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米ぬかパックに期待される効果とは

更新日:2016.12.09
公開日:2016.05.20
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

お米を精米した後に残る米ぬかは、昔からスキンケアに使用されてきました。米ぬかの成分をスキンケアとして取り入れるには、米ぬかパックという方法も。ドクター監修のもと、米ぬかパックの作り方と効果について解説します。

お米を精米した際に出る「米ぬか」。この米ぬかが持つ美容効果が注目され化粧品やスキンケアに活用されています。また、ネット上では「米ぬかで作ったパック」が話題を呼んでいます。

米ぬかパックとは

米ぬかパックとは、精米した後の米の外皮や胚を活用したスキンケアです。玄米を精米する際に除かれる外皮や胚には、美肌を作るのに役立つ成分が豊富に含まれています。この米ぬかに水を含ませてペースト状にしたものを肌に塗ることで、米ぬかに含まれた成分を肌に与えます。

米ぬかに含まれる成分

植物性セラミド

肌を乾燥や細菌などの外敵から守るバリア機能をもつ「セラミド」。米ぬかには植物性のセラミドが含まれており、肌にうるおいを与えることが期待できます。

γ-オリザノール

ポリフェノールの一種で優れた抗酸化作用を持つとされています。肌の乾燥や肌荒れを防ぐ働きも確認されています。

ビタミンB群

皮膚の粘膜の健康を保つビタミンB2や、ホルモンバランスを整え、ホルモンバランスの乱れによる肌荒れを防ぐビタミンB6などがあります。

米ぬかパックには、米ぬかに含まれるこれらの成分が肌によい影響をもたらすことが期待されています。

米ぬかパックを実践する際の注意点

無農薬の米ぬかを使う

まず、米ぬかを使う際に気をつけたいのは、米を栽培する際に使われる農薬の有無です。農薬を使用した米の場合、米ぬかにも含まれているので、肌トラブルの原因になる場合があります。そのため、農薬を使っていない米ぬかを使用するようにしてください。できるだけ、農薬を使っていない良質な米ぬかで作りましょう。

作ったらすぐに使う

米ぬかパックは鮮度が重要なため、作ったらすぐに使いましょう。市販の化粧品のように防腐剤が入っていないため、使い切って残さないことも大切です。

使用前にパッチテストを行う

米ぬかパックを初めて使う場合は、二の腕の内側などで必ずパッチテストを行いましょう。肌トラブルが起こったら、使用を控えます。

すべての人に効果があるとは限らない

米ぬかパックには医学的根拠はありません。そのため、すべての人に効果があるとは断言できません。使用する際はそのことをふまえて使用しましょう。

米ぬかパックを実践した際、ちょっとでも肌への違和感や変化があった場合は、すぐに使用を中止して、普段のシンプルなスキンケアに切り替えてください。症状がひどい場合には、すぐに皮膚科に相談するようにしましょう。

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