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目元のしわ・くまに使うアイクリームの成分とアイケア

更新日:2018.03.05
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
カリスクリニック 院長 出口正巳

目元の皮膚は、他の部位より薄いため、外部の環境に影響されやすいもの。そんな目元の乾燥やたるみを防ぐにはどのようなケアが必要でしょうか。ドクター監修のもと、目元の小ジワ対策におすすめのアイクリーム配合成分を紹介します。

目元の皮膚は人間の皮膚の中でもっとも薄く、他の部位の3分の1程度の薄さしかありません。デリケートな目元にはどのようなケアを行なうのがよいのでしょうか。ここでは目元のお悩み別におすすめのアイクリーム成分をご紹介します。

目元は乾燥しやすい

目元は皮膚が薄いため、外部環境の影響を受けやすくなっています。そのうえ、アイシャドーやマスカラ、アイラインなどのメイク、まつげエクステやクレンジングなど、皮膚へ与える刺激が多い部位です。結果として、冬場の乾燥、花粉、紫外線の強い時期には皮膚が乾燥し小ジワができやすくなります。このような乾燥による小ジワ対策には保湿が非常に大切です。

目元のしわ、たるみに働く成分はこれ

(1)乾燥ジワにはセラミドやヒアルロン酸でうるおいを

先に述べたように、目元は乾燥しやすいため、「保湿」が非常に大切です。保湿のためには水分を与えて乳液やクリームで水分の蒸発を防げば大丈夫だと思っている方が多いですが、乳液などに含まれている油分自体には水分を保持する力はありません。そのため、「セラミド」や「ヒアルロン酸」など、水分を保持する働きを持った成分が配合されているものを使うとよいでしょう。

セラミドは表皮の角質層に、ヒアルロン酸は真皮に働き、それぞれで大切な役割を果たします。ヒアルロン酸を補うことにより真皮の保水力を高めたうえで、角質層にあるセラミドを補って保湿とバリア機能を高めれば、肌内部の水分が外に逃げてしまうのをできる限り防ぐことができます。

(2)肌のハリや弾力を改善するペプチド

まずはペプチドや成長因子(どちらもアミノ酸のつながったもの)について説明します。小さな分子量で皮膚に浸透しやすいのが合成ペプチド、生体内に存在して機能する大きな分子量の情報伝達物質が成長因子です。

ペプチドはアミノ酸がいくつか繋がる構造をしていますが、分子量が小さいので皮膚に浸透しやすく肌のハリや弾力を改善したり、表情ジワを少なくしたりする作用があります。天然の成長因子は加齢とともに減少してしまいますが、化粧品として肌に塗布することで肌のハリ・ツヤを取り戻せるでしょう。

(3)皮膚を健康に保つビタミンA

ビタミンAは皮膚に必要不可欠なものです。しかし、不安定で変質しやすいため、化粧品には刺激の少なく安定した状態のビタミンAが使われます。化粧品として使われる成分は、ビタミンAの一種であるレチノールの誘導体、パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールなどです。

これらには、傷んだ細胞を修復し、線維芽細胞に働きかけて、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作る働きがあります。その結果、シワが薄くなり肌にハリが出てくるのです。刺激を感じやすい方もいるので、医師の指導のもと、刺激の少ないものから徐々にステップアップしてみましょう。

しわの種類に応じて使い分けるのがおすすめ

シワとひとことで言っても、肌の乾燥が続くと現れる浅いシワと、指でシワを押し広げてもなくならない深いシワ、「真皮ジワ」があります。先に述べた成分のうち、セラミドやヒアルロン酸は浅いシワに、成長因子やビタミンA(レチノール)は深いシワに作用します。自分のシワの状態に合わせて成分を選ぶことも大切です。

アイクリームを使ったスキンケアの注意点

目元の皮膚は大変デリケートなため、アイクリームを塗る際、強くこすると肌に刺激となり、色素が沈着してしまいます。これが茶ぐまの原因となってしまうこともあります。なるべく、伸ばしやすいテクスチャーのものを選ぶようにしましょう。

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