてくる場合もあります。

こうしたトラブルに対しては、小陰唇の外側を手術で切除するといった方法をとります。手術時間は20~30分程度。腫れのピークは4~5日で、シャワーは当日から使用できます。その後1か月ぐらいで自然な状態になります。

小陰唇を縮小する手術により黒ずみも除去すると共に、摩擦による黒ずみも起こりにくくなります。

大陰唇の黒ずみにはケミカルピーリング

大陰唇(だいいんしん)は、小陰唇の外側にあるふっくらとした部分。ふっくらと柔らかい形状からも想像されるように、大陰唇はそのほとんどが脂肪からできています。また汗腺と皮脂腺がたくさんあり、汗をかきやすく、陰毛との摩擦によってかゆみや炎症が起こりやすい傾向があります。

大陰唇は他の肌と同じ色をしていますが、外部からの刺激を受けやすいのでメラニン色素の沈着により、成長するにしたがって少しずつ黒ずんでくることもあります。大陰唇の黒ずみケアを簡単にしたい場合は、ケミカルピーリングを行うのが1つの方法です。

ケミカルピーリングは酸によってメラニンを含む古い角質を剥がし、黒ずみを薄くします。たんぱく質酵素を用いた前処置を行うことで、よりピーリング剤の浸透を高めるという方法もあります。古い角質が落ちることで黒ずみがケアされるだけでなく、皮膚のザラつきをなくし、スベスベになるといった嬉しい効果も。

しかし大陰唇はデリケートな部分なので、ピーリング剤の濃度などについて専門医とよく相談の上、施術を行うようにしましょう。

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