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鼻・小鼻の黒ずみのタイプと角栓の除去方法
鼻や小鼻の黒ずみは、顔の中心に位置するだけに他の部分よりも目立つような気がします。どんなケアをするのが効果的なのでしょうか。鼻の毛穴にできる黒ずみの原因や種類、解消法や民間療法などを、ドクター監修の記事でお伝えします。
鼻や小鼻に目立つ黒ずみや角栓。洗顔やクレンジングでしっかりケアしてもなくならないと、諦めかけている方もいるのでは?でも、顔の中心に位置するだけに、本当はなんとかしたいもの。まずは黒ずみの原因をしっかりつきとめ、正しいスキンケアを実践することで、長年の悩みを解消しましょう。
なぜ鼻・小鼻に黒ずみが生じるの?
毛穴の黒ずみの根本原因は、落としきれていない空気中のホコリやメイク、古い角質です。それらが過剰に分泌された皮脂や排出の滞った老廃物と混ざって毛穴につまることにより角栓となり、角栓が酸化することで黒ずみとなるのです。さらに、過度なケアや紫外線によるダメージなどでメラニンが蓄積されても、黒ずみは生じてしまいます。
小鼻の黒ずみには4つのタイプがある
鼻や小鼻の黒ずみは、肌の状態や間違ったスキンケアによって引き起こされるものなど、いくつかのタイプに分類できます。
- 毛穴に汚れがつまるタイプ
- 上記で見てきたとおり、皮脂や古い角質、落としきれなかったメイク汚れやホコリなどが毛穴につまったタイプです。つまった角栓は空気に触れることにより黒ずんでいきます。触ると表面がザラザラしているのが特徴です。
- 皮脂分泌が多いオイリータイプ
- 皮脂分泌が活発な肌によく見られるタイプです。分泌される皮脂の量と新陳代謝のバランスが取れておらず、古い角質と混ざりあうことで毛穴をつまらせてしまいます。
- メラニンが蓄積するタイプ
- 毛穴に汚れがつまっているわけでもないのに黒っぽく見えるのは、毛穴周囲にメラニンが蓄積することで起こります。代謝の悪さや洗顔のしすぎなど過度なスキンケア、紫外線によるダメージなどで引き起こされます。
- 乾燥や保湿不足で毛穴が広がるタイプ
- 乾燥肌や不十分な保湿ケアが原因で起こるタイプです。乾燥から肌を守ろうと皮脂が過剰分泌された結果、毛穴がぽっかりと開いた状態になり、影が目立っている状態です。
正しい洗顔とケアのポイント
黒ずみを改善するには正しい洗顔と保湿がとても大切です。以下に、そのポイントをまとめました。
- 洗顔料をよく泡立てる
- 軽いタッチで、泡を肌に滑らせるよう丁寧に洗う
- Tゾーンから始め、顔に沿って円を描くように洗う
- 洗顔後すみやかに保湿する
- 保湿は、化粧水、美容液(必要に応じて)、乳液、クリームの順でしっかり行う
黒ずみ改善に効果的なケア
ケアのポイントは、肌と毛穴を柔らかくすることと代謝を高めることです。これにより、洗顔や保湿の効果をより高めることができます。毛穴を柔らかくすることで余分な皮脂や汚れがしっかりと落ち、肌を柔らかくすることで保湿成分をより浸透させることが期待できるためです。
また、代謝を高めることで、体内の老廃物が皮脂とともに毛穴から排出されることを促進させ、肌の皮脂バランスを整えることも期待できます。
毛穴を柔らかくするのに効果的な方法
クレンジングや洗顔をする前に蒸しタオルをあてることで、毛穴を柔らかくするとともに毛穴を開くことができます。これにより、毛穴の汚れをよりしっかり落とすことが可能です。
蒸しタオルには柔らかいタッチのものを選びましょう。タオルを濡らして軽く絞りラップに包んで500W・600Wの電子レンジで約40秒温めます。心地よい温かさで行うことが大切なので、顔にのせる前に腕の内側などで温度を確かめるようにしてください。
代謝を高める方法
代謝を高めるには、以下を実践してみることをおすすめします。
- 入浴時に湯船にゆっくり浸かる
- 入浴後に軽いストレッチを行う
- ウォーキングなどの適度な運動をとり入れる
代謝を高めると同時に発汗することで毛穴の開閉機能も刺激することができるため、開いた毛穴を引き締める効果も期待できます。ライフスタイルに無理なく取り入れられるものから始めてみましょう。
小鼻の黒ずみはセルフケアできる?
気になる黒ずみを身近な商品で解消できたら・・・とさまざまな方法でケアする人も多いことでしょう。ここでは、ネットやクチコミでよく見かけるセルフケアについてご紹介します。あわせて注意点もご紹介しますので、くれずれもやりすぎには気をつけて実践してください。
重曹を使った毛穴パック
弱アルカリの性質を持つ重曹のピーリング効果を利用して、毛穴の古い角質を取り除くパックです。なお、当然のことながら、ピーリング効果という点で言えばスキンケア用に作られたケミカルピーリング剤のほうがおすすめです。今回はあくまでも代替ケアとしてご紹介します。
- 重曹に水を混ぜてペースト状にする
- 毛穴の黒ずみが気になる部分に塗る
- 5~10分放置したのち、しっかり洗い流す
- 重曹パックの注意点
- 重曹はなるべく粒子の細かい、「食用」や「薬用」のものを選ぶようにしましょう。また、肌に載せた後は摩擦を与えないように気をつけるとともに、週1回程度の使用にとどめましょう。
重曹は生理前や生理中の肌コンディションが不安定な時に行うと、刺激となることがあります。万が一、肌に刺激や赤みなど、なんらかの異常を感じた場合はパックを中止し、医師に相談してください。
オリーブオイルと綿棒を使った除去
毛穴の脂や角栓をオイルとなじませて落とす方法です。汚れがごっそり落ちるというわけではありませんが、肌なじみのよいオリーブオイルでやさしくマッサージすることで毛穴周辺の皮膚をやわらかくする効果があり、小鼻のザラつきなどの解消につながります。
- 綿棒にたっぷりオリーブオイルをしみ込ませる
- オイルをしみ込ませた綿棒で小鼻をくるくるとやさしくなでる
- 泡洗顔で汚れとオイルをオフする
- 綿棒を使った除去の注意点
- 汚れの除去はメイクを落とした後に行いましょう。事前に蒸しタオルを肌に当てたり、入浴後の毛穴が開いている状態で行うとより効果的です。除去後は冷水で肌を引き締め、保湿ケアを忘れず行いましょう。綿棒を使うときは肌をゴシゴシこすらないことが大切です。また、綿棒による除去は月2回程度にとどめましょう。
市販の軟膏を塗布するセルフケア
しもやけやあかぎれ、小さな傷に塗る薬としておなじみの市販軟膏を使ったケアもあります。さきほどご紹介したオリーブオイルのほか、殺菌・抗菌作用のある有効成分などが配合されており、ニキビケアに使用する人も多いようです。ここでは、市販の毛穴パックと合わせて使う方法をご紹介します。
- たっぷりの泡でやさしく洗顔したのち、軟膏を鼻に塗る
- 10分ほど置いてからぬるま湯で洗顔し、軟膏をきれいに洗い流す
- 剥がすタイプの毛穴パックを行う
- 軟膏を塗布するケアの注意点
- 軟膏の成分で角栓を取れやすい状態にしてから毛穴パックで一気に除去する方法です。ただし、毛穴パックは剥がす際に肌を痛めることが多いので頻繁に行うのは避け、月に1~2回にしておきましょう。
また、ニキビケアとして軟膏を使うときは、洗顔・保湿ケアを済ませてから綿棒で毛穴やニキビなど患部のみに塗るのがコツです。紫外線により効果が薄れてしまうので、塗った後は直射日光に当たらないようにしましょう。
軟膏が肌に合わないときは肌荒れを悪化させてしまうこともあります。使用後に湿疹や赤み、腫れ、ひびわれなどの症状が出た場合は使用を中止し、医師に相談するようにしてください。
黒ずみを皮膚科で治療する
皮膚科や美容外科で受けられる黒ずみ治療には、大きく分けてケミカルピーリングとレーザー治療の2種類の方法があります。
ケミカルピーリングは皮膚の表面をごく薄くはがすことで肌のターンオーバーを促進する治療で、レーザー治療はメラニン色素を除去したり、皮膚の代謝を高める治療です。クリニックによって使用する機材や効果に違いがあるので、医師と相談したうえで目的に応じて受けるようにしましょう。
※皮膚科での治療の詳しい内容は、『皮膚科での毛穴の黒ずみ治療』を参照してください。
まとめ
顔の中心に位置することもあり、他の部位よりも気になる鼻や小鼻の黒ずみ。その原因としては、以下のようなものがあります。
- 間違った洗顔方法
- 過剰な皮脂分泌
- 代謝の悪さや洗顔のしすぎ、紫外線
- 乾燥や不十分な保湿ケア
自身の毛穴のタイプをしっかり見極め、正しい洗顔方法でケアするとともに、「毛穴を柔らかくする」「代謝を高める」などを意識して黒ずみ除去につとめましょう。また、ネットやクチコミでいわれている民間療法を試すときは、注意点をしっかり踏まえたうえで行うことが大切です。
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