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タイプ別ニキビ治療(6)黄色ニキビの治し方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.11.28
ドクター画像
この記事の監修者
相澤皮フ科クリニック院長 相澤浩

ニキビとひとくちにいっても、進行の段階や症状により適した治療法が変わってきます。ここでは、化膿して重症化した「黄色ニキビ」の治し方について、ドクター監修のもと解説しています。

こちらでは、化膿した黄色ニキビを治療するための方法を解説しています。

黄色ニキビとは?

炎症を起こして腫れあがったニキビが悪化し、膿が溜まり始めた状態が黄色ニキビです。このレベルまで悪化すると、アクネ菌だけではなく、皮膚炎の原因となる黄色ブドウ球菌も増殖しており、放っておくと炎症がさらに拡大して、毛穴の周囲まで広がる恐れもあります。

赤ニキビまでは、1つ2つ発生しただけなら自然治癒を待つ、という選択肢もあるのですが、黄色ニキビにまで発展したら、医療機関を受診することが第一です。この段階になると、治癒した後にクレーター状の痕が残ることも多く、長期的に根気よく治療する必要があるでしょう。

黄色ニキビの治療法

化膿した黄色ニキビの治療法には以下のようなものがあります。

一般的な治療法

黄色ニキビにまで悪化すると、外用薬だけでなく、内服の抗生物質を用いて急速に炎症を抑えるという治療が行われることも多くなります。局所的に炎症がひどいケースでは、患部にステロイドを注射する場合もあります。

その他、アレキサンドライトレーザー。ロングパルスYAGレーザーなど、炎症を止めるためのレーザー治療を施す場合もあります。いずれにしても、急速に炎症を鎮めることが治療の最優先事項となります。

併せて行いたい治療法

炎症を鎮めたとしても、化膿するほど悪化したニキビはすぐに消えるわけではありません。ニキビ痕が残ったり、すぐに次のニキビが発生したり、長引く可能性が高いと言えます。

そのため、ニキビ発生を抑える根本治療として、肌のバリア機能を改善し、ニキビを含めた肌トラブルを防ぐために役立つホルモン治療を行うのがオススメです。肌の状態を悪化させる男性ホルモン過多の状態を改善し、ホルモンバランスを整えることがホルモン治療の目的。ニキビの発生要因をダイレクトに取り除く唯一の根本治療です。

また、医療機関によっては漢方薬を併用するなど、肌の状態を上向かせる補助的治療を組み合わせることもあります。

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