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おまたにポツポツ…陰部の湿疹は何が原因?
陰部に湿疹ができる主な病気について、ドクター監修の記事でご紹介します。性行為などの接触感染によってうつる病気がほとんどですが、間接的な接触感染によって家族間でもうつる病気もあります。感染症は早めに治療しましょう。
陰部に湿疹ができる主な病気をご紹介します。
性器ヘルペス
ヘルペスウイルスによって接触感染する病気です。外陰部が赤くなり、水ぶくれができ、痛みをともなうのが特徴。水ぶくれが破れて、ただれることもあります。感染してすぐに症状がでる場合と、しばらく時間がたってから症状があらわれる場合があります。一度感染すると完治することはありません。体内に菌がある状態なので、再発するケースが多い病気です。
尖圭コンジローマ
HPVウイルスによる接触感染で起こります。感染して3か月ほどで、外陰部や膣などにできものがあらわれます。一か所にしかできないこともありますが、多発するケースもあります。多発する前に早めに治療しましょう。塗布薬や凍結治療、切除といった治療で完治はするものの、再発のリスクが非常に高い病気です。
梅毒
性行為により、梅毒トレポネーマが小さな傷に入り込んで感染します。感染後3週間ほどで硬いしこりができ、ただれが生じます。痛みはありませんが、リンパ節がはれることがあります。この症状をⅠ期梅毒と言います。
2~3週間ほどすると症状は自然におさまり、その後3か月ほどで全身や手足に発疹があらわれます。これがⅡ期梅毒です。治療をするには、ペニシリンをはじめとした抗生物質を服用します。
疥癬(かいせん)
ヒゼンダニが皮膚の角質層に寄生する皮膚感染症です。接触感染が主ですが、感染力が非常に強いため、間接的な接触でも感染することがあります。同居する家族に感染する可能性もあるでしょう。顔以外の全身、特に外陰部や手指などに小さな発疹が多数あらわれます。かゆみが強いのが特徴で、特に夜間に激しいかゆみに襲われることが多いでしょう。
確定診断するためには、顕微鏡検査で虫体や卵を検出する必要があります。ヒゼンダニが死滅した後も、症状が数か月続くことがあるでしょう。治療は、殺ダニ剤の内服や外用薬で行い、同時にかゆみ止めの抗アレルギー薬も内服します。
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