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生理がひどい時のカフェイン摂取による体への影響とは

更新日:2018.01.30
公開日:2016.03.28
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

コーヒーなどに含まれるカフェインは、生理痛がひどいときは飲まないほうがよいといわれています。その理由はなんでしょうか。ここでは、女性の体へのカフェインの影響と生理痛の改善法をドクター監修の記事で解説します。

カフェインの生理痛への影響について見ていきましょう。

コーヒーに含まれるカフェインの体への影響

仕事や家事の合間にホッとひと息つきたいときは、コーヒーを飲むという人が多いのではないでしょうか。コーヒーに含まれる「カフェイン」には、交感神経刺激作用、覚醒作用があるので、疲れたときの眠気覚ましや気分転換に有効です。また、カフェインには、血管拡張性の頭痛(片頭痛)の緩和作用があることがわかっています。

しかし、カフェインを摂り過ぎるのはあまりおすすめできません。カフェインは極端な大量投与でめまい、振るえ、不整脈、不安などを起こします。また習慣化してしまうと、軽い禁断症状を起こすことがあります。

そこまでの多量摂取でなくても、交感神経刺激により血管が収縮するため、手足が冷えたり、生理痛を強くしてしまうことがあります。

女性が気をつけたいカフェインの作用

カフェインは血管を収縮させるため、冷えにつながると言われています。では、体を冷やすことが、なぜ女性にとって問題なのかを見ていきましょう。

カフェインは体を冷やす

「冷えは万病の元」といわれるように、体にさまざまな悪影響をもたらしますが、冷えて血行が悪化し骨盤内がうっ血すると生理痛も悪化してしまいます。

女性は、毎月の生理で血液が失われるので、「貧血」(鉄欠乏性貧血)になりやすい傾向がありますが、カフェインを一緒にとると鉄分の吸収が妨げられてしまいます。貧血気味の人は、食事中〜食後30分は、カフェインを摂取しないようにしましょう。

また、妊娠すると、カフェインが胎盤を通じて移行し、赤ちゃんの発育にも悪影響を及ぼす可能性が否定できません。ですので、妊娠中のカフェインの摂取は控えめにしたほうがよいでしょう。医師によって見解が異なりますが、1日に1杯程度までにしておくのがよいようです。

辛い生理痛の時はカモミールティーなどがおすすめ

カフェインはコーヒー以外にも、紅茶やお茶、コーラ、エナジードリンク、栄養ドリンクなどに含まれているので、こういった飲み物も摂り過ぎはNGです。ただし、紅茶や緑茶の場合は、カフェインがカテキンと結びつくので、作用が穏やかになるといわれています。

生理痛がひどいときはハーブティーなど、次のようなカフェインレスの飲み物がおすすめです。

  • ジンジャーティー…血行を促進し、体を温めます。
  • カモミールティー…リラックス効果や鎮痛作用があります。
  • ローズヒップティー…むくみ、便秘の解消があり、ビタミンCが豊富です。
  • ペパーミントティー…消化促進、鎮痛、リフレッシュ効果があります。
  • たんぽぽ茶…下腹部の血行を促進します。
  • はとむぎ茶…新陳代謝を高めるので、美肌効果があります。

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