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水いぼはどうやってうつる?気になる感染経路は
水いぼは、ウイルスが原因で発症するため、人にうつる可能性があります。水いぼの発症は、集団活動の機会が増えた小さな子供に多いことが特徴です。ここでは、水いぼの感染経路や治療法などについて、ドクター監修の記事で解説します。
水いぼとは、小さな子供に多い皮膚の病気です。水いぼの症状には個人差があり、感染しても時間が経てば自然治癒をする子供もいれば、病院での治療が必要な子供もいます。水いぼとは、どのような病気なのか、基礎知識から詳しくご紹介します。
水いぼは他人にうつる?
水いぼとは、正式名称を伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)という、ウイルスが原因の感染症です。水いぼの発症は、12歳以下の年代に多いことが特徴であり、特に7歳以下の幼児での発症率が高く、大人が発症することは少ないといわれます。水いぼの見た目は、直径1~5mmのなめらかで光沢のあるドーム状の形をしており、小さなブツブツの中に、白いウイルスの塊がつまっています。このウイルスは、水いぼを掻くことで外に出てしまうと、水いぼの数を増やしたり、他の人にうつしたりするため注意が必要です。
通常は、水いぼ自体にかゆみを感じることは少ないですが、完治する前に皮膚が赤くなったり、強いかゆみが出たりすることから、この時期に我慢できず皮膚を掻いてしまうと、水いぼが広がる原因になります。また、アトピー性皮膚炎などの持病がある子供は、湿疹と一緒に水いぼを掻いてしまい、水いぼが増えてしまうこともあります。
水いぼがうつらない子供もいる
水いぼの原因は伝染性軟属腫ウイルスなので、基本的には人にうつる病気です。ただし、ウイルスの感染には個人差があり、伝染性軟属腫ウイルスに対する抵抗力が強い子供は、水いぼを発症した子供と接触してもうつらないこともあります。発症しても、本人の抵抗力によっては6か月~3年ほどで自然治癒するといわれています。
水いぼがうつる感染経路
水いぼは、皮膚にウイルスが触れることで感染します。感染経路として、皮膚の直接接触や、共用のタオルや浮輪などがあげられます。
感染しやすい場所の代表は、肌を露出するうえにビート板など共用するもののあるプールや公衆浴場などです。その他には、相撲やレスリングなどの肌が触れるスポーツがきっかけで、感染が広まることも考えられます。
水いぼは、長期的には体が成長して抵抗力が強くなると、ほとんどは自然治癒をするといわれます。しかし、保育園などではプールや通園を禁止する施設もあったり、治る前に掻いて水いぼが広がるリスクもあります。また、抵抗力が弱くウイルスを排除できない子供は、自然治癒は難しい場合もあるという考えもあります。
水いぼで病院に行くべき?
治療方針についてはいくつかの意見があり、治療を受ける場合は早いほうがよいという考えもあります。また、アトピー性皮膚炎の子供の場合、湿疹と一緒に水いぼを掻いてしまうため広がりやすく、アトピー性皮膚炎の治療にも影響を及ぼす場合もあります。水いぼができたときには早めに小児科や皮膚科で相談するとよいでしょう。
病院では、いぼの色が白く中央に凹みのある特徴が確認できることや、ピンセットなどでいぼをつまみ、白い粥状の内容物が出てくれば、水いぼと診断します。
病院での水いぼの治療法
水いぼの治療は、以下に紹介するように道具を使っていぼを取り除く方法や、薬を使った治療法などがあります。また、数が多いときなどには自然治癒を待つという場合もあります。生活への影響を考慮しつつ、医師と保護者とで治療方針を話し合いましょう。
ピンセットを使った除去
水いぼの治療には、専用のピンセットを使って内側の白い塊(ウイルスを含む)を取り除く治療法があります。この治療法は、白い塊を除去したあとに痛みをともなうこともあり、事前に局所麻酔のテープを使用することで、皮膚の痛みを和らげます。
液体窒素による冷凍凝固
綿棒にしみ込ませた液体窒素を水いぼに押しつけたり、スプレー式で水いぼに液体窒素を吹きかけたりして細胞を凍らせる方法です。水いぼの原因となる細胞が破壊されると、皮膚の新陳代謝が行われやすくなり、徐々に水いぼが改善していくとされます。
薬物療法
水いぼの数が多い場合は、薬を使用した治療法が選択されることもあります。薬物療法では、硝酸銀(しょうさんぎん)と小麦粉を混ぜ合わせた硝酸銀ペーストを患部に塗り、水いぼを腐食する治療があります。また、飲み薬として、体の抵抗力を高めるために漢方薬が処方されることもありますが、漢方薬は薬の効果が得られるまでに時間を要します。
水いぼの療養のポイント
水いぼは、再発をする可能性があるため、治ったあとも予防対策が必要です。療養のポイントのひとつとして、クリームなどの保湿剤を使用して乾燥肌を防ぎ、皮膚のバリア機能を高めることがあげられます。また、水いぼは皮膚にできた傷から感染することもあるため、アトピー性皮膚炎などの湿疹をしっかり治療しておくことも、再発予防につながります。
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