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思春期ニキビの特徴とは
ニキビにはできる原因の異なる、思春期ニキビと大人ニキビがあります。思春期ニキビと大人ニキビは何が違い、どのように対処したらよいのでしょうか。ドクター監修の本記事では、思春期ニキビの特徴や原因、対処法について解説します。
ニキビには「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の2種類があり、それぞれに異なる原因や治療、ケア方法をとる必要があるとされています。本記事では「思春期ニキビ」に焦点をあて、解説していきます。
思春期ニキビとは
思春期ニキビとは、女性ホルモンや男性ホルモンなどの性ホルモン、成長ホルモンの分泌量が急激に増加することによって皮脂が増え、毛穴がつまってできるニキビのことをいいます。ちょうど、思春期の頃に発生するため「思春期ニキビ」といわれており、男女かかわらず健康であればどうしてもできてしまうニキビです。できてしまった思春期ニキビは、跡が残らないようにケアすることを心がけましょう。
大人ニキビとの違い
思春期ニキビと大人ニキビは主に、ニキビのできる場所や原因が異なるといわれています。思春期ニキビは、心身の成長にともない、成長ホルモンや性ホルモンの分泌が増える影響で皮脂分泌量が急激に増え、ニキビができるとされています。そのため、思春期ニキビは皮脂の多いおでこから鼻にかけてのTゾーンに現れることが多いニキビです。しかし、大人ニキビは皮脂の少ないUゾーン、すなわち頬からアゴにかけて発生します。これは、大人ニキビの主な発生原因が、ストレスや睡眠不足などの不規則な生活によって男性ホルモンの分泌が増えるためだといわれています。ストレスなどで男性ホルモンの分泌量が増加すると、肌のターンオーバーが乱れて角質が厚くなるなどの変化が起こり、毛穴がつまってニキビとなります。
思春期ニキビの特徴
思春期ニキビは二次成長期にあたる、12~13歳ころに現れ始め高校生でピークを迎えたのちに治まるといわれています。大人ニキビは、生活スタイルやストレスなどを改善しなければ繰り返し発生してしまうものですが、思春期ニキビは成長にともなうホルモンバランスが原因となっているため、二次成長期の終わりとともに収束するのが特徴です。しかし、20歳を越えたからといってニキビがすべてなくなるわけではなく、20代女性の90パーセントにニキビが見られるともいわれています。
思春期ニキビのメカニズム
思春期のホルモン分泌により、皮脂腺の機能が活性化して皮脂の分泌量が増えます。これにより、毛穴がつまってニキビになるとされています。また、性ホルモンの影響や体質などにより角質が増え、過剰に分泌される皮脂と混ざって毛穴をふさぐことでニキビになるとされています。また、つまった毛穴にアクネ菌が入りこみ皮脂を分解して遊離脂肪酸を作り出します。これにより炎症を起して赤ニキビとなることも考えられます。
その他、思春期はホルモンバランスの変化や体の成長などが著しい時期です。日常生活においても友人関係や受験など、何かとストレスを感じやすい時期でもあり、食事やストレス、化粧品などの影響が複雑に絡まりニキビの原因となっているといわれています。
思春期ニキビの治療
思春期ニキビは、二次成長期の体やホルモンバランスの変化によって発生するため、時期を過ぎれば自然と治まっていきます。とはいえ、思春期ニキビは炎症を起してしまうことも多く、放置するとニキビ跡を残してしまうことになるため治療が必要となります。
赤ニキビなど、炎症性のニキビがある場合には、炎症を抑えるために抗生剤を服用し、皮脂の分泌をコントロールするための治療が行われます。皮脂分泌のコントロールには、ビタミン剤や男性ホルモンを抑える薬の服用や、ケミカルピーリング、外用薬を使用するなどの対症療法がおこなわれます。また、洗顔で余分な皮脂を洗い流し、化粧水や保湿剤などで皮脂の分泌を抑えるなどのスキンケアが用いられています。
思春期ニキビの予防
思春期ニキビを予防するためには、皮脂の分泌をコントロールし、毛穴に汚れがつまらないようにすることが大切です。余分な皮脂を洗い流すために洗顔はこまめに行い、皮脂を抑えるためのスキンケアをするようにしましょう。ただし、皮脂には肌を保護する働きもあるため、強い力でごしごし洗いすぎてはいけません。加えて、枕や寝具など、肌に触れるものを清潔に保つ、髪が顔にかからないようにするなど、雑菌が肌につくことを避けるようにしてください。そして、できるだけ睡眠不足やストレスを避け、規則正しい生活を心がけることがニキビの予防となるでしょう。
思春期ニキビは放置せず、早めに適切な治療を受けることができれば、ニキビ跡を残さずに改善することができるでしょう。思春期ニキビ用の市販薬や化粧水なども販売されていますが、気になる場合は皮膚科やクリニックなどを受診し、ドクターの判断を仰ぐようにしましょう。
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