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日常生活における皮膚掻痒症の対策は?

更新日:2017.08.29
公開日:2016.05.20
ドクター画像
この記事の監修者
マブチメディカルクリニック 院長 馬渕知子

皮膚掻痒症の症状である強いかゆみは、なんらかの病気が原因でない限り、正しい対策を行えば軽減することができます。ここではドクター監修の記事で、日常生活で手軽にできるかゆみへの対策について解説します。

皮膚掻痒症を治療する際、その原因となる病気がある場合は、まず、その病気を治療することが基本です。そして、皮膚の乾燥があれば、こまめな保湿を行い、うるおいを保つことが大切になります。

それ以外にも、かゆみを誘発するようなものを日常生活で排除する努力をすれば、ある程度かゆみを軽減することに期待ができます。日常生活での対策を確認していきましょう。

皮膚掻痒症のかゆみを軽減するための日常対策

皮膚掻痒症のつらいかゆみを軽減するための、普段からできる正しい対策を見ていきましょう。

保湿は忘れずに行う

肌が乾燥するとかゆみを引き起こすため、こまめに保湿を行うことは皮膚掻痒症の対策には欠かせません。ワセリンなどを始め、自分自身の肌にあった保湿剤を選び、適切な保湿ケアを毎日行うようにしましょう。

室内を加湿し、乾燥を防ぐ

室内の乾燥対策も欠かせません。加湿器を使用したり、洗濯ものを室内に干したりするなどして、室内の加湿を行いましょう。冬はもともと湿度が低いうえに、暖房でさらに室内が乾燥しがちになるので、常に加湿を意識するとよいでしょう。

保温の電気製品を使用するときは注意が必要

直接肌に触れる電気毛布や電気マットなどの保温機能のある電気製品中には、肌の乾燥を促してしまうものもあります。使用する場合は、肌を乾燥させないか注意して使われることをおすすめします。

直接肌に触れる衣服は肌にやさしい素材を選ぶ

肌に直接触れる下着などの衣類は、ウールやナイロンなどの肌に刺激になるものは避け、木綿製などの肌にやさしい素材を選ぶとよいでしょう。

刺激物の摂取を控える

香辛料の入った料理やアルコール類、カフェインが多く含まれる飲料などの刺激物は、かゆみを引き起こすことがあります。このような刺激物の影響は個人差がありますが、摂取する場合は注意しながら、自分に見合った摂り方するとよいでしょう。また、食事は栄養バランスよく、偏食にならないようにしましょう。

入浴時、ゴシゴシこすらない・せっけんは適切に使用する

入浴中、ナイロンタオルや固いあかすりなどでゴシゴシ洗うのは好ましくありません。手やタオルなどで、やさしく洗うようにしましょう。また、石けんやボディシャンプーは、使いすぎると皮膚の膜となる皮脂を取り過ぎるおそれがあります。せっけんやボディソープの種類を選ぶこと、また使用するときは適切な量を使うように注意するとよいでしょう。

ストレスをためない

かゆみは、心理的ストレスが誘因となることがあります。自分なりのストレス解消法を見つけ、できるだけストレスをためないようにすることが大切です。

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