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パルマローザの効果・特徴と使い方 |アロマオイル・精油・エッセンシャルオイル辞典

更新日:2016.12.09
公開日:2014.08.01
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この記事の監修者
吉井クリニック 院長 吉井友季子

美肌効果のあるパルマローザの精油の特徴と効果について、ドクター監修の記事でご紹介します。パルマローザの心身への作用や美容に優れた作用から、さらなる効果を期待できるブレンドまで解説します。

パルマローザの効果・特徴と使い方

洗練されたほんのりと甘いバラのような香りで、化粧品や香水の原料にも使われるパルマローザ。特に女性に人気の高い香りです。

華やかなバラに似た気品ある魅力的な香り「パルマローザ」

パルマローザは学名を「Cymbopogon martini」と言い、香りからは想像できないかもしれませんが、イネ科の植物の葉から抽出しています。花が咲く前に収穫され、水蒸気蒸留法で抽出されます。香りのタイプは、素早く立ち上がるトップノートに分類されます。

原産はインドで、「インディアンゼラニウム」や「インディアンロシャ」という名でも呼ばれ、現在ではインドのほかアフリカや南米などの地で広く栽培されています。

パルマローザの主な成分は、ゲラニオールやリナロールなどのアルコール類が7割以上であり、その他に酢酸ゲラニルなどが占めています。 

イネ科ではあってもゼラニウムやローズのような甘く柔らかな芳香が感じられるのは、ゲラニオールの割合が多いためです。そのため、パルマローザの精油は大部分がヨーロッパやアメリカ、日本などに輸出され、石けんや化粧品、香水の原料として利用されています。

フローラル調の優しく甘いパルマローザの香りは心を落ち着かせる効果に優れている一方、気分を明るくする作用もあります。このように精神的バランスを安定させるのに役立ちます。

身体については、感染症の予防や解熱作用、消化器系を強くする作用もあります。ゲラニオールはモノテルペンアルコール類であり、免疫調節作用に優れていることからも、病後の回復時や疲れが溜まっているときなどには特にオススメです。

パルマローザはスキンケアや頭皮ケアにオススメ

化粧品や石けんに配合されることから分かるように、スキンケアに最適なのが特徴のひとつです。アロマテラピーサロンでのトリートメントでも多く使われています。肌の皮脂バランスを整える作用で知られているので、パルマローザの精油を0.5%以下に希釈したローションをスキンケアに使うと良いでしょう。

また、皮膚細胞を活性化するので、美肌づくりをしたい方にオススメです。殺菌作用や消毒作用、抗炎症作用もあるので、ニキビなどの肌荒れにも効果が期待できます。

さらに、頭皮のフケに悩む方にもパルマローザはオススメです。市販の無香料シャンプーやリンス、ヘアコンディショナーに1%濃度以下でパルマローザの精油を入れてよく混ぜ合わせるだけで、手軽に取り入れることができます。

ブレンドして使いたいときには、同じフローラル系のラベンダーや、爽やかな柑橘系のレモン、ベルガモットと相性が良いです。美肌効果を高めたい場合は、ゼラニウムやベチバーと組み合わせると良いでしょう。

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