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女性必見!抜け毛対策の方法と外せないポイント
女性の抜け毛対策ついて、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。カラーリングやパーマ、生活習慣、シャンプーや育毛剤の選び方まで、女性の抜け毛を改善する効果的な対策を知っておきましょう。
加齢とともに抜け毛や薄毛に悩まされる女性が増えていきますが、最近は若い女性にも抜け毛の症状がみられることが多くなりました。まずは抜け毛の原因を知り、その原因に合った対策を行いましょう。
抜け毛の原因
そもそも、髪は一定のサイクルで生え変わるので、ある程度の量が抜けるのは自然なことです。ただ、自然のサイクルとは違った理由で抜けてしまう場合もあり、一般的にそのような現象を異常な抜け毛と言います。まずは、この異常な抜け毛の原因がなんなのかについて見ていきましょう。主な原因には、以下のものがあります。
男性ホルモンの影響(=FAGA)
ストレスや生活習慣によりホルモンバランスが乱れたり、女性ホルモンの分泌が減少すると、男性ホルモンの影響を受けやすくなります。その結果、FAGA(女性男性型脱毛症)を引き起こす可能性が高まります。
※FAGA(女性男性型脱毛症)について、詳しくは『女性のAGA(女性男性型脱毛症・FAGA)とは?』をご覧ください。
ストレス
ストレスはホルモンバランスを乱すだけでなく、血管を収縮させて血流を悪化させます。すると、髪を発育させる毛乳頭へ栄養が届きにくくなり、抜け毛の原因となります。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れは、ホルモンバランスを乱す要因となります。また、睡眠不足や昼夜逆転の生活は、髪の発育を阻害します。髪は夜寝ている間に成長するので、十分な睡眠を得られなかったり、成長ホルモンが分泌される夜の時間帯に起きていたりすると、髪が健康に育たなくなり、短いまま抜けてしまうことがあります。
喫煙や飲酒の習慣も、抜け毛につながると考えられています。ニコチンには血管を収縮させる作用や、脱毛を促す作用があります。また、アルコールは肝臓に負担をかけるため、過度の飲酒は髪へ栄養を行き届きにくくします。
栄養不足
過度のダイエットや偏った食事により、抜け毛が起こることもあります。摂取した栄養素は、まず生命維持に必要な部分に送られるため、栄養が不足すると髪を発育させる毛乳頭まで行き渡らなくなります。その結果、髪の発育が妨げられ、短く細い状態で抜けてしまうことがあります。
頭皮環境の悪化
頭皮環境の悪化により、粃糠(ひこう)性脱毛症や脂漏(しろう)性脱毛症が引き起こされる場合があります。また、同じ分け目や髪型を続けることで、牽引性脱毛症になることもあります。
※詳しくは、『女性の脱毛症の症状と種類』をご覧ください。
抜け毛対策の方法
では、抜け毛を予防・改善するためには、どうすればいいのでしょうか?まずは、絶対にはずせないポイントを知っておきましょう。
- 毛乳頭に栄養をしっかり与える。
- ホルモンバランスを整える。
- 頭皮と髪にダメージを与えない。
- 頭皮を常に清潔に保つ。
このポイントを踏まえて、具体的な対策を見ていきましょう。
生活習慣を見直そう
原因の項でも説明しましたが、食生活は抜け毛に大きく影響すると考えられます。ダイエットや食事制限で摂取する栄養が足りなくなると、髪の毛まで栄養が行き渡らなくなります。つまり、髪の育成に必要な栄養が不足してしまいます。抜け毛が気になるときはダイエットよりも健康を意識し、日頃から栄養バランスのよい食事を心がけましょう。忙しくて食事の時間がなかなかとれないという場合は、簡単なものでも、できるだけ栄養価やバランスを考えて食べるよう努力してください。
睡眠の量と質を改善することも大切です。成長ホルモンの分泌が活発になる22時から深夜2時に睡眠をとれると一番いいですが、この時間帯に就寝できない人もいるでしょう。あまり神経質になる必要はないので、ぐっすりと十分な睡眠をとることを意識してください。寝る前のスマホやテレビ、パソコンなどは良質な睡眠の妨げになるので、寝る前の操作はできるだけ控えましょう。
さらに、抜け毛にはストレス対策も大切です。自分に合ったストレス発散法を見つけて、できるだけため込まないようにしましょう。運動やストレッチには解消効果があるといわれるので、お風呂上りに軽いストレッチをするだけでもいいかもしれません。抜け毛を気にすることもストレスにつながります。焦ったり神経質にならず、長期的に対策をしていきましょう。
食事や運動でホルモンバランスを整えよう
女性ホルモンの減少も、女性の抜け毛に大きく関係しています。ホルモンバランスは、加齢や出産、ストレスや生活習慣の乱れによって崩れやすいです。また、経口避妊薬(ピル)の服用も、ホルモンバランスを崩す要因となります。
ホルモンバランスを整えるには、女性ホルモンと似た働きのあるイソフラボンを多く含む大豆製品を意識的にとり入れるといいでしょう。また、ビタミンB6を多く含む食品(肉、レバー、かつお、まぐろ、さば、いわし、ピーナッツ、キャベツ、バナナなど)と、ビタミンEを多く含む食品(ナッツ、植物油など)も効果的です。
また、適度な運動も大切です。運動には自律神経を整える働きがあるため、ホルモンバランスの正常化につながります。ストレス解消効果もあるので、この点でもホルモンバランスを整えるのに効果的と言えます。
カラーリングやパーマに注意しよう
女性にとって、カラーリングや白髪染め、パーマなどは、おしゃれをするうえで切り離せないものです。しかし、これらに使う溶剤は刺激が強いものが多く、髪や頭皮を傷めてしまう可能性があります。薄毛が気になる場合は、カラーリングやパーマを控えた方がよいでしょう。頭皮のためにはなにもしないのが一番ですが、どうしても白髪染めなどが必要な場合は、美容師に相談してできるだけ髪や頭皮に負担の少ない種類を選んでもらいましょう。
正しいお手入れを心がけよう
抜け毛を予防・改善するには、日々の髪のお手入れを正しい方法で行うことも大切です。日ごろのお手入れが間違っていないか、チェックしてみましょう。
シャンプー
汚れや皮脂が残った頭皮、洗い過ぎで乾燥した頭皮は、炎症を起こしやすくなります。自分の頭皮に合ったシャンプーを選び、正しく洗うことで健康な頭皮を保ちましょう。
※詳しくは『抜け毛を予防するシャンプーの選び方・使い方』をご覧ください。
乾かし方・ドライヤー
髪を濡らしたまま放置すると頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるため、抜け毛につながる可能性があります。シャンプーが終わったら髪をしっかり乾かすことが大切ですが、正しい方法で行わないと頭皮を傷め、やはり抜け毛の原因になる可能性があります。正しく乾かすことで、抜け毛の予防・改善につなげましょう。
- タオルでやさしく頭皮の水分を拭き取ります。ゴシゴシこすらず、軽く叩くようにして拭きましょう。おおまかな水分をタオルで拭き取ることで、ドライヤーの時間を短縮でき、頭皮へのダメージを少なくできます。
- ドライヤーは、20cmほど離した位置からあてましょう。まずは、髪をかきわけて頭皮から乾かしていきます。ドライヤーは小まめに動かし、同じ部位に長いことあてないよう注意してください。長くあてるほど頭皮へのダメージが大きくなります。
- 頭皮を乾かしたら、髪に移ります。このときも、ドライヤーは小まめに動かしましょう。
- 最後に、ドライヤーをクールに設定して全体に風をあてます。こうすることで、髪が引きしまります。
育毛剤
次のような成分が入った育毛剤を使って頭皮マッサージを行うのもおすすめです。
- グリチルリチン酸2K
- フケやかゆみを抑えます。
(詳しくは『主な女性用育毛剤の成分(3)グリチルリチン酸2K』をご覧ください)
- ヒオウギエキス
- 男性ホルモンを抑制します。
(詳しくは『主な女性用育毛剤の成分(4)ヒオウギエキス』をご覧ください)
- オランダカラシエキス
- 頭皮の乾燥を防ぎます。
(詳しくは『主な女性用育毛剤の成分(5)オランダカラシエキス』をご覧ください)
- センブリエキス
- 血行促進効果、毛母細胞の働きを活発にします。
(詳しくは『主な女性用育毛剤の成分(2)センブリエキス』をご覧ください)
栄養や睡眠などの体の内側からのケアと、シャンプーや育毛剤など外側のからケア、その両方から対策を行なうようにしましょう。
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