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体臭を消していい匂いに!デオドラントグッズの正しい選び方
体臭が気になるとき、手軽に携帯できる制汗剤やデオドラントグッズを選ぶ時のポイントをドクター監修の記事で紹介します。いい匂いを意識しすぎるあまり、使い過ぎてしまうのはよくありません。使用上の注意も合わせて紹介します。
デオドラント剤は形状や成分などさまざまな違いがありますが、ここでは使用目的に合わせて選ぶ、選び方のポイントを紹介します。また、デオドラント剤の使いすぎによるトラブルやその予防法について解説します。
制汗剤とデオドラント剤の違い
(1)制汗剤
汗を抑制させる製品です。皮膚に直接塗ると毛細血管の先端を収縮させ、汗腺に働きかけて発汗を抑えます。制汗剤には汗を吸収する「吸収剤」と汗を抑える「収れん剤」が配合されています。
(2)デオドラントグッズ
においを抑える製品です。肌にあるアポクリン腺やエクリン腺という汗腺から分泌された汗が細菌により分解されたとき、においが発生します。デオドラントグッズは、その細菌の増殖・繁殖を抑え、体臭を予防します。
このように使用目的が違う2つですが、最近では制汗剤とデオドラント剤の効果が1つになっている製品もたくさん市販されており、その線引きは曖昧になっています。
デオドラント剤の形状
スーパーやドラッグストア、ネット通販など手軽に入手できるデオドラントグッズには、以下のようなタイプがあります。使いやすさや持ち運びやすさなどに応じて選ぶとよいでしょう。
(1)ロールオンタイプ
肌に密着するため、高い効果が期待できます。「いつでも気軽に」利用することはできないため、外出前の身支度の際に、わきなどの一番においが気になる部位に使用します。重点的にしっかり制汗することで汗染みやにおいを気にせずに快適に過ごすことができます。
(2)パウダースプレータイプ
外出時などに携帯でき、気になった時にいつでも使えるのが便利です。制汗した場所がサラっと仕上がるため、足裏にも湿気を残さずに使用でき、ストッキングの上から使用することもできます。
(3)ローションタイプ
サラリとした液状タイプで伸びがよく、全身に使用することができます。首元や腕などの汗をかきやすい場所に塗って伸ばすと、汗を防ぐのと同時に清涼感も得られます。
(4)ウエットティッシュタイプ
化粧水をしみ込ませたもので、外出先でも手軽に取り出して汗や汚れをふき取ることができます。
体臭予防におすすめの成分
さまざまな種類のデオドラント剤がありますが、症状や目的に応じた効果的な成分を紹介します。
(1)ミョウバン
皮膚上で作られたにおい自体を消臭する作用があります。特に、酸性の性質があるミョウバンは、アルカリ性のニオイ成分であるアンモニアの消臭に効果があります。
さらに、水に溶けると酸性になりますが、ミョウバンを皮膚にぬることで肌の表面が酸性になり、体臭の原因となる菌の繁殖が抑えられます。
ミョウバンで手作りのデオドラントスプレーを作ることもできます。作り方は、水1500mlに対して市販のミョウバン(もしくは焼きミョウバン)50gを混ぜ、一晩置いて溶かします。スプレー容器に入れて気になる部位に吹きかけるだけで皮膚表面が酸性になり、細菌の繁殖を抑制します。同じく消臭効果のある緑茶を入れたり、レモン汁やミントなどのエッセンシャルオイルを垂らして爽やかさをプラスするアレンジもおすすめです。
(2)銀イオン
肌の表面のタンパク質に作用して、新たな雑菌が増えるのを抑えてくれます。その除菌効果を活用したものには、銀食器をはじめ、食器用除菌スプレーや歯の治療で使用される修復材料としても活用され、安全な成分として注目されています。
アロマでリラックス&においケア
ストレスを解消し、心身をリラックスさせる効果のあるアロマテラピーですが、デオドラント効果もあります。
アロマテラピーで使用される精油はもともと、植物の芳香成分を集めたもの。
香りをプラスできるのはもちろん、嫌なにおいを抑える香りを持つ植物もあるため、これらはデオドラント剤として利用できます。
(1)1日の疲れも癒すアロマバス
体臭が気になるときはアロマバスが効果的です。精油をバスタブに2~3滴垂らし、よくかき混ぜて入浴します。
(2)お出かけ時のにおい対策にはアロマコロン
外出時は精油だけで作ったコロンがおすすめです。無水エタノール5mlに対し、精油5滴を混ぜ合わせて手作りもできます。耳の後ろや手首、胸元などに香らせましょう。天然100%の精油のみでつくるため、汗のにおいと混ざっても違和感なく、使用できます。
デオドラント剤の注意点
気になる体臭を抑制してくれるデオドラント剤ですが、使い方によって体臭をより際立ててしまう、または肌に合わないなどのトラブルを引き起こす場合もあります。
そのため、敏感肌や乾燥肌の人は使用前にパッチテストを行い、自分の肌との相性を確認するようにしましょう。また、デオドラント剤や制汗剤は制汗作用により汗腺を塞いでしまうため、毛穴を詰まらせてかゆみが起き、黒ずみになる可能性があります。
さらに、抗菌作用により必要な菌まで取り除いてしまい、悪臭を放つ悪玉菌を繁殖させてしまう可能性もあります。使用後は必ずしっかり拭き取りましょう。
汗をかきやすい夏の季節、自分に合ったデオドラントグッズ選びで快適に過ごしましょう。
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