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美白化粧品の選び方(4)美容液
美白の集中ケアと美容液の選択、美白成分について、ドクター監修の記事でお伝えします。さまざまな美白アイテムがあるなかで、「何をどう選んだらいいのかわからない」「どうつけたらいいの?」という方は参考にしてください。
本格的な美白時代へ
美白ケアの本格的な始まりは2000年代に入ってから。1980年代に薬事法が改正され、美白の有効性に関する本格的な研究が始まり、様々な美白成分が開発されるようになりました。例えば、ビタミンCは美白作用が知られてはいたものの水溶性で不安定な成分だと言われていましたが、誘導体になることで安定的に医薬部外品に配合できるように。
こうした流れのなかで2000年代から美白ブームが起こり、様々な美白ケア商品が開発されるようになります。
ところが今や「美白アイテムが多すぎて何を選んだらいいのか、分からない」という方も少なくないはず。毎日のスキンケアだけでなく、クリニックでの治療やエステなどもあり、美白の選択肢はどんどん増えています。
効果的な美白ケアやアイテムかを判断するには、美白のメカニズムや美白成分を理解することが大切です。ここでは“美容液”に的を絞ってお伝えします。
美容液で、集中美白ケア
美容液は化粧水よりも有効成分がたっぷりと配合されているものが多く、できてしまったシミ、くすみの気になる部分を重点的にケアするのに向いています。
美白成分には大きく分けて「メラニンができるプロセスを阻害するもの」と「できてしまったシミを還元するもの」があります。前述のビタミンC誘導体やハイドロキノンは「できてしまったシミを還元する」代表的成分です。
シミを薄くしたいだけの場合には、このビタミンC誘導体やハイドロキノンが配合されている美容液を選ぶと良いでしょう。ただしハイドロキノンは高濃度のものでは効果が高い分、副作用などのリスクがあり使用には注意が必要です。自己判断では使用せず、美容皮膚科で処方してもらうのがよいでしょう。
また乾燥や敏感などのトラブルを抱えている肌で美白を行いたい場合には、美白効果と保湿効果を併せ持つプラセンタエキスを主に使われている美容液を選びましょう。
このように美白成分の特徴を理解して、自分の肌の状態や目的に合わせて活用していくことがポイントとなります。
詳しくは『美白化粧品の種類と正しい選び方』を参考にしてください。
美白ケアは効果が期待できる一方で、肌トラブルが起こることも。かゆみや赤み、白斑といったトラブルが起こった場合には、早めに皮膚科医に相談しましょう。
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