内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
毛穴をひきしめるコットン使いのコツ
皮脂の分泌量が増える夏、いつも以上に肌の毛穴の広がりが気になる人も多いでしょう。目立つ毛穴の対策には、原因を知り、適切なケアをすることが大切です。気になる毛穴の原因とコットンを使ったケアをドクター監修の記事で解説します。
夏になると、目立つ毛穴の対処法に悩む人は多いと思われます。ですが、毛穴が目立つ原因は1つだけではありません。毛穴トラブルの原因と正しいケア法を知って、なめらかな美肌を取り戻しましょう。
夏の毛穴が目立ってしまう原因は3つ
夏になって、以前より毛穴が目立っていると感じている場合、次のような原因が考えられます。
毛穴のつまり
気温や湿度が上昇する夏には、皮脂の分泌が活発となります。ですが、毛穴につまっているのは、皮脂ばかりではありません。毛穴につまっている角栓の内、皮脂はおよそ30%であり、残りの70%は、古い角質(タンパク質)です。皮脂対策ばかり重視していても、毛穴のつまりは取り除けません。
毛穴の黒ずみ
毛穴につまった角栓や汚れが酸化すると、黒ずみとなって目立ちます。また、黒ずんで見えるのは、角栓そのもの以外にも、毛穴付近にメラニンが溜まってシミのようになったもの、乾燥して毛穴が開いたものなどがあります。ニキビや皮脂の酸化による皮膚ダメージも黒ずみの原因です。
毛穴のたるみ
紫外線や加齢によって、肌の真皮層の水分を保持する力が弱まると、うるおいやハリを失ってしまいます。このため、通常丸い毛穴は、重力の影響を受けやすくなってたるみ、縦に広がります。たるんだ毛穴を注意して見ると、しずく型となっているのが特徴です。毛穴のつまり、黒ずみ、たるみには、さまざまな要因が関わり合っています。自分の毛穴が目立つようになった原因をしっかり見極めて、それに応じた対策を取るのが、ケアのポイントです。
毛穴のつまりで注意したいのは保湿
夏は皮脂分泌が多くなっている上、日焼け止めや汗によるメイク直しなど、肌の汚れやダメ―ジとなる要因も増しています。ですが、肌をあまりに洗浄しすぎては、かえって毛穴のつまりを悪化させてしまいます。毛穴のつまり、角栓の主となっているのは皮脂ではなくタンパク質ですから、洗顔では奥まで取り除くことはできません。そればかりか、洗いすぎが肌の乾燥を招き、皮脂分泌を過剰にしてしまうのです。また、こすりすぎて角質層を刺激すると、肌を保護しようと過剰な角質を生み出し、さらに毛穴を広げる原因となります。
毛穴のつまりをケアするためには、正しい洗顔方法を守ること、そして保湿を忘れないことが大切です。洗顔では刺激の少ない洗顔料を使い、よく泡立てて指の腹でくるくるとなでるように洗いましょう。角栓を取り除くには、酵素洗顔料やピーリング石けんがおすすめですが、週に2、3度までの使用頻度を守ってください。洗顔後には、化粧水や美容液、乳液、クリームで保湿し、乾燥を防ぎます。そのうえで、収れん化粧水を使用すると、毛穴を引きしめるのに効果的です。
毛穴の黒ずみにはさまざまな理由がある
毛穴が黒ずんで見えるものには、いくつかの種類があります。毛穴の黒ずみの代表的なものは、角栓が酸化して黒くなっている場合で、毛穴のつまりと同様のケアが有効です。普段のケアでは、やさしい洗顔としっかりとした保湿を心がけ、酵素洗顔料、ピーリング石けんを適宜用いて、古い角質にアプローチしましょう。
毛穴の周辺にメラニン色素が溜まってしまった場合も、黒ずんで見えます。毛穴つまりが気になるからといって、日焼け止めを塗らずにいれば、メラニンが生成されやすくなりますし、過剰な洗浄による肌ダメージもメラニン生成の原因の1つです。正しい洗顔と保湿をしたうえで、日焼け止めでメラニン色素の増加を防ぎましょう。メラニンによって黒ずんだ毛穴の対処には、メラニンの排出を促す美白化粧品の使用もおすすめです。
また、乾燥毛穴、すり鉢状毛穴、クレーター毛穴など、さまざまな原因で毛穴の形状が変化し、広がってしまった場合も、黒く見えます。こういった毛穴には、肌の水分保持力を失わないような適切な洗顔で粘り強く対処しましょう。乾燥毛穴には、保湿効果の高いセラミドの含まれた化粧品、すり鉢状毛穴には、グリシルグリシンの配合された化粧品も効果的です。あまりに深いクレーター毛穴は、日常でのケアでは対処が困難なので、改善を望む場合は皮膚科を受診しましょう。
毛穴のたるみにも保湿ケアが必要
肌の弾力やハリが低下すると、毛穴のたるみに繋がります。肌の弾力が弱まるのは、角質層の下、真皮層を構成するエラスチン線維やコラーゲンなどが減少、劣化するためです。これには、加齢のほか、紫外線や肌の水分不足も影響しています。ビタミン類の豊富な食事で抗酸化力のアップをはかり、しっかりとした紫外線対策をしたうえで、肌の保湿ケアを行っていくことが重要です。
洗顔した後には、化粧水や乳液を十分に使い、保湿を行いましょう。このときにコットンを上手に用いると、肌への浸透率が高まります。柔らかで肌の凹凸にもフィットしやすいコットンは、衛生的にムラなく化粧水を行き渡らせることができます。指に挟んだコットンに化粧水を取り、顔の中央から外の方向へとパッティングしていきましょう。肌を刺激しないよう、叩くというよりも優しくなじませるつもりで押さえていくのが秘訣です。
毛穴をひきしめる収れん化粧水の使い方
しっかりと保湿した肌の毛穴を引きしめるのに効果的なのが、収れん化粧水です。収れん化粧水は肌の引きしめに即効性が期待できますが、毛穴の拡大には肌の乾燥が無関係でないため、いつもの化粧水や乳液で十分なうるおいをもたらしたうえで使用することが大切です。収れん化粧水をスキンケアに加えるなら、化粧水や乳液を塗った後に用いましょう。
収れん化粧水を肌にのせるときも、コットンが役立ちます。メーカー指定の分量の化粧水をコットンに含ませ、小刻みにポンポンとパッティングしていきましょう。このときも、あまり強い力で叩くことは避け、優しく丁寧に行うことがポイントです。収れん化粧水が毛穴をキュッと引きしめることで皮脂の分泌量を抑えられ、肌のキメを整えてくれる上、さっぱりとした爽快感も得られます。ただ、爽快感のもとであるメントール、エタノールといった成分は、肌の敏感な人には刺激になる場合もあるので、パッチテストをしてから使用するようにしましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座