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卵胞期の過ごし方
比較的気分も安定し、ポジティブになれる「卵胞期」。しかし、おりものの粘り気や色が変化しているときは、体がSOSのサインを出している証拠かもしれません。ここではドクター監修の記事で、卵胞期の過ごし方について紹介していきます。
卵胞期は生理周期のひとつであり、卵子の元となる「卵胞」が成長していく時期です。体調面でも精神面でも比較的安定していることが多く、非常に過ごしやすい日々が続くかと思います。ここでは、卵胞期について詳しく説明していきます。
卵子が成熟する「卵胞期」とは
生理期間というのは「卵胞(増殖)期」「排卵期」「黄体(分泌)期」「月経期」の4つに分けられます。このうち卵胞期では卵子の元となる「卵胞」が成熟する時期です。女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増え、卵胞を成長させていくとともに、子宮内膜を分厚くしていきます。卵胞が成熟卵胞まで成長すると、排卵が起こります。
さらに、「黄体期」では女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌が増え、さらに子宮内膜を柔らかく・分厚くし、妊娠へと備えます。しかし、受精卵が誕生しなかった場合は着床も行われず、子宮内膜はそのまま経血として体外へと排出されていきます。これが「月経」であり、私たちが普段「生理」とよんでいる現象です。もちろんこのときには「月経期」に入っており、月経期が終わるとまた「卵胞期」に入り、再び卵胞や子宮内膜を育てていきます。
卵胞期に起こる体の変化・症状
月経が終われば、そこから約1週間が「卵胞期」です。卵胞期には基礎体温が普段よりも下がります。別名「低温期」とも呼ばれ、反対に基礎体温が上昇する黄体期とは0.3度ほどの差が出るのが正常です。体調面でも精神面でも比較的安定していることが多く、過ごしやすい日々が続くことも多いです。また、卵胞期は徐々におりものの量が増えていく時期でもあります。おりものとは、子宮や膣から出た分泌物、あるいは子宮や膣内で不要になった古い細胞が混ざり合ったものです。
弱酸性の成分となっており、このおりもののおかげで膣内はきれいに保たれています(これを自浄作用と言います)。つまり、適量のおりものは膣内が健康に保たれている証拠なのです。卵胞期のおりものは無色透明で少し粘り気がある程度ですが、排卵期に入っていくと量が増え、粘度が高くなってきます。
卵胞期の過ごし方
黄体期は体調面でも精神面でも非常に安定しているので、体を動かすには最適な時期です。体の代謝もよく、ダイエットを始めるのなら卵胞期がもっとも適しているといわれています。気力的に充実した状態が続くため、ダイエット以外でも何か新しいことを始めるなら卵胞期がおすすめです。
卵胞期に出血やおりもの異常があった場合は?
不正出血
生理期間以外であっても出血が見られる場合があり、「不正出血」と呼ばれています。しかし、出血の理由はさまざまで、その理由によっては治療が必要になることもあるので、早めに医療機関で診察を受けましょう。代表的な不正出血の原因には、ホルモンバランスの乱れによっておこる「機能性出血」や、クラミジア感染による炎症や、子宮頚管ポリープからの出血などがあります。
≪機能性出血≫
機能性出血はホルモンバランスが乱れることで起こる出血です。生活習慣の乱れやストレスなどが原因で起こることが多く、だらだらと出血が続いてしまう「無排卵月経」や、少量の出血が続く「黄体機能不全」などが考えられます。
≪原因疾患のある出血≫
こちらはホルモンバランスの乱れではなく、「子宮頚管ポリープ」や「子宮筋腫」など、子宮や膣がなんらかの病気にかかってしまうことによって起きる出血です。この場合は治療が必要になりますので、必ず医療機関へ相談してください。
おりものの異常
卵胞期に増加するおりものには自浄作用があることは先ほど説明した通りですが、体調不良やストレスなどによって体の免疫力が低下していると、この自浄作用は弱まってしまい、おりものの色や状態にも変化がみられることがあります。こういった場合は卵胞期といえども、しっかりと療養して体調を整えてください。
また、性感染症にかかっている場合もおりものが変化します。中でも特徴的なのは「膣カンジダ症」でしょう。膣カンジダになってしまった場合、おりものがカッテージチーズのように白くてボロボロとしたような感じになります。他の性感染症もおりものに現れることが多いので、おりものに異常が見られた場合も、必ず医療機関で診察を受けてください。
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