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話題のマッサージ方法!「かっさ」の効果とは

更新日:2017.12.11
公開日:2014.12.26
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

今話題の美容法「かっさ」。かっさとはどのような美容方法なのでしょう。またどのような効果が期待できるのでしょうか。ここでは、かっさの歴史やその医学的な根拠について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

最近、雑誌やテレビでよく取り上げられるかっさ(刮痧)。「かっさって何?」という方にもわかりやすく、かっさの基礎をお伝えします。

中国の民間療法であるかっさ(刮痧)とは

かっさの起源は悠久の昔にまでさかのぼります。それは石や木片などを使って体に刺激を与えることで痛みを緩和しようとする、人間の本能に即した行為から始まったと考えられています。実に2500年前の中国の医学書には、すでにかっさの元になった治療方法が記載されているのです。

その後かっさは主に民間療法として親から子へ、子から孫へと大切に受け継がれていきます。そして東洋医学の中でも、特に中国の人々の生活に密着している中医学にも大きな影響を与えました。

1980年代になるとかっさ第一人者の呂季儒が『経絡刮さ法』をまとめ上げ、西洋医学をも視野に入れた現代的なかっさ療法を確立しました。

「刮(かつ)」と「痧(さ)」の意味

「刮(かつ)」という字には削るという意味があり、「痧(さ)」は滞って動かなくなった血液を示しています。つまり、かっさは「肌をこすることで滞っている血液を刺激し、滞りをなくす」療法です。

かっさは、専用のプレートや中華料理でおなじみのレンゲを使って不調を感じる部分を刺激することから始まります。刺激によって肌の表面に血液の毒(滞り)を浮き上がらせると同時に、血流やリンパの流れが促進されることで、老廃物をスムーズに排出することができるのです。

かっさ美容法の医学的根拠の紹介

このように民間療法として長い年月にわたって受け継がれてきたかっさが、美容にどのような効果を発揮するのでしょうか。医学的な根拠を説明しましょう。

中医学|かっさプレートで肌をこするやり方でツボ刺激

中医学において人の体は自然界から常に影響を受けていると考えられています。また、人の体内でも各部位が互いに影響し合うとされています。

さらに中医学では、患部だけでなく人全体を診ます。まずは体を構成する気・血・津液。次にエネルギーの通り道だと考えられている経絡。さらにそこからつながる五臓(肝・心・脾・肺・腎)六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)です。

このように、中医学におけるかっさは、かっさプレートによって肌をこすることで経絡やツボを刺激。その結果、気・血・津液の流れを改善し、体内の五臓六腑を活性化して正常なバランスに整えていくと考えられています。

西洋医学|こする際の熱により血行が良くなる

西洋医学では病気になった患部を局所的に診て、その不快な症状をできるだけ速やかに改善するための対症療法がとられるのが一般的です。

かっさの効果を西洋医学的に説明すると、そのポイントはかっさプレートで肌をこする時に発生する熱です。この熱が毛細血管を拡張させ、血流を増加させると考えられます。体内に入った病原菌は有害物質を発生させ体に害を与えますが、血行が良くなることでスムーズにそれを体外へ排出できるのです。

このように概念が異なる中医学と西洋医学ですが、かっさが血行と新陳代謝を高めるとする考え方は一致しています。デトックス(解毒)はもちろん、むくみの改善、小顔やリフトアップ、脚痩せなど、美容に欠かせない効果が期待できるのです。

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