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ニキビに効果のあるクリームの詳細と種類、選ぶポイント
乾燥肌、普通肌、脂性肌…どのような肌質においても保湿は必要です。それは、ニキビがある肌でも同じ。ニキビ肌にも、保湿が欠かせません。ここではドクター監修のもと、ニキビ肌のためのクリームの選び方と塗り方について解説します。
大人ニキビで悩みを抱える原因とは
そもそも、ニキビはどのようなことが原因で、できてしまうのでしょうか?ここでは、ニキビができる原因について解説します。
まず、ニキビができてしまうのは「毛穴が詰まること」が原因です。それではなぜ、毛穴が詰まってしまうのでしょうか。毛穴が詰まってしまうには、以下のような原因があげられます。
(1)皮脂の過剰分泌による乾燥
皮脂の分泌が多くても、毛穴から排出されることがスムーズにできていれば、毛穴が詰まることはありません。しかし、過剰な皮脂によって皮脂がスムーズに排出されなければ、当然のことながら毛穴は詰まってしまいます。
女性は、20代になると皮脂の分泌が減少傾向になるといわれています。しかし、ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足などの影響によって、大人でも皮脂の分泌量が過剰になることがあります。
(2)ホルモンバランスの乱れが原因の過角化
毛穴周辺の角質が過剰に厚くなってしまい、毛穴の入り口がふさがれてしまうと、皮脂はつまりやすい状態になります。この現象を「過角化」といい、皮脂と同様にホルモンや睡眠不足、ストレス、誤ったスキンケア方法などによっておこります。
(3)間違った洗顔や化粧品の使用
油分が多く、毛穴を詰まらせやすい成分の含まれたメーキャップ用品や基礎化粧品を使用する、メイクをしたまま寝てしまうことも、毛穴を詰まらせることになる場合があります。
ニキビ対策に使う保湿クリームの役割
肌表面に塗るクリームの油分について
「クリームはベタベタするから好きじゃない」「油分がニキビを増やしてしまうから」などと、クリームを好まない方も少なくありません。しかし、ベタつくことやニキビができることとクリームとは関係ないのです。
スキンケアの最後に使うクリーム。化粧水や美容液の成分を肌に浸透させた後、それらをしっかり肌に閉じ込める役割を果たします。保湿成分などが蒸発するのを防ぎ、油分の膜で肌を覆い、バリア機能を整えます。ニキビ肌の人はクリームの油分がニキビに悪いと考えがちですが、ニキビの原因菌は空気に触れるところでは繁殖しません。ですから、肌表面につけるクリームの油分については心配する必要はありません。
クリームのつけ方
- 化粧水、美容液、乳液が肌になじんだ状態で、クリームをつけます。化粧水からクリームまで、時間を空けずに一気につけてはいけません。化粧水の後に5分ほど経過したら美容液と乳液、さらに5分ほどおいてからクリームをつけるようにしましょう。
- 頬、あご、おでこに少量をのせ、全体に伸ばしていきましょう。強くこすらずに、ゆっくりと優しく伸ばしてください。
- 伸ばし終えたら、手の平で顔全体を包み込み、ハンドプレスをしましょう。自分自身の体温で、クリームの成分がしっかりと肌になじむはずです。
- 余計な油分が浮いていると感じたら、ティッシュで軽く押さえてください。拭き取るのは、肌に刺激を与えるので禁物です。
ニキビ予防・改善に!おすすめのクリームの選び方
ニキビ肌のケアには、保湿成分が配合されているクリームがおすすめです。
肌のバリア機能を回復するセラミド
保湿効果に加え、肌のバリア機能を回復する効果があります。細胞間脂質の主成分であるセラミドが配合されていることで、他の保湿成分も確実に効果を発揮できます。
ヒアルロン酸
水分を蓄える保水力が高く、肌の乾燥を予防、改善効果が期待できます。
保湿・美白効果のあるコラーゲン
保湿効果が高く、新陳代謝を促す作用があります。美白効果やエイジングケア効果も期待できます。
これらの成分を含む、美容オイルと呼ばれるものもあります。オイルには、少量でもよく伸びて浸透性も高いというメリットがあります。乳液やクリームと混ぜて使うのもよいでしょう。
ニキビケアで使うクリームのベタつきについて
他のスキンケアアイテムと比べると、クリームは油分が多いので、特にニキビ肌の人は使うのを躊躇してしまうかもしれません。実際に使ってみたら「やはりベタついた」という人もいます。しかしベタついているのがクリームのせいとは限りません。肌が乾燥しているために、皮脂分泌が過剰になっている可能性もあります。
乳液やクリームの油分がニキビによくないからと、十分な量を使わなかったり保湿効果が低いものを使ったりしているために、肌のうるおいが保てなくなっているのかもしれません。肌に合うクリームを正しく使うことで乾燥を防ぎ、結果的にニキビの改善に繋がってしまうことがあります。油分のイメージだけで敬遠せずに、積極的にスキンケアに取り入れましょう。
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