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足のむくみの原因とマッサージなどによる解消方法

更新日:2017.12.12
公開日:2016.11.30
ドクター画像
この記事の監修者
洗足整形・形成外科 院長 伊藤大助

足のむくみの原因はさまざまです。深刻な病気が原因になって起こっている場合もあり、放っておくと取り返しがつかないこともあります。考えられるむくみの原因と解消方法についてドクター監修の記事でお伝えします。

足が慢性的にむくんでいる方や夕方になると足がむくんできたりする方は多いと言います。この症状は特に女性に多くみられます。足のむくみの原因とその解消方法についてお伝えいたします。

足のむくみの原因

足のむくみは、大きく分けて、一時的なものと慢性的なものが存在しています。翌朝になると足のむくみが治っているという方は、一時的なものである可能性が高いです。逆に、慢性的に足がむくんでいる方は、医療機関などで診察を受けた方がいい可能性があります。それでは以下でそれぞれの原因を詳しく説明いたします。

一時的な足のむくみの原因

長い時間同じ体勢でいると、血液が足に溜まりやすいです。同じ体勢とは、たとえばずっと立ちっぱなしであるとか、反対に座りっぱなしである場合です。この場合、血液が上手く循環されずに足に老廃物などがたまって、結果的にむくみの原因になります。

冷え性というのは、血液の循環が上手くいっていないと言い換えることができます。

運動不足や高齢化などで筋力が低下すると、血液循環が上手く行われない可能性が高くなります。血流をスムーズに流れさせるための弁という筋力が低下しているということです。これによって、足に血液がたまりむくみができてしまいます。

水分や塩分をとりすぎると、血液の流れが悪くなります。これによってむくみができている場合があります。

ホルモンバランスの乱れや、睡眠不足などで、自律神経が乱れることがあります。特に女性は生理などでホルモンバランスが乱れ、自律神経が乱れがちです。その結果、血液の循環が悪くなり、足のむくみにつながります。

  • 長時間で同じ体勢
  • 冷え性
  • 運動不足(筋力の低下)
  • 水分や塩分のとりすぎ
  • 自律神経の乱れ

慢性的な足のむくみの原因

肝臓の機能が低下すると、アルブミンといわれる物質が上手く生成されなくなってしまいます。アルブミンとは、血液の中で栄養分を運ぶ役割と、水分を一定量血液の中に保ってくれる役割を持っています。これが生成されなければ、血液中の水分が減り、上手く流れなくなってしまいます。血液循環がわるくなり、足のむくみにつながります。

腎臓は、血液の中にある老廃物を体の外に、尿として出すときに使われる機能です。また、体内の水分量を適切に保つという役割もあります。腎臓が弱ってしまうと、これらが上手く行われなくなり、血液循環が悪くなり、足のむくみにつながってしまいます。

心臓は血液を全身に流すための役割を担っています。心不全になると、この機能が低下して上手く血液が循環されなくなってしまいます。これが原因で足に血液がたまり、足がむくんでいる可能性があります。

  • 肝臓の働きが低下
  • 腎臓の働きが低下
  • 心臓の働きが低下

足のむくみの解消方法

それでは足のむくみの解消方法にはどういったものがあるのでしょうか。足のむくみが一時的なものである場合は、普段の日常生活でしっかりケアしていけば、改善される場合が多いです。

定期的に運動する

運動不足によってむくみが引き起こされている可能性があるので、朝少しジョギングするなど意識して定期的に運動しましょう。

寝るときに足を軽く上げる

足を軽く上げて寝ると、むくみがだいぶ解消されることが多いです。簡単なので、やってみましょう。

食事で過剰な塩分の摂取を控える

塩分を摂取しすぎると、血液の流れが悪くなります。特にカップラーメンなど、塩分が高いものを食べるのは避けましょう。

筋トレを行って筋力アップ

足の筋肉がつけば、血液を上手く循環させるために使う筋肉もつきます。軽いくっしん運動やつま先立ちなどでもいいので、毎日行いましょう。

マッサージで血行改善をはかる

太もも・足首・ふくらはぎなどのマッサージを行いましょう。太ももは、ひざから足の付け根まで、両手で2分程度さすります。足首は1分程度両手で軽く握ったり離したりしましょう。ふくらはぎは、下から手でつかみながら上までスライドさせていく感じです。これも1分程度やりましょう。これらのマッサージは、特に風呂上がりにやると効果的です。

慢性的な足のむくみは病気の可能性も

もし、翌朝になっても足のむくみが治らないなど、慢性的に足のむくみがある場合は危険です。以下のような症状であれば、特に危険度が高いでしょう。

  • むくんでいる場所を指で押すと、しばらくあとが残る
  • 足のむくみに左右差があり、片方だけが異常にむくんでいる
  • 皮膚のかゆみ
  • 筋肉のけいれん

これらの症状があれば、今すぐ医療機関を受診することをおすすめいたします。また、足のむくみと一緒に「食欲がなくなった」「呼吸が苦しい」などいつもと違う症状が出ているときも、注意が必要です。

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