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頻発月経とは
通常の生理周期は25日から38日の間だといわれていますが、24日以内に生理が来てしまう場合は、頻発月経の可能性があります。今回は、頻発月経の原因と改善方法をドクター監修のもと紹介します。
生理周期に異常がある場合を、生理不順と言います。その中でも、通常の周期より早く生理をくりかえす場合は頻発月経の可能性があります。頻発月経には、疾患が隠れている場合があり注意が必要です。
月経異常のひとつ頻発月経とは
女性の体は生理周期に合わせて女性ホルモンを分泌して、妊娠のできる体を作っています。通常の月経周期は25日から38日のサイクルで巡っており、生理の継続日数は3日から7日間だといわれています。この2つの条件を満たしていることで、正常月経だということができます。しかし、月経周期が極端に短く24日以内でまた生理がきてしまう場合を頻発月経と言います。逆に38日以上の期間をあけて生理が起こることを希発月経と言います。
なぜ頻発月経がおこるのか
頻発月経が起こるのは、ホルモンバランスの変化が原因だと考えられています。生理周期には女性ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンの2種類のホルモンがかかわっています。ストレスや無理なダイエット、過労などでこのホルモンバランスが不安定になると生理周期の異常や経血量の異常など生理不順が起こりやすくなります。また、黄体機能不全や排卵が行われていない無排卵が原因となっている場合もあります。
頻発月経による身体の状態やリスクとは
頻発月経が起こる場合の多くは無排卵であると考えられています。ホルモンバランスなどの異常で卵巣から卵子が排出されていない状態となっており、無排卵周期症と呼ばれることもあります。放置することで、不妊の原因にもなってしまうため早めの治療が必要です。また、子宮に疾患を抱えている場合もあります。頻発月経が続く場合は、子宮筋腫や子宮ポリープなどの疑いも考慮しなければなりません。
頻発月経が続く場合でも、40歳以上で更年期にさしかかるころであれば排卵までの期間が短くなるケースもあり、このような場合は特に治療を行う必要はないと考えられています。
頻発月経は改善できる?
頻発月経の原因となっている要因を治療したり改善したりすることで、生理周期を元に戻すことができるといわれています。
無排卵周期症の場合
頻発月経になっている原因が、排卵が行われていないことによる無排卵にある場合は、婦人科やレディースクリニックなどの医療機関で早めに治療を受けることをおすすめします。排卵が行われていない状態のまま放っておくことで、不妊の原因となるからです。病院では排卵が行われるように排卵誘発を行う治療や、月経周期を整えるために低用量ピルを処方する治療が行われます。
頻発月経が続いている場合は正しく排卵されているか知るために基礎体温表をつけるようにしましょう。通常は、排卵が行われることで体温が上昇して高温期を迎えます。排卵が行われていない場合は高温期が来ることなく、低温期が続くためひとつの目安となります。
黄体機能不全
女性の体は排卵が行われると、卵巣の中に残ったままの卵胞が黄体となります。そして、黄体ホルモンが増加することで子宮の内膜の厚みが増して、着床しやすい環境を整えます。しかし、黄体ホルモンのバランスが崩れ分泌が不十分となると着床の準備期間が短くなり、生理が早く始まることになります。このような黄体機能不全の場合は、ホルモンのバランスを整えるために低用量ピルを処方して治療を行います。
器質的な疾患がある場合
頻発月経の原因が子宮筋腫や子宮ポリープなどの器質的な疾患にある場合は、まずは疾患を治すための治療を行う必要があります。放置することで、重症化するため早めに医療機関を受診して治療を行うようにしましょう。
日常生活に原因がある場合
生理不順となる原因は、ホルモンバランスが崩れることが大きな要因だといわれています。ホルモンバランスを整える働きのある脳の視床下部は、ストレスや疲労の影響を受けやすい部分です。そのため、日常生活でストレスを溜めたり疲労困憊の状態になったりすると、適量なホルモンを分泌することができなくなってしまいます。ストレスや過労が頻発月経の原因となることは十分考えられるため、日頃からストレスを溜めないようにリラックスする方法を見つけておきましょう。
また、女性ホルモンを分泌させるためにはタンパク質やミネラルなどの栄養素が必要不可欠です。乱れた食生活を続けて栄養素が偏ると、女性ホルモンの分泌を妨げることになりかねません。無理なダイエットは避けて、栄養バランスのとれた食生活を続けることが女性ホルモンの分泌を助けることにつながります。
頻発月経が続く場合はドクターに相談するようにしましょう。
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