内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
肛門がかゆい…これってイボ痔?肛門がかゆくなる原因は
肛門がかゆくなる原因はいろいろありますが、「痔」を心配する人は少なくありません。ここでは、イボ痔をはじめ、肛門がかゆくなる原因として考えられる病気について、ドクター監修の記事で詳しくお届けいたします。
排便時に肛門に違和感やかゆみ・痛みがある場合にもっとも疑われる病気は「痔」です。場所が場所だけに人には相談しづらく、診察に行くのをためらってしまう人も多いでしょう。まずはどのような病気が疑われるのか、正しい情報を知っておくことが大切です。ここでは、肛門がかゆくなる原因として考えられる病気や痔の種類と症状、そして、原因などについて詳しくお伝えします。
肛門がかゆくなる病気について
肛門にかゆみが生じる症状で考えられる病気はいくつかあります。主にあげられる病気は以下になります。
肛門疾患
肛門周りの病気の代表に肛門疾患があります。いわゆる痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻、便の漏れなどが肛門疾患となります。
皮膚炎
排便したあとにしっかり拭き取れていない場合や、下痢をくりかえしたような場合に肛門周りの皮膚がただれることがあります。
温水便座症候群
最近増えてきている肛門のかゆみの原因に、温水便座の使いすぎがあげられます。1日に何回も肛門周辺を温水で洗うことで、必要な油分まで洗い流されてしまい、その結果バリア機能が低下することがあります。また、度を超して使用すると皮膚に存在する常在菌も洗い流して、有害な菌による感染を引き起こすことも考えられます。
その他にも、ウイルスや寄生虫、石けんなどによるかぶれ、婦人科系の疾患によるもの、内服薬の副作用など、肛門のかゆみを引き起こす原因はさまざまあります。安易に自己判断はしないよう気をつけましょう。
痔の種類と症状、原因について
肛門がかゆくなる病気の中に肛門疾患があります。その種類や症状、原因について詳しく解説します。
イボ痔
イボ痔は肛門内部や周辺の血行が悪くなることで発症します。肛門の外にできる痔核(外痔核)と、肛門の内部にできる痔核(内痔核)とがあり、内痔核はさらに程度によってI~IV度に分けられています。最初は排便時の出血程度の自覚症状ですが、そのうち痔核が排便時に外に飛び出てしまうようになります。そうなると、粘液などが肛門周囲の皮膚に付着し、かゆみの原因になることがあります。
切れ痔
切れ痔は多くの人に経験があるかもしれません。便秘気味の時や下痢などで肛門が切れてしまい、出血をともないます。かゆみは軽い切れ痔にみられることが多く、痛がゆいといった感じになります。慢性化してくると次の排便時にまた痛みがあることをおそれて排便を控えがちになり、さらに便が固くなって切れ痔が進行する場合もあります。
痔瘻(じろう)
痔瘻は別名「あな痔」とも呼ばれます。簡単に説明すると、肛門の周囲に膿がたまって、そのうち膿が流れるトンネルを作ってしまう肛門疾患です。肛門周辺の皮膚に2次口という出口を作ります。この出口からでる膿や血液が皮膚に付着してかゆみを引き起こします。放っておくと症状が悪化してしまうため、早い段階での手術が望ましい治療方法とされています。
肛門掻痒症
肛門周りがかゆくなる原因に考えられる病気として、他には肛門掻痒症(こうもんそうようしょう)という病気があります。肛門掻痒症の症状や原因について解説します。
症状
肛門掻痒症は肛門周りにかゆみが生じる病気です。かいたりこすったりすることで皮膚に刺激を与えてしまい、湿疹などの症状が出てきます。症状には個人差がありますが、早期に治療を開始しないと症状が慢性化する場合もあるので、注意が必要です。
原因
肛門掻痒症の主な原因となるのは便です。肛門掻痒症にかかっている患者の肛門や直腸を診察すると便がたまっていることがよくあります。便秘で宿便がたまっていたり便が出切らずに残っていたりするとその便が刺激となってかゆみが引き起こされます。また、最初に違和感があったときにトイレットペーパーで拭きすぎたり、ウォッシュレットで刺激を与えすぎたりして皮膚のバリアが弱まり、かゆみの悪循環に陥ってしまうケースも多々あります。
予防
便通のリズムを整えて、便秘や下痢を起こさないように気をつけることが予防になると考えられます。また、刺激を与えすぎないためにも、石けんでゴシゴシ洗うことや、タオルで強くこするといった刺激を避けるようにしてください。そして、肛門に我慢できない程度のかゆみを感じた場合にはかいたりせず、なるべく早く専門医へ行って受診することが大切です。
その他、気をつけるべきこと
肛門周辺がかゆくなる原因はさまざまです。自分がどのような原因でかゆみを引き起こしているのか、判断を間違うと症状を長引かせてしまうことや悪化させてしまうことがあります。きちんと原因を把握し、適切な治療をすることが重要です。安易に自己判断をせずに、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座