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お尻の汗がかゆみの原因に!対策方法は?
更新日:2018.04.25
公開日:2016.12.28
この記事の監修者
ただともひろ胃腸科肛門科 院長 多田智裕
運動をした後や暑い日などにお尻や肛門にかゆみを感じる場合、汗がかゆみを誘発している可能性があります。お尻の汗を改善するための対策はあるのでしょうか。ドクター監修のもと、汗を原因とした肛門のかゆみについて解説します。
お尻がかゆくなる原因の一つに、お尻に汗をかいて蒸れることがあります。汗によるお尻のかゆみの原因と対策についてみてみましょう。
お尻のかゆみの原因のひとつは汗
湿度が高くなり、身体が熱くなると汗腺が刺激され汗が出ます。汗の量が増えると、お尻の周辺が蒸れ、かゆみを感じやすくなります。お尻はつねに下着と密着しており、座るたびに椅子などに圧迫されることも多いため、汗をかきやすい部位です。また、皮膚は温かくなるとかゆみを感じやすくなるのも要因の一つになります。
汗以外のお尻のかゆみの原因
香辛料などの刺激物によりお尻がかゆくなることがあります。また、市販の軟膏の副作用、ナプキンによるムレ、肛門専用のスプレー、消毒薬、ウエットティッシュなどでの拭きすぎ、こすりすぎ、洗いすぎもかゆみの原因になります。便秘や下痢、痔などの病気が原因になることもあります。
お尻のかゆみについて、詳しくは『お尻のかぶれ・かゆみの原因と対処法』をご覧ください。
お尻の汗への対策方法
化学繊維の下着は蒸れやすいので、できるだけ風通しのよい素材(木綿など)を使用し、患部をこすらないゆったりしたものをおすすめします。香辛料などの刺激物を避けることもかゆみの改善に役立ちます。また、お尻のかゆみを引き起こさないために肛門を清潔に保つことを心がけてください。トイレの際、お尻をいためないために柔らかい素材のトイレットペーパーでお尻を拭くよう心がけましょう。シャワートイレを利用したら、きれいに乾燥させ水分を残さないようにしてください。ただし、肛門を拭きすぎたり、ウオッシュレットを強く当てすぎたりすると、逆にお尻の皮膚を傷つけてかゆみを引き起こしますので、やり過ぎは禁物です。
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