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異常?正常?「茶色のおりもの」の原因と正しい対処法

更新日:2018.07.24
公開日:2014.08.01
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

おりものの色が普段と違うと感じた時は、何かの病気のサインかもしれません。大きな病気が潜んでいることも考えられますので、常におりものの色は意識してチェックしておくと良いでしょう。このページでは、茶色いおりものが出た時に考えられる病気やその他の原因について解説しています。

おりもの

茶色いおりものの原因はさまざま

おりものの色は、健康状態の影響を受けて変化することがあります。病気など何らかの異常がある時には、おりものの色も通常とは違った色になりがちです。身体からの重要なサインですから、見落とすことのないようチェックする習慣を身につけましょう。

ただし茶色いおりものは、健康上の問題がない場合にも出ることがあります。色以外の特徴にも着目した上での判断が必要です。勝手にセルフジャッジをせず、病院に相談するようにしましょう。

ここでは、茶色いおりものが出た時に考えられる病気やその他の原因について解説します。

※その他の色のおりものについては『おりものの色とにおいで分かる身体のサイン』をご覧ください。

茶色いおりものの原因

血液が混ざっている

血液が混ざっていると、おりものは茶色く変色することが多いです。これはよくあるケースですが、大切なのはその出血が正常な範囲のものなのか病気によるものなのか、その部分の判断です。

月経直後であれば気にすることはありませんが、不正出血の場合には子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープといった病気が隠れている可能性もあります。

子宮頸がん、子宮体がん

悪臭や量の増加を伴う時は、子宮頸がんや子宮体がんによる不正出血かもしれません。

子宮頸がんや子宮体がんは、近年増加傾向にあります。子宮頸がんは20代後半から30代の若い女性に多く発症が見られるのに対して、子宮体がんは50代から60代の閉経前後の女性が罹患率のピークです。

非特異性膣炎

悪臭を伴う茶色のおりものは、非特異性膣炎のサインの可能性もあります。他の症状としては、陰部が赤く腫れたりただれたりといったことが見られます。

非特異性膣炎は、大腸菌やブドウ球菌などの細菌によって引き起こされます。疲れていたりストレスが溜まっていたりといった、身体の抵抗力が低下している時に発病しやすいとされています。

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

萎縮性膣炎(老人性膣炎)の症状にも、黄色や茶色のおりものが挙げられます。かゆみ悪臭を伴う場合もあります。

萎縮性膣炎は閉経後の女性や卵巣を摘出した女性にみられる膣炎で、女性ホルモン(エストロゲン・卵胞ホルモン)の分泌低下が原因です。エストロゲンが不足すると膣が乾燥します。膣が乾燥・萎縮することで膣粘膜が傷つきやすく、また雑菌が繁殖しやすくなり炎症が起こります。

雑菌の増殖や、膣内に異物が入っている

においを伴う茶色いおりものが出たり、おりものの量が増えた時は、膣内の雑菌が増えているサインの可能性もあります。タンポンやコンドームを入れたまま放置してしまうことでも起こります。

神経質にキレイにしすぎても善玉菌が失われてしまいますが、最低限の清潔さは保っておくようにしましょう。ご自身の膣内の清潔さは、「魅惑の膣美人度チェック」でぜひチェックしてみてくださいね。

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