美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

40代女性におすすめの化粧水とは|人気ランキングに頼らない肌のアンチエイジングケア

更新日:2018.01.09
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
くみこアレルギークリニック 院長 向田公美子

40代の肌におすすめの化粧水についてドクター監修のもと解説します。40代はシミなどの気になる肌悩みが多くなる年代。肌の悩みに有効な化粧水を選び、正しく使うことが大切です。肌を若々しく保つエイジングケアもチェックします。

40代女性の肌悩みと原因

40代になると、シミやシワ、たるみがより気になる方が多くなってきます。これは、ホルモンバランスが乱れやすくなることや、今まで浴びてきた紫外線の影響、肌の衰えが関係しています。

しかし、スキンケアをきちんとすることで、若々しい肌を保つこともできます。今回は基礎化粧品の中でも、特に「化粧水」にスポットを当て、とり入れたい成分や正しいつけ方を解説します。

40代女性の肌の状態と対策

40代の肌は乾燥している

身体の機能を調節するホルモンには色々種類がありますが、肌の調子に大きく影響を与えるホルモンは、卵巣から分泌されるエストロゲンです。これは女性ホルモンと呼ばれるものの一つで、この分泌が年齢とともに徐々に低下するので、加えて皮脂の分泌も減少傾向にある40代の肌はドライに傾きがちです。

そのようなことから「化粧水をつける目的は?」と問われたら、多くの40代の方は「保湿」と答えるかもしれません。ですが、実は化粧水だけで保湿はできないのです。

化粧水だけでは保湿できていない

たしかに洗顔直後のつっぱり気味の素肌に、化粧水のような水溶液状のものをつけると、肌なじみもよく肌がうるおい、保湿できているような感じがします。しかし、それは錯覚で、素肌につけた水分は角質層の2~3層程度にしか浸透しておらず5分もすると蒸発し始めます。

真の保湿とは、外から水分を補うことではなく、体内から湧き出る水分を角質層の中に留めておくよう働きかけることなのです。そのために、肌内部で水分をキープするセラミドやヒアルロン酸、天然保湿因子(NMF)などをサポートするのが真の保湿と言えます。しかし、残念ながら保湿にもっとも大きな役割を果たすセラミドは油溶性。水分が大部分を占める化粧水には配合が難しい成分です。つまり、化粧水のみで保湿をしようとすることは不十分であることを知っておく必要があります。

40代の肌に必要な化粧水

では、化粧水は何のためにつけるのかと言うと、洗顔後の肌を整えるため。そして、美肌作りに役立つ水溶性の成分を肌に送り届けるためです。化粧水を選ぶときには、具体的にどのような成分が含まれているものを選べばよいのでしょう。

40代女性の肌におすすめの化粧水成分

シミやシワ、毛穴たるみなどに有効とされるビタミンC誘導体

化粧水で肌に送り込みたい水溶性の成分として、ビタミンC誘導体があります。このビタミンC誘導体はシミやシワ、毛穴のたるみなど40代が悩まされる数多くの肌トラブルに有効とされています。そして、この成分は水に配合するほうが安定した働きをしますので、化粧水に適した成分と言えるでしょう。

美白や保湿に効果が期待できるプラセンタエキス

ビタミンC誘導体は、40代の肌の悩みによい効果をもたらしてくれますが、刺激も少し強めです。乾燥などで肌が弱まっている40代の肌には、肌にやさしいプラセンタエキスもおすすめです。プラセンタエキスも美白効果や保湿効果がありますから、40代の悩める肌にとり入れたい成分です。

このように化粧水は肌を整えること、さらに肌が必要とする水溶性の成分を運ぶために使用するという意識をもつことが大切です。そして化粧水を選ぶ際には、どのような成分が含まれているのか確認をするようにしましょう。

肌のお手入れに知っておきたい化粧水の正しいつけ方

せっかく肌によい成分が含まれた化粧水を選ぶのですから、化粧水のつけ方も確認しましょう。

コットンと手のひら。どっちでつけた方がいい?

化粧水をつけるとき、コットンでつけるべきか手でつけるべきか、疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

化粧水は手でそのままそっと包み込むようにつけます。コットンの線維でお肌をこすることになるので、炎症を引き起こします。コットンを使う場合と手でそのまま付ける場合で、それぞれメリットとデメリットがあります。

手のひらで化粧水をつけるメリット・デメリット

  • 化粧水の量を調節しやすい
  • 肌の浸透を感じながら化粧水をつけられる
  • 雑菌や汚れがつきやすい
  • つけ方にムラが出やすい

手のひらで化粧水をつける場合には、以上のようなメリットとデメリットがあります。では、コットンはどうでしょうか。

コットンで化粧水をつけるメリット・デメリット

  • 凹凸がなく、化粧水をムラなく肌に馴染ませやすい
  • 雑菌や汚れがつきやすい手よりも衛生的
  • 化粧水が少なく乾いた部分があると肌を摩擦しやすい
  • コットンで肌を強くこすると角質層を傷つけてしまう
  • 強く叩くと、赤ら顔や色素沈着の原因になることがある

一方、コットンは使い方を間違うと肌にダメージを与えやすいため、使い方に注意が必要です。

化粧水をつけた後のケア方法

化粧水などの基礎化粧品は、つける順番も大切です。正しい方法で化粧水をつけた後は、乳液やクリームを使って、これまで肌に与えてきた有効成分を閉じ込めましょう。

人気ランキングに頼らない40代におすすめのアンチエイジングケア

最後に、40代の肌のためのエイジングケア法を解説します。正しい化粧水選びや化粧水のつけ方とあわせて、実践してみてください。

シミをつくらないための紫外線対策を徹底する

まずは紫外線対策を徹底することが大切です。外出するときは、必ず日焼け止か、UVカット効果のある化粧下地やファンデーションを塗りましょう。帽子や日傘もおすすめです。また、ビタミンCには紫外線を浴びてできたメラニン色素を還元し、シミを薄くする効果が期待できます。積極的にビタミンCをとりいれましょう。

肌荒れなどの原因となる乾燥対策をする

乾燥は、あらゆる肌トラブルの元です。肌の乾燥を防ぐためには、今回紹介した正しい保湿方法を意識し、良質なタンパク質とビタミンA、ビタミンEをたっぷり摂りましょう。タンパク質は肌作りのカギとなります。また、ビタミンAやビタミンEのもつ抗酸化作用は、活性酸素による肌サビを防ぐのに重要です。

5年後の肌のために生活習慣を改善する

生活習慣は、長い年月をかけて身についたものですので、変えることはなかなか難しいかもしれません。しかし、早めに軌道修正することで、3年後、5年後の肌が明らかに違ってきます。質のよい十分な睡眠をとることや、腹8分目を意識して食事すること、有酸素運動を生活の中にとり入れることがおすすめです。

40代の肌に合う化粧水の選び方

40代のスキンケアは、肌悩みに合った成分を含む化粧水を選び、正しい方法で行うのが重要です。若々しい肌を保つためにも、早めに「今できること」から始めましょう。また、化粧水を含む基礎化粧品を賢く使いつつ、生活習慣を含めたエイジングケアを積極的にとり入れましょう。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座