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生理痛がひどい人の特徴・生活習慣

更新日:2018.06.05
公開日:2014.07.01
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この記事の監修者
医師 板東浩

日常生活を普通に送るのが困難なほど、ひどい生理痛が毎回ある症状を「月経困難症」と言います。月経困難症は2つのタイプに分かれます。ここではその違いと生活習慣との関わりについて、医師の監修のもと解説します。

生理痛

生理痛で日常生活が普通に送れない

女性の身体はデリケートなので、ちょっとした体調の変化で生理周期がずれたり、「今回の生理痛はいつもよりきつい」ということもあります。

ただし、毎回、生活に支障をきたしたり、寝込んでしまうほどきつい生理痛が起こるのなら、それは体調の変化というより「月経困難症」という症状の可能性があります。こういう状態の時は早めに婦人科を受診して、検査・治療してもらうことをオススメします。

※あなたは生理痛になりやすいですか?『生理痛になりやすい生活習慣チェック』で確認してみましょう。

月経困難症の2つのタイプ

月経困難症は、2つのタイプに分けられます。1つは、子宮や卵巣になんらかの別の病気が隠れているもので「器質性月経困難症」と言います。

「子宮内膜症」や「骨盤内炎症(クラミジア)」「子宮筋腫」などの病気が原因で月経困難症になっている場合は、早めに治療する必要があります。 以前は若い方には「子宮内膜症」は少ないと見られていましたが、最近は十代の女性にも「子宮内膜症」が増えていることがわかってきました。

もう1つのタイプは、そうした病気が原因ではなく体質や心理的なストレスなどが原因で起こるもので、「機能性月経困難症」と言います。こちらは思春期から20代前半に多い生理痛で、生理の周期や期間・量などが安定し始める過程で起こると見られています。

機能性月経困難症の原因と改善するための生活習慣

機能性月経困難症は、以下のような原因から起こります。

  • 子宮の収縮を促す物質「プロスタグランジン」の分泌量が多い
  • 子宮口が狭い
  • 子宮や卵巣が未成熟
  • 冷え
  • ストレス
  • 生理痛への恐怖感、生理への嫌悪感
  • 貧血

機能性月経困難症は、少女から女性への身体の変化やホルモンバランスが安定していく中で起こるものですから、病院での治療は「痛みを軽くする」目的で行われます。

痛みを軽くするには痛み止めの薬を飲む方法もありますが、普段の生活の中で体質改善を図ったり、生理痛を和らげるためにできる工夫もあります。積極的に生活に取り入れていきましょう。(詳しくは、『生理痛の症状と対処法』をご覧ください)

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