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ノンコメドジェニック化粧品とは?

更新日:2018.12.03
公開日:2016.05.24
ドクター画像
この記事の監修者
めじろミサクリニック 院長 山川美佐

パッケージに、「ノンコメドジェニック」という言葉が書かれているスキンケア製品があります。聞き慣れない言葉ですが、いったい何を意味するのでしょうか。今回は、ドクター監修のもと、「ノンコメドジェニック」について解説します。

鏡を見ながら肌の手入れをする女性

基礎化粧品やメーキャップ化粧品のパッケージや製品の説明文を見ると、「ノンコメドジェニック」と記載されているものがあります。これを「ニキビケアができる化粧品」と思っている方は多いかもしれませんが、ニキビケアに活用したいという人は、もう少し正しい認識を持っておくと化粧品選びやスキンケアがより良いものになります。「ノンコメドジェニック化粧品」と呼ばれるものが、どういうものなのかをしっかりと理解して、どのように活用できるのか見ていきましょう。

ノンコメドジェニック化粧品とは

ノンコメドジェニック化粧品とは、コメド(ニキビ)の悪化や発生につながる可能性が考えられる成分を、なるべく使わないように作られた化粧品のことを指します。

コメドとは?

コメドとは「面ぽう」とも呼ばれ、毛穴がつまって小さく膨らんだニキビの初期状態です。このときはまだ見た目にもわかりにくく、気づかないくらいの状態ですが、悪化していく次第にニキビとして現れるようになります。

ノンコメドジェニック化粧品でニキビの改善を保証するものではない

ノンコメドジェニック化粧品に対し、消費者が間違えやすいポイントがあります。それは「ノンコメドジェニック化粧品を使えば、ニキビが改善できる」という認識。ノンコメドジェニックテストをクリアした化粧品に認められるのは、ニキビを防ぐ効果や改善などの作用ではなく、あくまで「化粧品成分によるニキビができにくい成分で作られた化粧品」というものです。

ノンコメドジェニックの表記には、必ず「すべての方にコメドができないというわけではありません」といった注意書きが記載されています。あくまでニキビになりにくい製法で作られているものであり、あくまでニキビケアを徹底したい人の化粧品選びの参考となるものです。

ノンコメドジェニック化粧品の見分け方

ニキビ予防やケアをしたい人であれば、ノンコメドジェニック化粧品を使うのも手段のひとつです。化粧品を選ぶ際には、「ノンコメドジェニックテスト済み」という記載を確認しましょう。しかし、製品によっては記載される一文が違う場合もあります。

  • ノンコメドジェニックテスト済み
  • ノンコメドジェニック処方
  • ニキビのもとになりにくい処方…など

ノンコメドジェニック化粧品であること、また同様のイメージを訴求している製品は、その製品を使用したノンコメドジェニック試験をクリアしています。たとえば、「ニキビのもとになりにくい処方」という記載では、ノンコメドジェニック化粧品ではないようにも見えます。ノンコメドジェニック化粧品であるかを確かめる場合は、メーカーのサイトや問い合わせて確認をしてみましょう。

まとめ

ノンコメドジェニック化粧品は、「ニキビができにくい成分配合になっている」というのが特徴。よく間違いやすいですが、ノンコメドジェニック化粧品を使うことで、ニキビを改善する効果があるわけではありません。また、ノンコメドジェニック化粧品とは、製品を使用したテストをクリアしたものを指します。

ニキビの原因はさまざまで、スキンケア方法だけでなく、普段の生活習慣によっても起こります。化粧品を変えただけで改善するものではりませんが、ノンコメドジェニック化粧品を活用することで、個人差はありますがニキビ予防の一助になることも期待できます。化粧品を変える際、参考として意識しておいても良いですが、あくまで肌に合った化粧品であるかを最優先に考えましょう。

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