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顔を引き締めるたるみ治療とは|美容皮膚科の最新治療法
肌のハリの取り戻すためには、メスを使って皮膚を取り除く外科的治療のほかにも、美容皮膚科でたるみ治療を受けるという手段もあります。たるみ治療にはどんなものがあるのかを、ドクター監修の記事で解説します。
化粧をしても隠し切れない、肌のハリ。美容皮膚科ではハリを取り戻すためにどのような治療が行われているのか、見ていきましょう。
顔の筋肉がたるむ原因とは
「たるみ」や「ハリの衰え」の原因はさまざまです。なかには複数の原因が複合的に絡み合って顔のたるみを引き起こしていることもあり、原因やパーツによって、最適な治療法も変わってきます。
肌のハリが低下
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層からできており、その下に脂肪組織や筋肉があります。しかし真皮を支える線維細胞であるコラーゲンとエラスチン、細胞と細胞の間でクッションの役割を果たしているヒアルロン酸などが紫外線や乾燥、加齢、バランスの悪い食生活や睡眠不足などで失われると、肌の弾力(ハリ)が失われ、たるみが生じます。
表情筋や深層筋の衰え
私たちの顔には、「表情筋」と「深層筋」と呼ばれる2種類の筋肉があります。皮膚のすぐ下にある表情筋が衰えると、その下にある脂肪や皮膚を支えられなくなってしまいます。また、骨に付いている深層筋が衰えると、表情筋が支えられなくなったり、肌に栄養がいきわたらなくなって、たるみの原因となります。
猫背などの悪い姿勢
顔の筋肉は頭や首とつながっています。悪い姿勢を長時間続けると顔の筋肉が引っ張られ、たるみの原因となります。
たるみを引き締める美容皮膚科での最新治療方法
ヒアルロン酸をダイレクトに注入する水光(すいこう)注射
専用の注入機器を用いて、ヒアルロン酸をベースにした薬剤を真皮内にダイレクトに注入することで、皮膚の小ジワを改善し、皮膚にハリ、うるおい、透明感をもたらします。
極細の針がいた注入機器を使用しており、また、針先には吸引装置がついていて皮膚を穏やかに吸引しながら注入していくため、吸引による刺激で針の痛みは感じられないことがほとんどです。
しわやたるみをできにくくするボトックス注射
ボツリヌス菌が産生する物質を注入することで、筋肉の働きを麻痺させて表情筋を動きにくくし、シワやたるみがよりにくくする治療です。1回の治療で4~6か月ほど効果が持続します。
肌のハリを戻していくプラセンタ注射
プラセンタエキスを注射器で直接肌に注入し、真皮細胞の細胞を活性化します。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やし、肌の弾力を取り戻すことで、たるみを改善していきます。
たるんだ肌を内側から持ち上げるヒアルロン酸注射
注射によりヒアルロン酸を注入することで、たるんだ肌を内側から持ち上げます。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、アレルギーなどのリスクが少ないといわれています。
光を顔全体に照射するフォトフェイシャル
「フォトフェイシャル」は、「IPL(Intense Pulse Light)」というカメラのフラッシュのような光を顔全体に照射する治療法で、コラーゲンなどの成分を作り出す「線維芽細胞」の働きを活性化させ、自然なハリや弾力を蘇らせることができます。
痛みが少ない近赤外線レーザーのタイタン
レーザー治療の一種で、真皮の層に近赤外線を照射することで、コラーゲンの収縮を促進させ、引き締め効果を発揮します。痛みが少なく、即効性と持続性の両方があるのが特徴です。
引き締め効果に期待できるサーマクール
高周波(RF)エネルギーを肌に照射し、真皮層から皮下組織のコラーゲン生成を促すレーザー治療の一種です。肌の奥まで作用するため、高い引き締め効果が期待できるという特徴もあります。
皮膚の代謝を促すケミカルピーリング
皮膚表面に酸の薬剤を塗り、古い角質をはがすことで、皮膚の新陳代謝を促す治療法で、繰り返し行うことで、肌が活性化し、少しずつコラーゲンが増えていきます。
線維芽細胞を活性化させるレチノイン酸療法
「レチノイン酸」は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す「線維芽細胞」を活性化させる作用があります。レチノイン酸療法では、ドクターに「レチノイン酸配合クリーム」を処方してもらい、自宅で肌に塗ります。
このように現在のたるみ治療では、メスを入れなくても大きな効果を出せるものもあります。化粧でも隠し切れない、日ごろのスキンケアでは改善できないなどお悩みの方は、美容皮膚科のドクターに相談してみるのも選択肢のひとつです。
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