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ガミースマイルはボトックスで改善する?

更新日:2016.12.09
公開日:2016.09.23
ドクター画像
この記事の監修者
ミニマルクリニック(汗管腫&凹凸クリニック) 院長 中井正基

笑うと歯ぐきが丸見えになるガミースマイルをボトックス注射で治すことができるのか、ドクター監修の記事でお伝えします。ガミースマイルの原因はいくつかありますが、筋肉が関係している場合にはボトックス注射の効果を期待できます。

笑ったときに歯ぐきが大きく見えてしまう「ガミースマイル」。人と対面して会話をしたり笑ったりすることができなくなってしまう、という悩みを抱えている方も多いようです。このガミースマイルをボトックス注射で改善できる可能性があります。

歯ぐきが見えるガミースマイルが起こる原因

笑顔になると上唇が過剰に上がって、歯ぐきの大部分が露出する状態のことをガミースマイルといいます。上あごの骨が発達し過ぎて前に出ていると、歯ぐきが出やすくなります。また、歯の生えている位置が通常より下だったり、歯が短すぎたりするのもガミースマイルの原因です。骨格や歯の生え方に問題がなくても、上唇の筋力が強いと上唇が持ち上がりやすいのでガミースマイルになります。

ボトックス注射がガミースマイルに有効な理由

このようにガミースマイルになる原因はいくつかありますが、上唇の筋肉によるものであればボトックス注射で治せる可能性があります。ボトックスには、筋肉の働きを弱める作用があります。そこで、上唇の筋力をボトックスで弱めて、過剰な上唇の持ち上がりを抑え、歯ぐきを見えづらくします。

ボトックス注射の流れと注意点

ボトックス注射の流れ

ガミースマイル対策としてボトックス注射を行う場合、上唇の動きをコントロールしている上唇挙筋郡という筋肉に注入します。注射をするにあたり、麻酔クリームを塗る、または麻酔テープを貼るなどしてボトックスを注入します。1本の注射を打ちますが、施術は10分ほどで終わります。個人差がありますが、ボトックスを注入してから3日~1週間ほどでガミースマイルは改善するでしょう。

ボトックス注射の注意点

人によっては、ボトックス注射の際に腫れや内出血が起こることがあります。しかし、特に異常な症状ということでもなく、2~3週間くらいで治まるので、それほど気にする必要はありません。注射の際にそういった症状が現れなくても、入浴や運動などは腫れや内出血の原因となるので、術後すぐはなるべく避けるようにしましょう。

また、ボトックスの効果は永久的ではないことを理解しておきましょう。ボトックス注射でガミースマイルが解消されたとしても、3~6か月ほどで効果は消えてしまいます。継続した効果を得たいなら、定期的にボトックスを注入する必要があります。ボトックス注射には健康保険が適用されませんから、予算を考えたうえで計画を立てることをおすすめします。

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