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プロテオグリカンはサプリメントも効果あり?

更新日:2016.12.20
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

保湿剤として化粧品でも配合されるプロテオグリカン。スキンケアとしての活用だけでなく、サプリメント(健康食品)としても販売されていますが、どのようはことが期待されているのでしょうか?知っておきたい選び方についても、ドクター監修の記事で解説します。

サプリメント

今、話題のプロテオグリカンは、化粧品だけでなくサプリメントとして摂取する方法もあります。サプリメントの場合には体内からの抗炎症作用が期待でき軟骨成分の産生を促すため、関節痛の緩和など期待できる効果も多くなります。食事では摂取することの難しいプロテオグリカンは、サプリメントから手軽にとると良いかもしれません。

プロテオグリカンサプリメントの効果

(1)肌への働き

プロテオグリカンサプリメントの美容効果は化粧品の塗布と同じく、次のような効果が期待できます。

  • EGF様作用(表皮細胞増殖促進作用)でターンオーバー(新陳代謝)を促進する
  • ヒアルロン酸、コラーゲンの産生を促し、肌にうるおいとハリを与える
  • 保水量、皮脂量のバランスを整える
  • 抗炎症作用によりシミ、色素沈着を予防・改善

(2)身体への働き

プロテオグリカンを食事やサプリメントで摂取した場合には、体内で次のような働きをすることがわかってきました。

・体内での抗炎症作用

プロテオグリカンには、炎症作用を抑える効果があることが研究により確認されてきています。さらに活性酸素が一因となる肥満、糖尿病などの生活習慣病や、脳や内臓や血管の老化、癌、リウマチなどの予防効果が期待されています。

・体内環境の健康維持

プロテオグリカンには、腸内環境を善玉菌優位に変える働きがあることもわかってきました。腸内の免疫細胞の働きを正常化し、身体が不調に傾かないよう働きかけます。たばこやアルコール、ストレスなどによる刺激が原因の炎症を抑える効果が期待できます。他に大腸炎や関節炎、アレルギー性疾患などの症状が軽減する効果も見込めます。

サプリメントの正しい選び方と摂取方法

残念ながらサプリメントには粗悪なものもありますので、次の点を注意して選ぶように心がけましょう。

(1)天然素材でできたもの

サプリメントには、化学合成原料または天然原料を使用した2種類があります。合成原料のものは安価ですが、化学物質混入の可能性や石油から合成されている場合もあります。野菜や果物などに由来するものは吸収率や栄養価も格段に良いので、身体への影響を考えて、多少高価格でも天然の素材を使用したものがオススメです。

(2)熱処理されていないか

サプリメントに含まれる栄養素の大半が、熱処理の過程で失われてしまいます。プロテオグリカンも熱処理されると性質が変わってしまうため、低温かつ安全性を保って製造されているものかどうかチェックすると良いでしょう。

(3)製造年月日

サプリメントにも食品と同じく鮮度があります。製造年月日が古いほど効果は薄れるでしょう。製造年月日の表示を確認してください。

(4)配合バランス

栄養素や美容成分のなかには、単体で摂取しても効果があらわれにくいものがあります。目当ての成分がきちんと働くように、他の栄養素や美容成分が配合されているかチェックが必要です。

(5)添加物

過剰に添加物が入っていると、望んでいる効果どころか身体に悪影響が出てしまう場合もあります。添加物が完全にないものは基本的にはありませんが、添加物含有量の少ないものや天然原料由来の添加物を使用したものを選ぶことはできます。

サプリメントは、食後30分以内に摂取することをオススメします。栄養の吸収が活発になっているため、サプリメントの成分も吸収されやすくなるためです。また、サプリメントはあくまで栄養補助の目的で摂取するものです。規則正しくバランスのとれた食生活をした上で上手に活用してください。

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