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できたシミを消すことはできるの?

更新日:2017.06.16
公開日:2014.12.10
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

すでにできてしまったシミを消すことは可能なのでしょうか?ここでは、シミができるメカニズムとシミを消す方法、そしてシミ予備軍対策など、シミに関する対策法をドクターの監修のもと、詳しくご紹介します。

いつのまにかポツポツと現れるシミ…。このシミに悩まされている女性も多いのではないでしょうか?年齢とともに増えていくこのシミを加齢のせいだからしょうがない…と諦めてしまうのはまだ早いです!シミの原因を突き止め、その原因に沿ったケアを実践することでシミへの悩みは解決できるかもしれません。

紫外線によりできてしまったシミって消せる?

紫外線が原因で肌に現れてしまったシミを消すことは可能なのでしょうか?まずは、シミが出現する原因、メカニズムについて解説します。

シミができるメカニズム

皮膚内で生成される色素「メラニン」が色素沈着を起こしたものがシミです。紫外線を多く浴びると、表皮のケラチノサイト(表皮の角化細胞)が肌を守るために、表皮の最も下の部分にある基底層の中に存在するメラノサイトという色素細胞にメラニンを生成するよう命令します。このメラニンがケラチノサイトに受け渡されることで、紫外線から細胞核を守る働きをするのです。通常、メラニンはターンオーバーの過程で外に排出されるのですが、さまざまな要因によってターンオーバーがスムーズに行われないと、はがれ落ちるはずのメラニンが皮膚にとどまって色素沈着を起こし、結果、シミとなって残ってしまうのです。

紫外線の浴びすぎにより…できてしまったシミの対処法

日焼けによるシミは、美白作用のある化粧品などでケアを行い、メラニンの色素生成を抑えることで予防することはできますが、美白化粧品はあくまで「日焼けによるシミを防ぐ」ことを目的としています。

できてしまったシミを消す、となると、クリニックでの外用剤の処方が必要となってきます。クリニックで処方される外用薬にはハイドロキノンやレチノイン酸がありますが、これらを使用することで肌のターンオーバーが高まり、メラニンがスムーズに排出されます。また、肝斑(かんぱん)などの特殊なシミは、治療法が異なるので、皮膚科専門医に相談しましょう。

※シミのメカニズムについて、詳しくは『できてしまったシミへの対処法』をご覧ください。

特に、かぶれやアレルギー疾患、やけどなどが原因で引き起こされるシミ、炎症性色素沈着の場合は真皮にまで及んでいる可能性が高いので、炎症性色素沈着が疑われる場合は速やかにクリニックに相談されることをおすすめします。

“シミ予備軍”を消すことがもっとも重要

ほとんどの人が、紫外線や外部刺激、ストレスや大気汚染などによるダメージによって肌の奥の方にメラニンが蓄積している状態、つまり、“シミ予備軍が潜んでいる状態”にあるといえます。シミを肌の表面に出現させないようにするためにはこの“シミ予備軍”をなくすことが何よりも重要です。

“シミ予備軍”をなくすためには、「美白+保湿」のダブルケアが必須。メラニンの過剰生成を抑える働きのある美白化粧品などで、シミの元凶となるメラニンの生成を抑えましょう。乾燥した肌は紫外線などの外的刺激でダメージを受けやすく、角質も厚くなりがちでターンオーバーも滞りやすくなるため、保湿ケアもしっかり行うことが大切です。

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