内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
女性が性病を発症した場合の、症状と治療・予防法
性病は自覚症状がほとんどないため、その感染者数は医療が発達した現代でも未だに多いままです。今回は、女性が性病を発症した場合どのような症状があるか、また、発症時の治療方法、予防方法など、ドクター監修の記事で解説します。
性病は、性別問わず、性行為を行うことで発症する可能性のある病気です。医療が発展した現代でも、なかなかその感染者数は減りません。性病のほとんどは自覚症状がないといわれており、そのため治療しないまま発症者が性行為を重ねることで性病をばらまいてしまっているといわれています。
性病とは
性感染症・性病とは、性行為でうつる病気のことを言います。性病にはさまざまな種類があり、従来は梅毒をはじめとした4種類を性病としていました。しかし、近年では新しい性病が増えてきたこともあり、それらの病気は総称して性感染症とよばれています。
ただ、多くの性病は治療薬によって完治するといわれています。それでも気づくことが遅れや、なかなか病院を受診しなかったために症状が進行してしまい、女性の場合は自身の体への影響はもちろん、妊娠や出産にも影響が及んでしまうこともあるのです。
自覚症状が出にくい
女性の場合、性感染症の症状としておりものが増える、不正出血があるなどいくつかあげられますが、実は多くの性感染者が無症状であるといわれています。また、潜伏期間が長い病気もあるため、性感染症にかかってからかなりの時間を経て症状に気づく場合が多いと言います。しかし、放置する期間が長いほど、症状によっては不妊の原因となってしまうこともあるので、心あたりや違和感があればすぐに医療機関を受診しましょう。
病院に行きづらい
単純なことですが、病気を疑わざるをえないような自覚症状があったとしても、実際に性感染症を原因として病院を受診することはとても勇気のいることです。しかし、ほとんどの性感染症が自然治癒するものではないといわれています。また、炎症を起こした部分からさらに他の性感染症を併発してしまう可能性もあるのです。自分ひとりだけの問題でもなく、パートナーがいる方にとっては、そのパートナーにも感染してしまうかもしれません。自覚があった場合は、できるだけすぐに病院を受診しましょう。
女性の性感染症の症状
男性と性器の構造が違うため、性病の症状ももちろん異なる部分があります。その点を確認し、身体にそのような変化が現れた場合はすぐに病院を受診しましょう。
- 性器…下腹部の痛みや、おりものの量が増えた。おりものがヨーグルトのようにどろっとする、あわ状で悪臭の強い状態になっている。
- 性器周辺部…痛みやかゆみがある。排尿時に痛みを感じる。性行為時に痛みを感じる。陰毛あたりが激しくかゆい。性器に小さいコブができる。また、そのコブが潰れた時に強い痛みを感じる。
- 口やその他全身…口、のど、に痛みのないできものやしこりができる。
治療方法
基本的な治療方法は、やはり病院を受診することです。自覚症状がある箇所によって受診する科が変わってくるので、下記を参考にしてください。
- 性器自体に症状がある場合…泌尿器科、性病科、産婦人科(女性)
- 性器周辺の皮膚に症状がある場合…皮膚科
- 腹部の内部に症状があると思われる場合…内科
- のどに症状がある場合…耳鼻咽喉科
- その他…内科、感染症科
女性は、症状はないとしても、違和感や不安がある場合は産婦人科を受診しておけば問題はありません。大きな病院であれば性病科という科もあるのでそちらを受診してみるのもいいでしょう。
また、「性病では」でも述べたように、性感染症の多くは治療薬があり、その種類によって治療薬も異なります。主に内服薬、軟膏、注射、膣錠、座薬などがありますが、症状の進行により手術を必要とする場合は、レーザー治療やメスによる切除、液体窒素による凍結療法もあるようです。
性病を予防するためには
性病は多くの方に起こりうる病気です。薬で治る可能性が高いとはいえ、行為をする際は十分に性感染症予防をしましょう。
事前に病院で検査を受ける
性行為の前に、そのパートナーと検査を受けることが重要です。たとえ自身が病気でなくとも、パートナーが性感染症を発症している場合もあります自分が感染してしまった場合、そのあとの新しいパートナーにも病気をうつしかねません。自分のためだけではなく、パートナーのためにも、検査を受けたほうがよいでしょう。
身体を清潔に保つ
これは性感染症だけでなく、あらゆる病原体やウイルスから自分自身を守る重要なことです。毎日お風呂で身体を清潔にすることはもちろん、性行為の直前は手をきれいに洗い、爪も短く切りましょう。爪を切るのは、身体に爪が当たり性器周辺に傷がついてしまった場合、そこから菌が侵入し性感染症となることもあるかもしれないからです。
自宅でできる性病検査キット
病院や保健所に行きにくい、行く時間がなかなかできない方には、自宅でできる検査キットというものがありますインターネットでの購入も可能で、感染しているかどうかの結果も郵送やネットで確認ができます。
避妊具を着用してもらう
お相手の男性には、必ず避妊具をつけてもらいましょう。しかし、避妊具をつけて性行為に及んでも、妊娠してしまう場合が実際にあるのです。そのため、あくまでも避妊具を使うことは大前提として、それに加え自己点検や、身体を清潔に保つなどしましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座