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凸凹したクレーター状のニキビ跡を治す方法
ニキビ跡がクレーターになってしまったら、どのようにして治せばいいのでしょうか。ここでは、でこぼこになっているクレーター状のニキビ跡を治す方法について、ドクター監修の記事で解説します。
でこぼことしたクレーター状のニキビ跡が気になってしまうという人は多いはずです。どのようにすれば治すことができるのでしょうか。自分で行うケア方法や生活習慣、そして皮膚科で行われる治療法について詳しく見てみましょう。
凸凹したクレーター状のニキビ跡ができる原因
クレーター状のニキビ跡といっても、クレーターが比較的浅くて広い「浅斑状瘢痕(せんはんじょうはんこん)」や、クレーターが深くて広い「深真皮瘢痕(しんしんぴはんこん)」など、さまざまな種類があります。このようなクレーター状のニキビ跡ができる原因としては、ニキビの段階で起きる炎症があげられます。
毛穴に汚れや皮脂がつまり、アクネ菌が繁殖することでニキビができます。そしてこのニキビが炎症を起こすと、炎症によるダメージは肌の奥深くにある真皮層にまで達します。真皮層のダメージの回復にはとても長い時間がかかるとされています。そして、このダメージを負ったままの真皮層と、定期的なターンオーバーをくりかえす表皮との間に差が生まれ、これによって毛穴の構造が崩れ、でこぼこしたクレーターができ上がってしまうのです。また、ニキビを無理につぶしてしまうことも原因の1つであるとされます。
凸凹したクレーター状のニキビ跡とセルフケア
クレーター状のニキビ跡をセルフケアで治すことは、そう簡単なことではありません。ただ、肌の新陳代謝を活発にすることで効果がみられる場合もあります。
おすすめのケア方法は「ホームピーリング」です。ホームピーリングには「スクラブ系(ゴマージュ)系」そして「フルーツ酸(AHA)系」があります。ただ、スクラブ系は粒子により角質を落とす方法となるため、皮膚がこすれて色素沈着が起きたり、ニキビが悪化してしまったりすることがあります。そのため「フルーツ酸(AHA)系」でのケア方法がおすすめです。ピーリングをうまく行うポイントは、ピーリング剤を肌に塗ったまま2~3分おいておくことです。このようにすることで、古くなった角質が溶け出し、効果が高まります。
また、グルコール酸やAHAなどの酸性のピーリング剤を含んだピーリング化粧水もおすすめです。ピーリング化粧水の使用によって、古い角質層が取り除かれ、ターンオーバーが促されます。そして、これにより浅いクレーター状のニキビ跡であれば改善が期待できると考えられます。
生活習慣を改善してニキビ跡を治す
ニキビ跡を改善させるためには、化粧品などを使ってケアを行うほか、生活習慣の見直しも非常に重要となります。毎日の生活で以下のようなことを心がけることができているかチェックしてみましょう。
バランスのよい食事を取る
1日3食、規則正しい時間にバランスのよい食事をとりましょう。特に、緑黄色野菜の摂取は重要です。また、必要以上に摂取しすぎた脂肪は症状の悪化につながりますので、注意しましょう。コーヒーやアルコール、たばこは刺激物となるうえに、体がストレスを感じて肌の修復が遅れてしまうため避けるようにしてください。
髪やメイクなどからの肌への負担を減らす
髪の毛が顔にかからないようにし、メイクも薄めを心がけましょう。油性のファンデーションは、毛穴の皮脂の排出を妨げてしまいます。メイクをする場合は、リキッドファンデーションではなく、パウダーファンデーションを使うようにし、できるだけ早くメイクを落とす習慣を身につけましょう。
日焼け対策と正しい洗顔を心がける
日焼けをしてしまうと、皮膚の角化が進んでしまいます。日焼け対策はしっかり行いましょう。また、洗顔は朝と夕の1日2回にし、せっけんはよく泡立てて洗いましょう。すすぎ残しがないように念入りにすすぐことも重要です。
十分な睡眠とストレスを解消する
睡眠不足やストレスは肌に悪影響を及ぼします。夜ふかしは避け、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。また、日頃のストレスをうまく発散できる方法を見つけておくようにしましょう。
どうしても治らないニキビ跡は皮膚科へ
皮膚科では、外用薬や内服薬を用いた治療が行われます。また、必要に応じて「フラクショナルレーザー治療」といった施術も行われます。ただし、クレーター状のニキビの治療には保険診療のものと自費診療のものがありますので、治療を受ける際はあらかじめドクターに確認をするようにしましょう。ちなみに、ほとんどの場合は保険診療のみの治療で改善できるとされています。病院で処方される薬は、市販薬とは成分が違うため、セルフケアよりも効果が期待できることが多いとされています。
でこぼこのクレーター状のニキビ跡は、なかなかセルフケアでは治すことが難しいとされています。自分でケアをしてもなかなか改善が見られない場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。症状を悪化させないためにも、決して過度にケアしすぎないように注意することも重要です。また、生活習慣の改善もできることから心がけ、継続していくようにしましょう。
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