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頭痛を和らげるアロマオイル(精油)

更新日:2016.12.09
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
くみこアレルギークリニック 院長 向田公美子

つらい頭痛の症状を和らげるアロマオイル(精油)について、ドクター監修の記事にまとめました。頭痛のタイプ別にオススメの精油をご紹介し、その利用方法までを詳しくお伝えします。

頭痛を和らげるアロマオイル(精油)

植物が含有するさまざまな有効成分を凝縮したものがアロマオイル(精油)です。リラックス、鎮静、冷却など選ぶ精油によって異なる効能があり、この成分をアロマテラピーによって体内に吸収させることで頭痛のつらさを軽くすると考えられています。

ただし、アロマテラピーは症状のつらさを和らげる効果を期待して行うものであり、頭痛を治癒する効果はありません。頭痛の症状や度合いによっては、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

頭痛を和らげる効能をもつアロマオイル(精油)

頭痛のタイプ別に、症状を緩和する精油を紹介します。

(1)頭痛全般に効くアロマオイル(精油)

頭痛には血管が収縮しているものと拡張しているものの両タイプがありますが、両方の頭痛に効果を発揮する精油がいくつかあります。

・ローズマリー(低濃度で使用した場合)…鎮痛

・ラベンダー…鎮痛・鎮静

・ペパーミント…鎮痛、冷却

・カモミール・ローマン…鎮痛

ローズマリーの場合には、局部的に血管を収縮させるので片頭痛に効果がありますが、低濃度ならば全身の血行促進効果があるなど効用が異なります。

(2)片頭痛に効くアロマオイル

脈拍に合わせて頭がズキズキする片頭痛は、周囲の神経を刺激している血管の拡張を鎮める必要があります。

・ユーカリ・レモン…血圧降下作用、鎮痛

・ベルガモット…鎮静

(3)緊張性頭痛に効くアロマオイル

血行不良からくる、締め付けられるような痛みが特徴です。肩こりが悪化したような状態ですから、収縮している血管を拡張する必要があります。

・クラリセージ…筋肉の緊張緩和、鎮痛

・ジュニパー…血行促進

・スイートマジョラム…血行促進

・ゼラニウム…筋肉の緊張緩和

頭痛のためのアロマテラピーのやり方

頭痛緩和のために精油の成分を効率よく体内に取り入れるには、どのような方法があるのでしょうか。

塗布&マッサージ

精油を希釈するための基材(キャリアオイル)を使って、例えばローズマリー1滴とクラリセージ1滴(1滴は0.05mlが基準)を10mlのホホバオイルで希釈してマッサージ用のアロマオイルを作ります。

このマッサージオイル少量を両手のひらで薄くのばし、首の後ろに塗布して浸透させます。このとき手には力を入れず、優しく滑らせるように擦り込みましょう。

同様に、首の骨(頸椎)を挟むように両側を指で押して軽くマッサージします。

そのままオイルを皮膚に馴染ませておきます。

塗布&マッサージはお風呂上がりなど血行が良くなっているときに行うのがオススメです。

アロマバス

1日の疲れをとる入浴タイムにアロマテラピーを採り入れることも頭痛撃退にはとても有効ですから試してみましょう。

詳しくは『お風呂でアロマ!アロマバスに適したアロマオイルとは?』をご覧ください。

心地よい香りに包まれながら眠ることでストレスから解放され、頭痛の予防にもなります。アロマテラピーを生活に気軽に取り入れてみてはいかがでしょう。

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