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背中のニキビ跡の種類と効果的な治療方法
水着やドレスを着る際にニキビ跡が目立ってしまったら恥ずかしいものです。そこで今回は、背中のニキビ跡の種類や、消すためのセルフケア方法など、背中ニキビ跡の対処法について、ドクター監修の記事で解説します。
背中ニキビ跡が目立ってしまったら、せっかくかわいい水着を着ていても、豪華なドレスを着ていても台無しです。ご紹介する方法で背中ニキビ跡をきれいに解消しましょう。
背中ニキビ跡の種類
背中ニキビ跡には以下のようないくつかの種類があります。代表的なものをご紹介します。
炎症後の傷跡からできる色素沈着タイプ
赤みをおびている、または茶色のニキビ跡のことを指します。これは赤ニキビの跡に残った炎症後の傷跡が色素沈着となって赤や茶色に変化したものです。顔のほか、背中やデコルテなどにできやすくなっています。ケミカルピーリングなどの、比較的、皮膚の表面上で行う治療で効果が得られることが多いです。
肌にへこみができるクレータータイプ
重度の赤ニキビの炎症が長引いたことによって真皮層組織が壊されてしまい、肌にへこみができてしまっているニキビ跡のことを指します。クレータータイプのニキビ跡の場合は、色素沈着タイプよりも深部に作用する強力な治療が必要となります。
毛穴が広がっているように見えるアイスピックタイプ
比較的軽いニキビの炎症が長引いたことによって毛穴が広がっているように見えてしまうニキビ跡のことを指します。主に頬や眉間にみられるものとなります。こちらもクレータータイプ同様、強力な治療が必要となります。
おすすめ!背中ニキビのセルフケア方法
ニキビ跡を作らないためには、ニキビの段階でしっかりとケアをしておくことが重要です。ここでは、ニキビに効果があるとされている市販薬の成分についてご紹介します。
グリチルリチン酸ジカリウム
背中ニキビに効果が高いとされている市販のボディローションにグリチルリチン酸ジカリウムを加えた製品が販売されています。このグリチルリチン酸とは、漢方で用いられる「甘草」と呼ばれる植物より抽出された成分として知られています。炎症やアレルギーを鎮める効果が期待でき、ニキビなどの炎症を抑えることができると考えられています。
サリチル酸
サリチル酸は、ケミカルピーリングにも用いられる成分として知られています。角質を溶かし、柔らかくする働きがあります。また、角栓を取り除く効果があるため、特に初期の背中ニキビに対して効果が期待できます。実際に、市販のニキビケア商品には、このサリチル酸を含んだ製品が数多くあります。ただし、角質層は、肌のバリア機能を保つために必要なものでもあります。そのため、サリチル酸を塗布することによって、一時的とはいえ肌のバリア機能が低下するということを知っておく必要があります。
背中ニキビ跡の原因を知り、予防に徹する
大人になってから発症する背中ニキビは、食生活の乱れ、睡眠不足などの不規則な生活が関係していると考えられます。このような生活は自律神経の乱れを起こし、それによりホルモンバランスが崩れるためにニキビができやすくなるからです。まずは、睡眠時間をしっかりと確保し、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。そして、そのうえで栄養バランスのとれた食事をとるようにしましょう。また、ストレスもニキビの発症を招いてしまうため、うまくストレスを解消する方法を身に着けることもとても重要です。
背中ニキビ跡の皮膚科での治療
背中にニキビができている場合、なかなか気づくことができない場合もあり、発見するころにはかなり悪化してしまっているといったケースも少なくありません。背中のニキビにかゆみが生じている場合は、すでに慢性化している状態であり、治療が長引いてしまうことが多いです。かゆみや痛みがともなう場合は、病院を受診するようにしましょう。
治療法としては、以下のようなものがあります。
フラクショナルCO2レーザー
レーザーメスにも用いられる「炭酸ガスレーザー」を放射する治療法です。ニキビ跡の凹凸部分に小さな傷をつけ、傷口を再生させるという仕組みを応用しています。
ハイドロキノン
色素沈着を防ぐ効果が期待できる軟膏の「ハイドロキノン」が用いられる治療法です。黒色メラニンを作り出すチロシナーゼと呼ばれる酵素を阻害させることで、炎症性の色素沈着を防ぎます。
背中ニキビはそのまま放置しておくと、さらなる悪化を招き、ニキビ跡が残ってしまうおそれがあります。できるだけ炎症が起きるよりも前にニキビをケアするように心がけるようにしましょう。
背中ニキビの治療は、主にビタミンC誘導体を含んだ化粧水やローションによる保湿や、毛穴をふさいだ角質を取り去るためのピーリングが中心となります。ピーリングはクリニックで行うこともできますが、自宅でも手軽に行うことができるものです。ただし、背中というケアしにくい部位でもあるため、自分でケアできないと思う場合は、クリニックやエステを利用することをおすすめします。
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