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水虫の初期症状と治療のための心構え
足がかゆくてたまらない、そのような水虫の症状に悩まされないためにも、早めに水虫に気づいて対処することが大切です。できるだけ早く水虫に気づけるよう、水虫の初期症状と効果的な対処法について、ドクター監修の記事で解説します。
水虫になってしまうと多くの場合、強いかゆみなどのつらい症状に悩まされてしまいます。そのような症状に悩まされないためにも水虫を早期発見して早急に治療していきましょう。そのために必要な知識などを詳しくお伝えします。
水虫とは
カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が皮膚の表面に感染する皮膚病です。白癬菌自体は目に見える物ではありません。一口に水虫といっても、さまざまな症状があり、症状によって対処法も違ってきます。
水虫の原因
白癬菌が人間の皮膚につくと、すぐに感染してしまい水虫となるわけではありません。白癬菌がついた足などをよく洗わないでいると小さな角質の傷から菌が入り込んで感染してしまいます。白癬菌は、カビの一種のため、高温多湿の環境下で繁殖していきます。そのため、長い時間、同じ靴を履いて温度や湿度を上げた状態にしていると白癬菌の増殖を促してしまいます。また、皮膚に汗や皮脂が残っていると皮膚はアルカリ性となります。白癬菌はアルカリ性の環境を好むため、清潔にしていない皮膚は水虫を発症しやすくなるのです。
水虫の初期症状
水虫の自覚症状がでる頃は、白癬菌がついて皮膚に入り込み、長い期間をかけて症状が進行してしまった状態です。最初は、かゆみの症状に気づくことが多いようですが、そのままなにもしないで放置していると、水ぶくれや皮膚がじゅくじゅくになる、皮がむけるなどの症状が進行していきます。
かゆみ
人間の身体には、外部から異物が侵入してくるとその外敵を攻撃するという免疫機能を持っています。ウイルスや細菌などに反応する免疫機能は、当然、白癬菌にも反応します。白癬菌自体がかゆいわけではなく、菌を追い出そうと攻撃する免疫の活動がかゆみとして自覚されるのです。
水ぶくれ
2~3mmほどの小さな水ぶくれが足の裏や側面などにたくさんできてしまうことがあります。小さな水ぶくれがかたまりになり大きくなってくるとかゆみの症状が強くなるといわれています。
皮がむけてしまう
水虫の症状がさらに進行してしまうと、強いかゆみの症状に堪えられなくなり、患部をかいてしまうことが多くあります。水虫が原因で皮膚がふやけ、かくことで皮がむけてしまうようになると、かゆみがどんどんと増していくことになります。
水虫を完治させるためには
以前は水虫を完治させることがむずかしいといわれていましたが、現在では治療法が大変進歩したため、しっかりとした治療をすることによって、ほとんどの水虫を完治させることができるようになっています。
その水虫に合った正しい治療を受ける
水虫には、多くの種類があり、その症状にあった適切な治療をすることが大切です。自己判断で治療すると水虫を完治させることが難しくなってしまうことがあります。なるべく早く専門医を受診することが完治させるポイントといえるでしょう。
続けることが大切
水虫を完治させるためには、治療を続けることが大切です。症状が少しよくなったからといって、治療を途中でやめてしまう方もいますが、医師から完治したといわれるまでは根気よく治療を続けてください。見た目には完治したようであっても、白癬菌は皮膚の角質層に入り込んでいることが多いためです。水虫を完治させるためには自己判断で治療をやめないようにしましょう。
乾燥させて菌を増殖させない
長時間、靴を履き続けていると高温多湿の状態になり、白癬菌が増殖しやすくなります。通気性がよい靴を履くようにし、オフィスではサンダル履きにするなど工夫をして足を乾燥させるようにしましょう。また、足に汗を多量にかくようであれば、靴下をこまめに履き替えてください。靴は、毎日同じ靴を履くようなことは避けて、1日履いた靴は、乾燥材の使用や外気に触れさせるなどして乾燥させます。
足を丁寧に洗う
外出先から帰宅したときは、足を丁寧に洗います。ごしごしと洗うのではなく、指の間を丁寧に洗ってください。外出先で洗うことが難しいような場合は、アルコールが入った除菌シートを使用するとよいでしょう。
清潔な環境が水虫を遠ざける
水虫は、玄関マットやバスマット、スリッパなどを介して感染することが多いため、毎日取りかえたり個人で分けられるものは専用にするなどして感染を防ぎましょう。部屋の床を素足で歩かないことも重要です。こまめに床も清掃しましょう。
再感染を防ぐために
水虫の完治のために治療を続けていても、家族や知人に白癬菌の保有者がいると再感染する可能性が高いといわれています。こまめに掃除をして清潔な環境に整え、水虫の保有者は同時に治療をするなどして再感染を防ぎましょう。
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