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サプリメントのNGな飲み合わせとは

更新日:2017.08.18
公開日:2017.05.06
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この記事の監修者
ナチュラルアートクリニック 院長 御川安仁

薬の中には他の薬と併用してはならないものがありますが、食品であるサプリメントの場合はどうでしょうか。ここでは、サプリメントと薬、サプリメント同士の飲み合わせについて、ドクターの監修の記事で解説します。

サプリメントを飲む際、サプリメントや薬と飲み合わせても問題はないのでしょうか。ここでは、サプリメントの飲みあわせについて詳しく見てみましょう。

サプリメントの効果は個人差がある

サプリメントは、食事だけでは摂取できない栄養素を補うための食品(健康食品)なので、薬のように飲んですぐ効果が得られるわけではありません。サプリメントの効果を実感するためには、少なくとも1か月は継続して飲む必要があります。また、効果には個人差があるので、飲み続けていれば必ず効果が得られるというわけでもありません。

また、あなたの飲みたいサプリメントがあなたの身体が必要とする成分とは限りません。この場合は全く無意味なもの、効果の感じられないものになる場合もありえます。特別に目的を持って医師からサプリメントの処方を受けた場合は短期間で効果を感じる場合もありえます。

サプリメント同士の飲み合わせについて

ベースサプリメントと呼ばれるビタミンCやビタミンB、アミノ酸などの栄養素以外のサプリメント成分に対する研究は十分に進んでいないため、多くの成分を同時に摂取することで身体にどのような影響がおよぶのかも解明されていません。実態がよくわからないものを、あれもこれもと同時に飲み合わせると、何か不調が現れたときに原因を突き止めるのが困難になってしまう場合もあります。

ベースサプリメントでも一部の物については飲み合わせの影響についてよくわかっていないか、よくない場合があるものも存在します。また、吸収の経路が同じでお互いの吸収を邪魔し合う成分も存在します。鉄と亜鉛なども吸収を妨げ合うことがあるので摂取バランスを考えるか、タイミングをずらして飲むなどの工夫が必要でしょう。よくわからない場合は、栄養専門の医師に問い合わせることをおすすめします。

処方薬との飲み合わせについて

サプリメントの中には、処方薬と飲み合わせると薬の効果を弱めたり、薬の副作用を強めたりするものがあります。たとえば、抗凝固薬とビタミンKやビタミンE、EPAなどです。この場合、抗凝固薬の作用を弱めたり、強めたりします。抗うつ薬とセントジョーンズワートなども効果を強めあったり、副作用を出しやすくなります。病気の治療で薬を服用している人は、自己判断でサプリメントを併用せず、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。

その他、注意すべき点

過剰摂取に注意

栄養素の中には、過剰に摂取すると身体に悪影響をおよぼすものもあります。サプリメントを摂取する際は、パッケージに記載されている摂取量を守りましょう。

子供や妊婦は摂取しても大丈夫か

サプリメントの多くは、健康な成人を対象にしているため、乳幼児や妊娠中・授乳中の人が摂取した場合にどういった影響が現れるか、解明されていないことが多いようです。安全性が確かではないため、乳幼児や妊娠中・授乳中の人にサプリメントはおすすめできません。摂取する場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。

サプリメントの活用法

本来、栄養素は毎日の食事で摂取することが基本で、サプリメントはあくまでも食事の補助として摂取すべきものです。サプリメントを摂取する前に、まずはバランスのよい食事や消化吸収をよくするように心がけ、そのうえで不足してしまう栄養素をサプリメントで補うようにしましょう。

また、サプリメントを摂取して身体に不調が現れた場合は、すぐに摂取するのをやめ、必要であれば病院で医師の診察を受けましょう。食事では摂取できない機能性成分のサプリメントや、特定の目的でサプリメントを摂取する場合は、栄養専門の医師に相談するか医師から処方を受けることをおすすめします。

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