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超音波で脂肪を分解!ウルトラアクセントとは?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.11.28
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

超音波と高周波によって脂肪を除去する「ウルトラアクセント」は、新しい発想で脂肪にアプローチする痩身治療として注目を集めています。ドクター監修のもと、ウルトラアクセントの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。

数ある“切らない痩身治療”の中でも、新しい発想による痩身治療として人気が高いウルトラアクセントですが、その痩身効果はどれほどなのでしょうか?詳しく解説します。

ウルトラアクセントとは

「ウルトラアクセント」は、イスラエルにあるAlma Lasers社が開発した医療機器で、日本に導入されたのは2009年~2010年頃と、比較的新しい痩身治療です。大きな特徴としては、超音波による効果と高周波による効果の、ふたつの機能を備えていることがあげられます。

これまでの痩身機器に搭載されていた超音波マシンは「縦波」しかありませんでしたが、これは血管や神経など、他の組織にもダメージを与えてしまうため、出力レベルを抑えながらの治療しかできませんでした。しかし、ウルトラアクセントには「横波」の超音波マシンを搭載したことから、脂肪細胞膜のみを破壊できるように出力レベルを設定することが可能になりました。よって、従来の超音波マシンに比べて、より確実に、ピンポイントで脂肪細胞にアプローチすることができるのです。

脂肪細胞膜が壊れると中の脂肪が溶けはじめますが、この体内に溶け出た脂肪を体の外へスムーズに排出させる役割を担っているのが、高周波です。高周波は、リンパや血液に溶けた脂肪を取り込ませ、スピーディーな排出を促します。また、コラーゲンの生成もサポートするため、脂肪がなくなってたるみやすくなった皮膚にハリをもたらし、引き締める効果も期待できます。このように、ウルトラアクセントは超音波で脂肪細胞を破壊し、高周波で脂肪を排出するという2ステップで、余分な脂肪を取り除いていく治療法なのです。

ボディの部分痩せはもちろん、フェイスラインの脂肪を取り除いて引き締める小顔効果や、なかなか手強いアゴ下のたるみの除去など、頬から下の顔にも使えるという点も魅力です。効果を実感できるまでの期間は、およそ2~3週間といわれていますが、ボディに比べて顔の方が早く効果を感じられるそうです。

ウルトラアクセントのメリットとデメリット

皮膚を切開することなく、痛みやダウンタイムもほとんどない状態で脂肪細胞だけを破壊することができます。脂肪細胞を破壊するということは、脂肪細胞の数を減らすことができるということなので、リバウンドのリスクは低くなります。また、流れ出た脂肪を排出する手助けもしてくれるため、治療後にマッサージを行う手間もありません。美肌効果も期待できるため、“一石三鳥のマシン”と言っても過言ではないでしょう。

しかし、脂肪吸引などに比べると、脂肪を除去できる量には限りがあります。また、使用可能な範囲が広い分、超音波のヘッドが10cm×10cmと小さいため、1エリア約12~16分と、照射時間は少々長くなります。超音波の後に、脂肪の排出を促す高周波も照射していくため、2エリアで1時間ほどかかってしまいます。

さらに、効果には個人差があるため、1回で効果が出る場合と複数回の治療が必要な場合があるといわれます。脂肪の量によっても異なりますが、目安としては、ボディの場合は5回ほど、顔の場合は1~3回ほどで効果を実感できることが多いそうです。

ウルトラアクセントはまだ新しい治療法です。ゆえに、ドクターによって仕上がりに差が出てしまうことも否めません。トラブルを避けるためにも、症例数の豊富なクリニックで、熟練のドクターに施術してもらうことをおすすめします。

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