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まぶたの乾燥の原因とケア方法
まぶたの皮膚は非常に薄く、もともと乾燥しやすい部分です。そのうえ、メイクや目のかゆみなどの刺激も受けやすい部分であるため、対策が欠かせません。まぶたの乾燥の原因やケア方法について、ドクター監修のもと詳しく解説しています。
皮膚がデリケートな顔の中でも、特にデリケートな部位としてまぶたがあげられます。また、日ごろからアイメイクやクレンジングで大きな刺激を受ける部位でもあります。そのようなまぶたの乾燥は、どのような原因で起こっているのでしょうか。まぶたの乾燥の具体的なケア方法とあわせて解説します。
まぶたの皮膚はとても薄い
顔の皮膚は他の部位よりもデリケートですが、その中でもっともデリケートだと言えるのがまぶたの皮膚です。まぶたの皮膚は、顔のその他の部位に比べると1/3ほどの薄さであるため、外部からの刺激にとても敏感です。
にもかかわらず、まぶたは日常生活の中で刺激を受けやすい場所でもあります。顔は日焼けしやすい部位であり、まぶたも紫外線の影響を受けます。マスカラなどのアイメイクやクレンジング剤も、敏感なまぶたにとっては大きな刺激です。目の疲れもまぶたに影響を及ぼします。さらに、花粉症の方であれば、こするなどの刺激が加わることで、なおさら刺激を受ける機会は増えてしまうでしょう。
まぶたが乾燥してしまう原因
まぶたの皮膚は薄く、皮脂腺も少ないため、もともと乾燥しやすい部位です。その上に刺激を受けやすい部分ですから、乾燥してしまうのはある程度仕方がないかもしれません。
乾燥を進行させる大きな原因は、洗いすぎや保湿不足など、間違ったスキンケアが主なものですが、皮膚炎などの皮膚疾患に伴って皮膚乾燥が引き起こされる場合もありますので注意が必要です。
まぶたの皮膚はデリケートなため、アイメイクを落とす際に強くこすったり、洗浄力の強いクレンジング剤で洗いすぎたりしてしまうと、角質のバリアが破壊されて角質の水分量が減り、乾燥しやすくなります。そして、洗顔後の保湿が足りないと、より乾燥しやすくなります。
まぶたの乾燥への対策
まぶたは、もともともと乾燥やすい部位であることに加えて、アイメイクやこする刺激、洗いすぎなどの外的刺激によって乾燥を悪化させてしまうことを前述しましたが、日常生活においてすべての刺激を避けることは難しいでしょう。よって、まぶたを乾燥から守る適切なケアを行うことが大切になります。では、どのようなケア方法が考えられるのでしょうか。
肌にやさしいメイクとクレンジングを
目の周りの皮膚に負担をかけないようにするにはアイメイクをしないことが一番ですが、アイメイクをすべてやめるというのは現実的ではありません。そこで、肌に負担をかけないようなメイクやクレンジングが大切となります。
マスカラはお湯で落とせるタイプのものを使い、アイライナーやアイシャドウもお湯や石鹸のみで落とせるものを使うことが理想的です。クレンジング剤を使う場合は、こすらないで落とせるタイプのものを選ぶとよいでしょう。アイメイク専用のクレンジング剤を使うことも良い方法です。
保湿をしっかりと行う
角質層のバリア機能を保っておけば、刺激から皮膚を守ることができるので、洗顔後は保湿が大切です。保湿剤は刺激の少ないものを選び、強くこすらないように優しく塗りましょう。
目元用のアイクリームを塗る
保湿する際は、目元用のアイクリームを使うのも良いと思います。アイクリームは、保湿力が高くつくられているものが多く、配合されている成分も刺激が少ないため、まぶたの乾燥が気になる方に適しているといえるでしょう。
目元にパックをする
乾燥が強いときはパックをすることも良い方法ですが、通常の顔用シートパックはまぶたまでカバーされないものが多いため、その場合は、目元専用のパックを使用するとよいでしょう。最近では、まぶたから目尻、目の下までカバーするタイプのシートパックも発売されています。
また、普段使っている化粧水や美容液でまぶたに刺激がないようであれば、それらをコットンに染み込ませてコットンパックをすることもおすすめです。目を閉じ、まぶたの上にコットンパックを乗せて5分ほど置き、その後はクリームなどで保湿をしておくとよいでしょう。
敏感肌の人はワセリンを
敏感肌で肌が弱い方、乾燥が進行してしまっているときには、化粧水やクリームが刺激になる場合があります。その場合は、ワセリンのように刺激が少なく、しっかりと表面に定着してくれる保湿剤を利用するようにしましょう。
痒みがあるときはその治療を
洗顔の際にこすってしまうことが、まぶたの乾燥の原因のひとつですが、これは洗顔の場合だけに限りません。例えば、花粉症などのアレルギー疾患、アトピー性皮膚炎やかぶれなどの皮膚疾患に伴って、まぶたに痒みがあるときは、痒みによってこすってしまうということもあるでしょう。
症状が軽ければ、刺激をさけて保湿をしっかり行うことで良くなることも多いのですが、痒みが強いときや、赤みなどの皮膚炎を伴っているときは、痒みを緩和する薬や炎症を抑える外用剤を使用することが有効です。症状が強いときは医師に相談するようにしましょう。
まぶたの乾燥に効果的な保湿剤の選び方
まぶたの乾燥ケアとして、アイクリームやワセリンを紹介しましたが、市販されているアイクリームに配合されている成分はさまざまです。まぶたの乾燥に効果的な保湿剤を選ぶうえでのポイントは、低刺激であることと、保湿力の高さです。
低刺激であるという点では、肌の表面を保護してくれるワセリンが優れています。できるだけ精製度が高く不純物が少ない、サンホワイトやプロペトといったワセリンを使うことをおすすめします。
また、保湿力の高さでは、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「アミノ酸」などの保湿成分を配合したクリームがおすすめです。角質層の水分を保持しバリア機能を高めます。
まとめ
皮膚が薄く、顔の中でも特にデリケートなまぶたは、乾燥しやすい部位です。以下のポイントに気をつけ、日頃からまぶたをいたわるようにしましょう。
- こするなどの外的刺激を避ける
- 落としやすいアイテムを選ぶなど、肌にやさしいメイクをこころがける
- クレンジングや洗顔の際は摩擦を避ける
- 目元用のアイクリームやワセリンを活用し、まぶたの保湿ケアをしっかり行う
まぶたの乾燥は、進行すると、痒みや赤みなどを引き起こす可能性も考えられます。また、花粉症やかぶれ、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に伴ってまぶたの乾燥が悪化することもあり、上記のケアをおこなっても症状が改善しない場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。
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