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軟骨の構成成分「プロテオグリカン」の経口摂取時の効果

更新日:2017.03.22
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

近年注目を浴びている「プロテオグリカン」。ヒアルロン酸とは異なり、添付だけではなく経口摂取でも美容効果があるとされています。そこで今回は、ドクター監修のもと、プレテオグリカンの経口摂取時の効果についてご紹介します。

軟骨

最近注目を浴びてきている「プロテオグリカン」は動物の軟骨に多く含まれる成分で、すぐれた美肌効果が期待されています。スキンケア化粧品に含まれている場合は肌に塗布して成分を浸透させますが、プロテオグリカンは口から摂取することでも様々な効果を発揮します。

プロテオグリカンの経口摂取時の効果

(1)肌のうるおいとハリを保つ

2週間継続してプロテオグリカンを摂取してもらったところ、肌の弾力が増したという報告があります。これは、肌の代謝を促進する上皮細胞成長因子(EGF)とプロテオグリカンが同様の働きをするためだと言われています。実際に、鮭の鼻軟骨由来のプロテオグリカンにEGF様作用があるという弘前大学の研究結果も出ているのです。

また、プロテオグリカンは私たちの肌の真皮層にコラーゲンやヒアルロン酸とともに存在しており、これらが一緒になって肌のうるおいやハリを保っています。プロテオグリカンを経口摂取した場合には、既に存在しているプロテオグリカンの生成を促進することも期待されています。その上、プロテオグリカンはコラーゲンとヒアルロン酸の産生も促すので、さらなる美肌へ導いてくれるというわけです。

(2)全身の免疫システムを正常化

体内には免疫細胞が存在しますが、その免疫細胞がタバコやアルコール、ストレスなどにより過剰な働きを強いられると、活性酸素を排出するなどの弊害が出てきます。増えすぎた活性酸素は炎症を起こして細胞を傷つけ、身体組織の老化、生活習慣病、癌やリウマチといったあらゆる病気を引き起こすとされています。プロテオグリガンには、こういった免疫細胞の過剰な働きを抑制する効果が期待できます。

経口摂取の方法

プロテオグリカンの原料となるのは鮭の鼻軟骨で、熱するとプロテオグリカン成分が壊れてしまうという性質があります。鮭の鼻軟骨は、青森県などでは「氷頭(ひず)」とよばれて昔から親しまれています。コリコリとした食感で、野菜と一緒に酢に漬け込んだ「氷頭なます」にして食べるのが一般的です。このように火を通さない調理では、プロテオグリカンの成分を効率よく摂ることができるでしょう。

しかし、このように鮭の鼻軟骨を日常的に食事として摂取するのは難しいことです。最近ではサプリメントやドリンク、飲むゼリーなどプロテオグリカンが配合されている手軽な商品も多く出回ってきているので、このようなものを利用しても良いでしょう。

プロテオグリカン配合のサプリメントについて、詳しくは 『プロテオグリカンはサプリメントも効果あり?』をご覧ください。

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