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オーガニックの日焼け止めの特徴やタイプ!赤ちゃんには?

更新日:2018.01.11
公開日:2016.05.20
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この記事の監修者
銀座スキンクリニック 院長 坪内利江子

肌にやさしく、外部からの刺激に敏感な赤ちゃんの肌にも適しているオーガニックの日焼け止めは、敏感肌の大人にもおすすめです。オーガニックの日焼け止めのメリットや選び方のポイントについて、ドクター監修の記事でお伝えします。

日焼け止めを選ぶ際にも、オーガニックを検討してみるとよいでしょう。肌にやさしく、刺激に敏感な赤ちゃんの肌にも適しているオーガニックの日焼け止めは、敏感肌の大人にもおすすめです。

オーガニックコスメとは

日本では、農薬や化学肥料を使わず栽培された天然植物成分(オーガニック成分)を配合した化粧品のことを一般的に、オーガニックコスメと呼びます。日本にはオーガニックコスメの基準がないことから、「オーガニックコスメ=オーガニック成分100%」とは限りませんが、肌に刺激を与えやすい化学成分をカットした製品が多くみられます。

オーガニックの日焼け止めの特徴

オーガニック成分が配合された日焼け止めは、敏感肌の方でも使いやすいようにつくられたものが多いのが特徴です。パラペンやアルコール、紫外線吸収剤などの化学成分をなるべく使用せず、紫外線散乱剤など肌にやさしい成分を重視した製品があります。

紫外線散乱剤とは、紫外線を反射・散乱させて紫外線が肌に入り込むのを防ぐ成分のことです。酸化チタンや酸化亜鉛など、白色の無機粉体が多く使われています。そのため、紫外線散乱剤を配合した日焼け止めを塗ると肌が白っぽくなりますが、一般的な日焼け止めに使われている紫外線吸収剤と比べると、肌にかかる負担を軽減できます。また、酸化亜鉛には消炎作用があるため、日焼けによる皮膚のほてりを抑える効果も期待できます。

オーガニックの日焼け止めを探す際には、「紫外線吸収剤無配合」や「ノンケミカル」といった表示もあわせてチェックするとよいでしょう。

一方、紫外線、とくに波長の長いUVAの場合は、散乱剤だけでは一般にブロックされにくいです。したがって、アウトドアスポーツなど強い紫外線を浴びやすい環境の時には十分でない場合もあることに注意しましょう。

オーガニックの日焼け止めのタイプと選び方

一般的な日焼け止めと同様に、クリームタイプや乳液タイプ、スプレータイプなど豊富な種類があります。使用目的や塗る部位に応じて、上手に使い分けるようにするとよいでしょう。

肌荒れを防ぐ効果のある、オーガニックラベンダーなどの精油を配合したクリームや乳液タイプの日焼け止めを使うと、肌をいたわりながら日差しから守ることができます。クリームのベトベトした感触が苦手という人は、サラッとした使い心地のスプレータイプを選ぶとよいでしょう。

日焼け止めは汗で流れると、効果がなくなります。こまめに塗りなおす必要があるので、簡単に塗れるスプレータイプを携帯するのもおすすめです。

ただし、水分が多い製剤は純粋なオーガニックコスメというより、「オーガニック成分が配合されているだけ」のことが多くあります。そのため、配合されている成分には注意しましょう。

赤ちゃんや子供には使える?

一般的に、赤ちゃんや子供に日焼け止めを使用する際には、低刺激である「紫外線散乱剤」のみを使用したノンケミカルな製品を選ぶことがおすすめです。ただし、紫外線散乱剤の日焼け止めでも、防腐剤や人工香料、人工着色料、アルコール、石油系界面活性剤などが配合されている製品のなかには、刺激が強いこともあるので注意しましょう。

そのため、赤ちゃんや子供に使用する日焼け止めについては、植物由来の成分を主としたオーガニックである、そしてなるべくベタつきがないものを選ぶようにしましょう。肌へのやさしさにこだわったオーガニック成分が主体の日焼け止めは、刺激に敏感な赤ちゃんの肌にも使いやすいアイテムです。石けんで比較的簡単に落とすことができるので、肌への刺激を最小限に抑えられるのも魅力です。

赤ちゃんに使う場合は、日焼け止め特有のにおいがしないものがおすすめです。レモングラスやシトロネラなど、虫よけ効果のある精油が配合されたものもよいでしょう。

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