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正しく知りたい!ヒアルロン酸が身体にもたらす3つの効果

更新日:2016.12.09
公開日:2015.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
こすぎレディースクリニック 院長 椎名邦彦

ヒアルロン酸は、肌のハリや弾力、みずみずしさを保つために重要な役割を担うことはよく知られています。それだけではなく、関節痛などにも効果を発揮することはご存知ですか。そのうえ、生理痛や更年期障害にも効果があるかもしれません。体内でのヒアルロン酸の効能について、ドクター監修のもと、解説していきます。

美肌効果の高い成分として知られているヒアルロン酸は、私たちの体のなかにもともとある成分です。そして、ヒアルロン酸が効能を発揮するのは、肌に対してだけではありません。体内でヒアルロン酸は、どのような働きを担っているのでしょうか。

肌にうるおいを与える美肌効果  

私たちの皮膚の細胞と細胞の間には、ヒアルロン酸があり、肌のハリや弾力、みずみずしさを作りあげるのに、大きく関与しています。皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3つの層から構成されています。

皮膚のなかで大部分を占める真皮は、多量のコラーゲンと弾力線維となるエラスチンが少量あり、これらが網目状に絡み合ってできています。その網目の隙間を、ヒアルロン酸などを成分とするゼリー状の物質が埋めています。この皮膚のなかにあるヒアルロン酸は、年齢とともに減少していきます。そのため、もっともたくさんヒアルロン酸があるのは赤ちゃんのとき。赤ちゃんの肌はしっとりとしていて弾力があるのにも、うなずけます。

生理痛や更年期障害を改善!

美肌効果だけではなく、ヒアルロン酸は排卵を助けて月経周期の乱れを改善し、女性ホルモンのバランスを正常に近づける効果があるとの説もあります。ヒアルロン酸によって、女性ホルモンのバランスが改善されることで、自律神経の乱れを防いだり、更年期障害の症状にあげられる動悸や発汗などを抑えたり、生理痛の緩和も期待できるのです。また、ヒアルロン酸が配合されているサプリメントは、月経時の子宮の動きをスムーズにして、生理痛の症状改善にも役立つともいわれています。

関節痛を改善!

ヒアルロン酸は、生まれたときにはたっぷりと体内にありますが、年齢を重ねるとともに減少していきます。とくに皮膚においては、大人は赤ちゃんに比べて20分の1のヒアルロン酸量といわれています。中高年以上の方々に発症しやすい、ひざやひじなどの関節の痛みは、ヒアルロン酸が減少したことによって引き起こされるケースが非常に多いのです。

ヒアルロン酸は、関節の動きを滑らかにする働きがあります。このため、ヒアルロン酸減少にともなう関節痛には、直接ヒアルロン酸を注射することが効果的です。関節部分にヒアルロン酸を補うことで、関節の痛みや炎症を和らげたり、関節の動きをよくしたり、さらに、関節部分のヒアルロン酸の生産性を高めていきます。

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