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のどの痛みはクラミジア?咽頭感染する性病の症状と治療
性病は、性行為を行うことでともなうリスクであり、それは性器だけではなくのどにも発症する可能性があるのです。大切なパートナー、自分自身の身体を守るうえで必要な性病に関する知識を、ドクター監修の記事で解説します。
性行為は、夫婦やカップル同士のコミュニケーションをとるうえでとても大切な行為です。しかし、同時にさまざまな病気に感染してしまう可能性もある危険な行為です。この行為を行ううえで、どのように病気に感染してしまうのか、どうすれば予防ができるのか、詳しくご紹介します。
口やのどに発症する性病とは
性病にはさまざまな種類がありますが、全ての病気が性器、または、性器周辺に症状が出ると思っている方が多いかとおもいます。しかし、オーラルセックスといわれる、性器に直接口をつけて行う性行為をすることで、口やのどなどにも性病を発症してしまうこともあるのです。
のどに感染しやすい性病の種類
クラミジア
クラミジアとは、「クラミジアトラコマティス」とよばれる細菌を病原体とした性感染症です。仮に、クラミジアの感染者と性行為を行った場合、およそ50%の確率で感染をするといわれているほど、感染力の強いおそろしい病気です。男性よりも女性の感染率が高く、妊婦に感染、または感染後に妊娠をすると、母親から血液や産道を介して胎児にも感染してしまうといわれています。
のどの奥に腫れ、痛みを感じる、発熱などの症状があげられます。風邪(かぜ)とよく似ている症状のため、風邪と思い込んで内科を受診しクラミジアに感染していた、ということも少なくはありません。また、風邪に似ているということもあり、市販の風邪薬で対処しようとしたりすることでクラミジアとわかるまで時間がかかることもあります。体内に感染した場合、子宮から骨盤や肝周囲とどんどん感染箇所が身体の上部に広がっていってしまいます。
淋病
淋病とは、淋菌とよばれる細菌に感染することで発症する病気のことです。性器に淋菌が感染した場合は、子宮頸管(産道)に炎症が起こり、おりものに変化があらわれたり不正出血など、いくらか症状をともないます。しかし、のどに感染した場合にはほとんど症状が出ないことでも知られています。見た目でもあきらかな変化は無く、本人自身で検査をする、または、病院を受診しないかぎり性病を疑うことは難しいのです。
カンジダ
カンジダ菌とよばれる菌がのどに異常繁殖することで発症する病気です。本来カンジダ菌は、普段から人間の身体に存在する「常在菌」とよばれる菌です。病原性微生物とよばれるものの発病を予防してくれる役割を果たし、人間にとっても無くてはならない存在ですが、免疫力が低下しているときに性行為をするとまれに感染することがあるといわれています。
男性から女性に感染する場合が圧倒的に多く、のどや口内で感染した場合口の中全体で炎症を起こし、口内炎ができる、のどには乾燥したような感覚や痛み、進行すると出血をする場合もあります。
性病に感染する原因と感染経路
上記でも述べたように、のどに性感染症を発症してしまう理由は、オーラルセックスを行うことが原因であるといわれています。性器をのどの奥に触れさせたり、口内に入れる、また、男性であれば女性の性器を舐めるなどの行為を行った際、上記の菌が容易に体内に入ったり増殖したりすることで発症してしまいます。
のどに感染する性病の治療方法
クラミジア咽頭炎
一般的には、「ジスロマック」とよばれる抗生剤を服用することで、患者のおよそ9割が完治するといわれています。おおよそ1週間から2週間ほど治療期間を要しますが、その後完治したかどうかを必ず確認することが重要です。治療を途中でやめてしまった場合、クラミジアが抗生剤に対して耐性をもってしまい、治療をすることが難しいことあるので注意してください。
妊娠をしている場合、副作用をともなうことの多いクラミジア治療の薬は、服用する薬の種類が限られます。必ずドクターの指導のもと服用してください。
咽頭淋病
耐久性が強く、治療に時間を要する咽頭淋病には、点滴が効果的です。「スペクチノマイシン系」「セフェム系」とよばれる薬剤の点滴を30分程度行うことで、淋病を治療できるといわれています。9割の人に有効であるともいわれており、2週間から3週間後に再検査をし、完治が認められれば治療は終了です。また、淋病は錠剤などの内服では治らないともいわれています。必ず病院を受診し、適切な治療を行ってください。
咽頭カンジダ症
一般的には、「抗真菌薬」を含んだジェル状の薬を服用、抗真菌薬を含んだうがい薬の使用、軟膏をつけるなどで治療を行います。身体の免疫機能が低下している場合は、薬とともに食事バランスにも注意をしてください。また、のどに発症する病気なので、のどに痛みをともなうこともあります。食べ物や飲み物を飲み込みにくく感じることもあるので、少しずつ咀嚼し、飲み込むようにしましょう。
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