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背中ニキビを減らす石けんの選び方と正しい洗い方

更新日:2018.05.17
公開日:2016.04.20
ドクター画像
この記事の監修者
めじろミサクリニック 院長 山川美佐

背中のニキビケアは、石鹸選びがポイントになります。ここではドクター監修の記事で、背中のニキビ対策として知っておきたい、石鹸やボディソープの選び方、正しく石鹸を使った洗い方、保湿ケア法などを解説します。

背中のニキビに適した石けんやボディソープの選び方・洗い方について、日常ケアの方法を見てみましょう。

背中ニキビができる原因

背中にニキビができる原因はたくさんありますが、ストレスを感じたり、高GI食品や高脂肪食品などを多く摂取したりすることにより、過剰に皮脂が分泌されることが大きな原因といわれています。

他に考えられるのは、手の届きにくいため十分に洗えていない、すすぎ残しなどによって毛穴がつまりやすくなるなどが考えられます。古い角質や皮脂などが毛穴の中に留まると、アクネ菌やマラセチア菌などの皮膚の常在菌が繁殖し、ニキビにつながります。睡眠不足や疲れなどによって体の抵抗力が落ちている場合は、さらに菌は増殖しやすくなります。

背中ニキビを減らすために!石けんやボディソープの選び方

背中ニキビができてしまったら、さらなる菌の増殖を防ぐためにも、清潔を保つ必要があります。具体的には、どのような石けんを選べばよいのか、選び方のポイントを紹介します。

殺菌作用のある石けん

石けんやボディソープは、殺菌作用のあるものがおすすめです。ニキビの原因菌を減らす殺菌成分としては、「イソプロピルメチルフェノール」や「トリクロロカルバニリド」などが代表的です。成分表示を見ながら選びましょう。

汚れを吸着する成分の入った石けん

毛穴のつまりを防ぐためには、汚れをしっかりと吸着し、クレイパックとしての使用にも人気のある「カオリン」や「ガッスール」「ベントナイト」などを使用するのもよいでしょう。なお、基本的に、肌に刺激を与えず、泡立ちのいいものを選ぶようにして、スクラブ入りなどの刺激の強いものは避けるようにしましょう。

背中ニキビを減らすための洗い方

背中ニキビがあると、しっかり洗おうとしてついゴシゴシとこすってしまいませんか?実はゴシゴシ洗いは、かえって毛穴をつまらせる原因になるのです。背中ニキビによい石けんを選んだら、体の洗い方も見直してみましょう。正しい背中の洗い方のポイントをご紹介します。

髪を先に洗い、すすぎ残しを防ぐ

入浴時に石けんやボディソープで洗うときは、汚れや石けんが残らないようにしっかりと洗い流すのはもちろん、シャンプーやリンス、トリートメントなどのすすぎ残しが背中に残らないようにすることが大切です。シャンプーやリンス、トリートメントなどは、体を洗う前にすませておくとすすぎ残しの心配が減るでしょう。

石けんをしっかり泡立てて洗う

顔を洗うとき、洗顔料をよく泡立ててやさしく洗うのが正しい洗い方といわれています。これは、体を洗うときも同じことです。石けんをしっかりと泡立て、やさしく洗うようにしましょう。

肌に刺激が少ないタオルで洗う

体を洗うタオルの素材は、ナイロンなどの化学繊維のほか、綿や天然繊維でできているものがあります。使用する素材は、綿や天然繊維のものにしましょう。しかも、できるだけやわらかいものを選ぶのがおすすめです。ナイロンなどの化学繊維は、摩擦が強く、背中ニキビにはあまり向いていません。天然繊維のやわからい素材のタオルで体を洗いましょう。

背中ニキビを減らすための見直すポイント

入浴後のケアを見直す

背中ニキビには、肌の乾燥も影響しているといわれています。そのため、入浴で肌を清潔にした後の保湿も大切です。背中は手が届きにくいので、化粧水スプレーを使ったり、保湿成分の入った入浴剤を使用したりするのもおすすめです。化粧水によく含まれる保湿成分として代表的なのは、以下のものです。

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン・エラスチン
  • グリセリン
  • プロピレングリコール(PG)
  • ブチレングリコール(BG)
  • NMF(天然保湿因子)に含まれる成分

背中ニキビに保湿力の高い化粧水?と思うかもしれませんが、保湿ケアも大切にしてみてください。

食べ物を見直す

普段の食生活や生活習慣の見直しも大切です。食事は、皮脂分泌を抑えるビタミンB群や、皮膚によいビタミンA、ビタミンCなどを含む食品を積極的に摂り、高GI食品やアルコールはできるだけ避けるようにしましょう。

GI値とは、食事の2時間後までに血中に入る糖質の量を示しています。カロリーが高ければGI値が高いと思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。GI値の高い食品としては、ごはんや精白された小麦粉で作ったパン、麺類といった炭水化物、フルーツ、砂糖を使った甘いお菓子があげられます。同じパンでも、全粒粉のパンであればGI値が低いので置き換えるなどの工夫をしてみましょう。

衣類を見直す

衣類は肌触りのよいもの、通気性のよいものを選ぶこともポイントです。化学繊維の衣類はできるだけ避け、綿などの汗を吸収しやすい素材の衣類を選ぶとよいでしょう。

背中ニキビを減らすためのまとめ

背中ニキビのケアによい石けんやボディソープの選び方をご紹介しました。今回ご紹介した殺菌作用のある石けんや、毛穴のつまりを防ぐ石けんを選ぶことももちろん大切ですが、石けんの使い方も大切です。髪を洗った後、刺激の少ない天然繊維のタオルで石けんをたっぷりと泡立て、やさしく洗うことを心がけましょう。

また、ついおろそかになりがちな背中の保湿も、背中ニキビのケアでは大切なポイントです。日常生活の中にとり入れてみてください。

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