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シミのレーザー治療で失敗することはある?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
ノエル銀座クリニック 医局長 厚田幸子

シミのレーザー治療で失敗することはあるのかどうかについて、ドクター監修の記事にまとめました。シミのレーザー治療のメリットやデメリットを詳しくお伝えしながら、その有用性とリスクについて紹介します。

レーザー

シミにはいくつかの種類があり、種類によって治療方法が異なります。そのためシミを消すにはまずシミの種類を特定することからスタートします。

どんなシミにもレーザー治療は有効なの?

シミにはいくつかの種類があり、主なものは以下の通りです。

  • 老人性色素斑
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 炎症性色素沈着
  • 肝斑
  • 真皮メラノサイトーシス(ADM)

例えば一般的には老人性色素斑や雀卵斑(そばかす)、真皮メラノサイトーシスのケースではレーザー治療がより適応性が高く、効果が出やすいとされています。

一方肝斑の場合、高出力のレーザーは有効ではないとされており、トラネキサム酸内服がメインです。最近では低出力のレーザー(レーザートーニング)で治療を行なうクリニックもあります。

しかも通常シミは複数の種類を併発していることが多く、症状によってはレーザー治療に加えて光治療や内服薬、外用薬などいくつかのアプローチが必要なケースもあります。そのため経験豊富な医師によるシミの種類の特定は、シミ治療を行う上で大変重要になるのです。

しかしレーザーの照射は上手くいっても、その後の日焼け対策を怠ってシミが悪化してしまう可能性も十分あります。

シミを消すためのレーザー治療は、決して万能ではありません。経験豊富な医師による適確な診断の元に、レーザーだけでなく光治療や内服薬、外用薬など複数のアプローチをすることで初めて透明感のある美しいお肌が手に入るケースもあるのです。

レーザー治療で失敗しないためにできることとは?

シミの治療においては種類の特定以外にも、お肌の反応を見てレーザーの照射エネルギーや時間を調整するなど、医師のスキルや経験が重要になる場面が必ず出てきます。そのためにもできるだけ経験豊富で、信頼できる医師に相談するようにしましょう。予約の際に電話で問い合わせても良いでしょう。

またカウンセリングの段階で疑問に思ったことは遠慮せずに質問し、納得した上で治療を受けることも大切です。

基本的なことですが、施術後のアフターケアをしっかりする心構えをきちんと持っておくこともレーザー治療を成功させるためには大切なことです。

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