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毛穴の開きの原因別・解決方法とは
毛穴の開きについて、ドクター監修のもと詳しく解説します。毛穴の開きにはさまざまな原因があり、それによって対処法が違います。毛穴の役割や毛穴の開きの根本的な原因、毛穴の開きの種類による対処法を詳しくチェックしましょう。
毛穴が開いてしまった、どうして開いてしまうのかわからない……そういった悩みに頭を抱えている方にとっては、毛穴という存在自体が「不要なもの」だと感じてしまうかもしれません。しかし本来、何のために毛穴があり、どんな役割を担っているかを知ることで、正しい毛穴との付き合い方が見えてきます。
毛穴の役割
顔全体にある毛穴は約20万個といわれ、その数は生まれたときからほとんど変化しません。大人でも赤ちゃんでも同じだけの毛穴を持っているということは、それだけ人間にとって毛穴というものが必要だからといえるでしょう。では、なぜ毛穴は必要なのでしょうか。その理由は毛穴の役割にあります。毛穴の役割は主に次の4つです。
- 毛穴から出る皮脂が肌に膜を作ることで、空気中のホコリや化学物質などの外的刺激から皮膚を保護する
- 毛穴から出る皮脂の膜によって皮膚のうるおいを保ち、乾燥を防ぐ
- 毛穴から汗や皮脂とともに体内の老廃物を排出する
- 毛穴から出される適度な皮脂が皮膚の㏗バランスを保ち、雑菌の増殖を防ぐ
保護・うるおい・デトックス・抗菌という、美容と健康に欠かせない機能を備えている毛穴ですから、上手に付き合うことができれば、より一層美しい肌をキープできるはずです。
毛穴の開きの根本原因
自分の顔を鏡に映して、毛穴の開きがはっきりと見えることに気がつき、ショックを受けた経験はありませんか?いつの間にか開いてしまった毛穴ですから、一体何が原因なのかわからない方も多いのではないでしょうか。それでは、毛穴が開いてしまう根本的な原因を解説します。
皮脂の過剰分泌
皮脂が必要以上に分泌されていると、余分な皮脂によって毛穴が拡がってしまいます。それだけではなく、毛穴や皮膚表面に留まっている汚れや古い角質などが皮脂と混ざって酸化し、毛穴が黒ずんで見える原因にもなります。
たるみ
加齢などにより、毛穴のある角質層の奥の「真皮(しんぴ)」という部分を構成しているコラーゲンやエラスチンが減少することで肌の土台が崩れ、その影響で肌表面のハリが失われ、顔が全体的にたるんできます。これによって、皮脂や汚れなどで開いた毛穴が拡がり、楕円形状になってしまいます。
ニキビ跡
ニキビを潰すと治癒後に瘢痕化(はんこんか)し、そのか所の毛穴が開いたままの状態になってしまいます。また、ニキビを治したいがために洗顔をし過ぎたり、保湿をおこたるなどの間違った対処をすることで肌が乾燥し、必要以上の皮脂分泌が起こると、毛穴が詰まり、開いてしまいます。
毛穴開きの種類
毛穴が開いてしまった状態は、いくつかに分類することができます。それらの特徴と自分の毛穴を照らし合わせることで、毛穴が開いている原因を絞り込むことができます。
汚れ詰まり毛穴
毛穴の黒ずみが目立つ、触るとザラザラしているのが特徴です。洗顔のし過ぎ、保湿が不十分、または水分補給が十分でないことで肌が乾燥し過剰に皮脂を分泌してしまう、あるいはメイク落としや洗顔が足りず肌に汚れが留まっていることが主な原因です。
たるみ毛穴
毛穴が縦長の楕円形状に拡がって見えるのが特徴です。加齢とともに起こる肌の土台であるコラーゲンやエラスチンの減少や、日頃の保湿が不十分であること、表情筋の凝りや代謝力の低下などが原因です。
帯状毛穴
たるみ毛穴が進行し、開いた毛穴が連結してシワのような状態になっているのが特徴です。たるみ毛穴と同様の原因に加え、乾燥が主な原因です。
ニキビ毛穴
毛穴にニキビがいくつもできているのが特徴です。皮脂分泌の多い10代や生理前のホルモンバランスの乱れ、新陳代謝が低下しているときなどに起こりやすく、毛穴に溜まった古い皮脂や角質、汚れが酸化することで肌の㏗バランスが崩れ、ニキビの原因菌が増殖してしまうことが主な原因です。また、過剰な洗顔や保湿を十分にしないことなど、間違ったケアが症状を悪化させてしまうこともあります。
汚れ詰まりによる毛穴の開き対処法
スキンケアの中でも特に重要で、毛穴の開きを治す効果が期待できるのが「正しい洗顔と保湿」です。24時間365日、私たちの肌は空気中のホコリや化学物質などの汚れ、乾燥、肌に残った古い角質や雑菌などの刺激にさらされています。そこで重要なのが、正しく洗顔することで肌の清潔を保ち、正しい保湿によって肌をきちんと保護することです。
顔の中でも、鼻は特に皮脂の過剰分泌などによる毛穴の開きが起こりやすい場所です。その鼻の正しいスキンケア方法を『鼻の毛穴の開きの正しい対処法・治し方』でくわしく解説しているので、ご覧ください。
たるみ毛穴・帯状毛穴の対処法
傷んだ細胞を修復して、真皮層の水分を補う保湿ケア
真皮層に繊維状に張り巡らされたコラーゲンやエラスチン。これらをケアするために効果的といわれているのが、スキンケアと食事です。スキンケアでは傷んだ皮膚細胞を正常に修復する「レチノール」や「ビタミンC誘導体」などの抗酸化物質を含んだ美容液でケアをします。
食事では、肉や魚などのタンパク質と、緑黄色野菜をとること。タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、野菜からも抗酸化ビタミンが同時に取り込まれることで、真皮層のコラーゲンを作る原料になります。動物の骨や皮、内臓、腱に多く含まれており、それらは加熱することで分解されて溶け出すので、煮込み料理などがおすすめです。ただし、肉料理の際は脂肪分の摂りすぎに注意しましょう。
表情筋ストレッチ
筋肉の役割はその上に位置する皮膚を支えたり、いろいろな表情を表すこと、体温調節や血液循環、新陳代謝を促すことです。顔の筋肉は約30種類配置されており、それぞれが眉や頬、口元などのパーツを動かし支えています。
腹筋などと同じように、顔の筋肉も鍛えなければ外側の皮膚や皮下脂肪はたるんでいく一方です。ただし体幹や四肢の筋肉と違い、顔の筋肉は鍛えても割れた腹筋のようにはなりません。それぞれの筋肉が動く範囲一杯に動かす、ストレッチによる効果が主になります。表情筋を鍛える方法はたくさんありますが、ここでは簡単なものをご紹介します。
【頬、口まわり、リフトアップに効果的】
大きく口を開いて、ゆっくり「あ・え・い・う・え・お・あ・お・い」と発音します。最後の「い」を数秒伸ばしましょう。次に、「あ・え・い・う・え・お・あ・お・う」と発音し、これも最後の「う」を伸ばすことがポイントです。これらを各4セット行います。
【目のまわりに効果的】
目を大きく見開いて、ゆっくりと眼球を左右・上下に動かします。
セラミドやヒアルロン酸を取り入れた保湿
特に帯状毛穴によって小ジワのような状態が目立つ方には、角質層のうるおいを逃がさない働きをする「セラミド」と「ヒアルロン酸」を取り入れた保湿ケアがおすすめです。角質層のうるおいを満たし、キメを整えることで小ジワの予防ができます。
ニキビ毛穴の対処法
ニキビ毛穴の対処には、角質の詰まりを改善すること、保湿をすること、食事の栄養バランスを整えることが大切です。ニキビのケアに関しては『できてしまったニキビへの対処法』で詳しく解説しています。
毛穴の開きの原因にあった対処法を
毛穴の開きの原因は3つあり、原因によって毛穴の開き方の種類も4つに分類できることをご紹介しました。それぞれの毛穴の開きの原因に合った対処を行うことが大切といえるでしょう。
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