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美白化粧品・化粧水の成分とおすすめのケア方法

更新日:2017.12.15
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック 院長 竹中ちひろ

毎日のスキンケアに美白化粧水を上手に取り入れる方法について、ドクター監修の記事でお伝えします。美白化粧品によるトラブルが話題となり、「美白ケアをしたいけど、少し不安」という方は、正しい知識を身につけましょう。

美白化粧水の成分とシミ・くすみへの効果

美白化粧水の歴史は意外と古く、日本では1900年代の初めの頃にはキュウリのエキスを配合した化粧水が発売されています。化粧水を使う本来の目的は、洗顔などで失われた水分と保湿成分を補い、肌をみずみずしい状態に整えることです。これにプラスして、美白効果を目的としているのが、美白化粧水と言えるでしょう。

美白化粧水に含まれる成分にはビタミンC誘導体、プラセンタエキス、カモミラET、アルブチンなどがあります。抗酸化、酵素チロシナーゼの活性を抑える、代謝を活性化するなど作用はさまざまで、成分によって働きが異なります。

美白成分としての働きは大きく2つに分かれ、シミやくすみの原因となるメラニンを作らないように働く「メラニン生成抑制作用」と、すでにできているシミやくすみを薄くする働きのある「メラニン還元作用」があります。

アルブチン

アルブチン配合の化粧品で美白ケアをする際は、肌のターンオーバーをケアする化粧品を組み合わせて使うのがおすすめ。古い角質を取り除くことで、より透明感のある肌に近づけます。

美白成分と言えるものは、厚生労働省に認められている成分のみです。美白化粧水を選ぶ時に成分を確認することをおすすめします。

プラセンタ

プラセンタには、メラニン色素がつくられる過程で大きな役割を持つ「チロシナーゼ」という酵素を非活性化させ、メラニン色素の産生を抑えてシミを予防する美白効果があります。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体には、抗酸化作用、新陳代謝を促す作用、できてしまったメラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用、皮脂分泌のコントロール作用、肌をなめらかにする作用などさまざまな美容効果があります。

詳しくは

『美白化粧品の種類と正しい選び方』をご覧ください。

美白化粧水のおすすめの使い方

化粧水は、よりデイリーなお手入れで簡単に美白したい人におすすめ。また、顔全体をまんべんなく美白ケアしたいという時に向いています。ゆっくりスキンケアをする時間がある時はシート状のマスクに美白化粧水を含ませて、顔全体を覆って成分の浸透を促すといった使い方もよいでしょう。

肌への浸透を高めるコツ

化粧水は肌を保湿するための成分として低分子で浸透力の高いグリセリンやベタインなどや、高分子で表面にとどまり水分の蒸発を防ぐヒアルロン酸やコラーゲンなどをバランスよく配合することで、肌になじみやすく浸透しやすい工夫がされています。

多くの方が「手のひら」か「コットン」のどちらかを使っていると思います。どちらにも一長一短があり、これがベスト!と必ずしも言い切れないのですが、効果的な使い方を少しご紹介します。

まず、手のひらを使う場合、コットンよりも肌への刺激が小さく、手の温もりで自然と毛穴が開き浸透しやすいというメリットがあります。ただし、デメリットとしては、コットンに比べ、ムラなく十分に浸透させることが難しいと言えます。

逆に、コットンを使う場合、優しくパッティングしても手のひらに比べると多少肌へ刺激を与えてしまいますが、ムラなく十分に浸透させることができます。コットンには、ケチらずたっぷりと化粧水を含ませることも大切です。

どちらの場合も、洗顔後、できるだけ時間を空けずにケアすることと、「パッティング」といってもパチパチはたくのはNG。優しく押さえてじっくり馴染ませるというのがポイントです。そして、特に乾燥しがちな目元や口元には、たっぷり化粧水を含ませたコットンをのせて5分くらい放置するというのも、効果的です。

美容液の場合は化粧水より美白成分がたっぷりと配合されており、テクスチャーもしっとり感が高いものが多く見られます。美容液は特に美白したい部分に集中的に使うのがおすすめです。

美白化粧品を使用する際の注意点

美白化粧水(医薬部外品)は医薬品よりは作用が穏やかですが、ストレスなどで肌が敏感になっている時などはトラブルも起きやすくなりますので、使用する前にはパッチテストをしましょう。二の腕の内側に美白化粧水を塗り、24時間様子を見てトラブルが起こらないか確認してから顔に使うようにしましょう。

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