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素材で変わる!コラーゲンサプリメントの特徴と効果
日本人女性は、1日に必要なコラーゲンは1/5程度しかとれていないといわれています。そんなときこそ、サプリの出番です。でも、サプリを飲むのに抵抗があったり、効果が疑わしいと思う方も多いと思います。そこで、ドクター監修のもと、最新のコラーゲンサプリ効果について紹介します。
最近の研究により、コラーゲンは身体にさまざまな効果をもたらすことがわかりました。しかし、食事だけでは1日に必要な摂取量を摂るのは難しいものです。足りないコラーゲンを補うにはサプリが有効。コラーゲンサプリには、さまざまな種類やそれぞれ特徴があります。
コラーゲンサプリメントに期待できる効果とは?
サプリメントをはじめ、ドリンクやゼリー、お菓子に至るまでコラーゲン配合の食品は今でも多くの女性たちの関心をあつめています。その一方で、少し前までは「コラーゲンを食べても美肌に効果なし」と否定的な意見もありました。
ところが最近になって、コラーゲンの経口摂取による効果が学会で発表されました。京都大学大学院 農学研究科 応用生物化学専攻 佐藤健司教授によると、サプリメントなどに配合されているコラーゲンペプチドを1日5gで4週間続けると、「肌の水分量や弾力が高まる」「シワが減る」「コラーゲンやエラスチンなどの合成が促進されている」という結果を得られたというのです。
※コラーゲンの最新メカニズムについて詳しい内容は、『「効果がない」は嘘だった!知っておきたいコラーゲンドリンクの本当の効果』をご覧下さい。
ポイントは、コラーゲンのなかでも分子を分解して小さくした「ペプチドコラーゲン」だという点です。今まではコラーゲンが吸収される時はアミノ酸になる、といわれてきました。しかし、コラーゲンペプチドの一部はペプチドのまま血液に吸収されることもわかりました。これによって、美肌効果だけでなく細胞の活性化も期待でき、爪や骨が丈夫になる、髪が太くなる、傷が治りやすくなるなど、さらなる研究が進められています。
サプリメントの素材と効果の関係
コラーゲンペプチドはサプリメントによく配合されており、その素材は大きく牛・ブタ・鶏から抽出された「動物由来コラーゲン」と魚から抽出された「魚由来コラーゲン」に分けられます。
現在、動物由来のブタコラーゲンを見ることが多いですが、一般的には魚由来コラーゲンの方が吸収されやすいといわれています。しかし、素材がブタコラーゲンでも、分子を小さくするなど工夫しているケースもあるため一概には言えません。また、魚由来コラーゲンはニオイが気になるという意見もありますが、ニオイが少ない種類もあります。
さらに魚由来のものは、「骨、皮由来コラーゲン」と「ウロコ由来コラーゲン」に分類されます。ウロコ由来コラーゲンは「スカールコラーゲン」と呼ばれ、キチン質を芯にしているといわれています。キチン質は現代人に不足している成分で、カニの殻などに含まれています。キチン質をとると、コレステロール値や血圧を下げてくれるので、健康面での効果も期待できます。
ただし、柔らかい魚の皮では酵素と加熱でその成分を抽出することができますが、ウロコは固いため劇薬の塩酸を使って抽出しています。そのため、残留塩酸という点が懸念されます。残留塩酸は健康被害もそうですが、コラーゲンも壊してしまうため処理に仕方によっては効果にも影響してしまいます。
素材はその品質によっても異なり、魚由来でいえば、養殖と天然では、価格も品質にも差が出ます。素材の値段が高ければ高品質ということが言えますが、だいたい「天然の魚皮由来コラーゲン>養殖のブタ・鶏由来コラーゲン>養殖のウロコ由来コラーゲン」の順で価格が下がります。
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