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口角を上げるボトックス注射の効果と美容治療の方法と注意点

更新日:2017.12.14
公開日:2016.05.20
ドクター画像
この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 谷祐子

口角がきゅっと上がった口元を実現できる「口角のボトックス注射」をすることでつくることができます。今回は、口角へのボトックス注射で口角が上がる理由や、具体的な施術の内容、ボトックス注射の注意点などをご紹介していきます。

口角へのボトックス注射の効果と注意点を見ていきましょう。

口角が下がる原因とは

口角が下がっていると、「年齢より老けて見える」「疲れている?と聞かれる」、「不機嫌そうに見える」など、顔の印象に大きく影響します。

そもそも、顔の表情は表情筋が動くことによってつくりだされ、その中でも口元の表情には次の3つ筋が関与しています。

  • 口角挙筋…目の下と口角を結ぶ筋肉で、口角を上に引き上げる
  • 大頬骨筋…頬と口角を結ぶ筋肉で、口角を上外側に引き上げる
  • 口角下制筋…口角とあごを結ぶ筋肉で、口角を引き下げて「への字口」をつくる

口角が下がるのは、加齢により口角を上げる「口角挙筋」と「大頬骨筋」が緩み、引力とともに皮膚が下がることが原因とされています。

口角を上げるボトックス注射の効果と施術方法

口角を上げる方法には、表情筋のトレーニングなどもありますが、即効性を求める場合、美容外科や美容皮膚科で口角に「ボトックス注射」を打つ施術を受けることも1つの手段です。

ボトックスとは、ボツリヌス毒素から抽出した弱毒生の成分で、筋肉の動きを抑制する作用があります。このため、ボトックス注射を口角下制筋に打てば、口角が下に引っ張られることがなくなり、相対的に、口角挙筋と大頬骨筋が優位になるため、自然に口角が持ち上がるようになるのです。

施術の際は、クリームやテープで皮膚表面麻酔をおこない、極細針の注射器を使って、口角下制筋に、数か所からボトックスを注入していきます。施術時間は10分程度で、施術当日から洗顔やシャワーが可能です。

ボトックス注入の効果持続期間と注意点

個人差はありますが、ボトックス注射の効果は、注射後1週間ほどで現れ出し、3〜6か月ほど持続し、効果を持続させたい場合は定期的にボトックス注射を受ける必要があります。ただし一般的に2回目以降の注入は、初回よりも効果が長く持続するといわれています。

また、ボトックス注射をすると、注入部位に一時的な内出血が起こったり、針跡が点状に残ったりすることがありますが、こうした症状の大半はメイクで隠せる程度の軽いものです。

広範囲にボトックスを注入しすぎると、筋肉の動きが悪くなることで、「会話がしづらくなる」「食事の際に噛む力が弱まる」などの副作用がでる場合もあります。副作用は薬剤の効き目が消失すれば自然と完治するため症状は限定的です。しかしながら、注入する量や濃度、注入か所の数などは、施術前に医師とよく打ち合わせをし、過度に注入しすぎないように注意することが大切です。

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